April 03, 2011

今年度の担当科目

始業式はまだだが、暦の上では新年度になっている。
いや、私は毎日学校へ通い、部活の責任顧問をつとめるかたわら新年度の仕込み作業に追われているから、実質的にもスタートしている状態である。生徒たちもかなり学校へ来ている。つまり、授業が始まっていないだけ。

2011年度の担当科目。
1年、理科総合Bが2クラス×2単位で4コマ。今年は2時間続きにしてもらったから、週に2回だけ1年生の方へ出張っていくという感覚。
3年、化学IIが3クラス。今年から4単位になっているので12コマ。
これに3年担任としてLHRが1コマ。
総合は、なし。3年総合を持たないとなると、その準備の負担が大幅に減る。それはうれしいけれど、有機化学ゼミで「自分の生徒」たちと過ごす時間がなくなるのは寂しくもある。

情報科は、今年度も担当しない。生物を専門とするYさんが持ってくれる。
ただ、来年度は、教育課程の移行期間となって1年化学がなくなり1・2年で生物が開講される。そうなると、わざわざ私が専門としない生物をたくさん持ち、Yさんが情報を持つというのは不自然だから、私の出番が来るかも知れない。

今日も、午後から出勤である。

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December 31, 2010

IMAGICAで3Dを勉強する

27日、情報部会研究会。五反田にあるIMAGICA東京映像センターにおじゃまして、3Dコンテンツ制作の現場を見学させてもらい、またあわせて3Dについていろいろと教えていただくというものである。
今回は、他県にも声をかけた。東京と千葉から情報科の先生がみえている。この時期の研究会開催というのは、私たちの職場の現状に合致しているところがあって、参加者が多くなる。おととしの理研見学会もそうだった。

まず、ロビーに置いてあるテレビで、放送電波に乗っている番組を3D視聴する。スカパーである。(あれ、スカパーって、正式には何と言ったっけ、「すかいぱーふぇくTV」だとATOKが変換してくれないから違うのか?)専用のメガネをかけて見る。
この方式は、フルHDの1920×1080解像度の画面を、いわば横に2分割して用い、左目・右目用の画像データ、それはそれぞれ960×1080解像度ということになるのだけれども、そのようなデータを送出する。そのデータを受信し、対応しているテレビモニターで横に2倍に引き伸ばし、120Hzで左右のデータを高速に切り替えて表示する。それを、専用メガネのアクティブフィルターで高速に切り替えて遮断・透過させると、私たちの両目にはそれぞれ左目・右目用の映像が届き、頭の中でそれが合成・処理されて、3Dに見える。という仕組みである。
この方式、本来見えてはいけない画像が無視できない強度で見えて、あまり快適ではなかった。モニタを操作し、左右2画面にそれぞれのデータを表示することができるようで、その画像を左右の目で交差法で立体視する方が、私にはきれいに見えた。

この調子で書いていくと大変なことになるので、大幅に端折ることにする。
アナログ現像の作業現場を見学。こういう部分がまだ残っていることに、何だか安心した。
3D視聴の方式のいろいろを、講義形式で教えていただく。こんなにいろいろとあったのか。これは、つまり、どの方式も一長一短があって技術的に決定版といえるものがないということだ。もし方式が統一されることがあれば、それは技術以外の要因によるものとなるだろう。
すばらしいデモルームで、別方式の3D動画サンプルを見せていただく。臨場感というか、無理のない立体視ができて、これはすごい。
全体に、とても勉強になったし、認識を新たにした。

お土産に、赤青セロハンの3Dメガネをいただき、帰宅した。そうしたら、偶然にも朝日新聞の折り込み付録として別方式の3Dメガネが付いてきていた。これを使って見る記事がこれから出てくるのだそうだ。

ちょうど、今が良い時期なのだろう。勉強を始めるか。

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November 28, 2010

SO+ZO展 「未来をひらく造形の過去と現在 1960s→」

標記の展覧会に行ってきた。
これは、専門学校桑沢デザイン研究所および東京造形大学の関係者・卒業生の作品の総まとめといった趣の会である。

教員として採用になり、最初に担任を持って3年まで上がったころ。「専門学校」のことを、私たち若手はほとんど知らなかった。そしてまた、当時は大学短大への入学がもっとも難しかった時期であり、多くの卒業生が進学していく専門学校のことを勉強する必要に迫られていた。いわゆる専門学校ジャーナリズムの業者さんを呼んで話を聞くことが行われ、そこで、「服飾デザイン関係だったら、桑沢デザイン研究所が一番よい」ということを、言われるままに覚えた。内実については何も知らず、ただ、とりあえずの付け焼き刃的知識の一つとしてそう覚え、生徒の指導にあたったのだった。もっとも、受けに行って受かった生徒はいなかったのだけれども。
あれから20年以上たった今年、勤務校のなかなか面白い生徒が一人、AOで東京造形大学に進学を決めた。東京造形大学は、専門学校のほうと同じ桑沢学園によって設立、運営されているところなのだと知った。
それで、ちょっと桑沢のことを見てこようかと思って、今日、出かけてきたのである。

会場は、Bunkamuraのザ・ミュージアムである。
会期の設定がおかしい。11月13日(土)から11月28日(日)まで。大相撲九州場所の開催期間にその前の土曜日を加えた16日間となっている。これは、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催される展覧会としては異常に短いが、3回の土日と勤労感謝の日を含んでいて、足を運んでもらいやすい期間設定であるとも言える。
入場料も一般800円と安いが、窓口には「主催が云々であるので今回はTopカード会員割引がない」という掲示があった。
つまり、Bunkamuraの企画による展覧会なのではなく、会場を桑沢学園に貸しだして行われている会なのだろう。

さて、やっと中身の話になるが。
予想していたよりも、ずっと濃いハイレベルな内容であった。
有名な「おいしい生活」のポスターがある。作者の名前は知らなかったのだが浅葉克己さん。桑沢の卒業生なのだ。
矢吹申彦(のぶひこ)さんの作品。私はなぜ彼の名前を知っているのだろう。週刊誌か何かの挿絵に署名があったからか。
その他、すぐれた訴求力をもつポスターがたくさん。見ていて楽しい。
インダストリアルデザインというより生活器具デザインといった方がいいのか。実用品の、美しいデザインの数々。
服飾デザイン、特に婦人服方面には私は興味がないのでパス。
この学校を紹介するビデオが投影されているブースがあったので、入ってしばらく見ていた。大いに感心したのだけれども、こういう授業はまた、学生にもそれなりの覚悟・姿勢・才能を要求するものだと思った。この学校に入れば○○ができるようにしてくれるんでしょ~?みたいな態度では、到底やっていけるものではないだろう。

ビデオでも触れられていたが、この学校の基本姿勢は、Bauhausのそれに通じるものがある。Bauhausの思想、と言ってもなかなか単純な話でもないらしいのだが、大まかなところ、私はそれに共感を覚える。だから、桑沢に対しても。

何だか満足して、このあと新国立美術館に回ってゴッホを見ようと思っていたのを取りやめることにした。

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November 15, 2010

放送アンデパンダン大会・総文祭放送部門大会

14日(日)、標記の大会が開催された。会場は県立弥栄高校。

ここに至るまで、生徒たちは相当な時間と労力を費やして番組を作り朗読の練習をしてきたし、私もまた、連日遅くまでつき合ってきた。
その結果が昨日出たわけだけれども、いろいろと思うことがある。それについてはまた、少しずつ、ここに書くかも知れない。

放送顧問の先生たち。
知り合いの人が、とても多い。私は顧問一年目であるから、彼らは、放送の知り合いではなく今までの勤務校において同僚として一緒に仕事をしたことのある人たちである。
そしてまた、単に同僚であったという以上に、考え方が近くて、親しく気持ちよく過ごしてきた人たちであるように思う。
各校で番組を作ってきた生徒たちの様子も、なんだか、好ましい。見ていてイライラしない。

この年齢になって、やっと、納まるべきところに納まったのかな、という気がしている。

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July 09, 2010

『ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの授業』

標記の本を、ほぼ読み終えた。

Komaya_book

著者の一人が、駒谷昇一さん。
実は、駒谷さんとは、私は幼稚園から高校までの付き合いがあった。高校のサークルの同窓会で一緒に出かけたのが20歳ころで、それ以来長いこと会っていなかったのだが、数年前に、はからずも情報科関係で再会を果たすことになったのだった。
この本は、5月の情報部会研究大会のときに、特にいただいたものである。

彼は、企業・産業界にとって必要な人材を日本の高等教育が育成してくれていないという問題意識をもっている。推されて民間から筑波大学の教授となり、意欲的に、ソフトウェア業界のプロジェクトマネージャを育成しようと教育に取り組んでいる様子である。

彼は、日本の大学の情報専攻学科では、コンピュータサイエンスやプログラミング技術に偏った教育がなされていて、企業が求める現場で役立つ技術者が養成されていないという。企業に求められる情報科方面の技術者とはどういうことができる人なのか。それが、この本を読むと、よくわかる。
つまり、最近では、顧客から注文された処理システムをつくりあげて納品するのに、それを一人で全部行うことはありえない。各パートパートでコードを書き、それらをつなげてテストを行う。また、コスト面ではどうなのか。顧客のニーズを正しくつかみ、納品して喜んでもらえる(お金をちゃんともらえる)システムを作り上げるのには、どのような管理進行体制が必要なのか。そういうことのできる人、プロジェクトマネージャが、まさに求められているのだという。

こういう立場からの要請に対しては、中等教育の教員からは疑義も出されるだろう。
でも、私としては、賛否はともかく、要請の中身はわかった。

こういうことを身につけずに、ただやりたいから楽しいからと、デジタル技能ばっかり身につけて学校を出たらどうなるのか。単価の安い、アウトソーシング形態の仕事を受注する立場に納まっていくのではないだろうか。いわゆる「デジタル土方」である。そういう方面の技能修得環境を売り物にするような大学まであるが、私は賛同しかねるし、生徒を送ろうとも思わない。

世の中から必要とされる = 存在の承認を与えられる = 精神的また経済的にも安定し自立する

ということがあるのならば、情報技術方面を学びたいと言っている高校生たちに、駒谷さんたちの主張を知らせてやることが必要ではないか。

この本を読みながら、そんなことを考えた。

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May 22, 2010

情報部会研究大会

5月21日、神奈川県高等学校教科研究会情報部会の研究大会が行われた。

会場は、昨年に引き続き、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校のホールをお借りした。大変立派な施設で、このような会場で大会を開くことができるのは、まことにありがたいことである。二日前には、数学部会の研究大会も、ここで行われている。
もっとも、現状の研究大会出席人数に対しては、この入れ物は立派で大きすぎる。来年度以降は、たとえばかながわ県民センターの会議室でもいいのではないかと思う。あそこなら、横浜駅前で交通の便も良い。

部会長は、秦野高校の南校長にお願いしている。南先生は、とても気さくな方で、また、私たちの活動が円滑に進むよう気を配ってくださっている。
部会長挨拶で、こんなことをおっしゃっていた。

学校の現状ということを言うとき、それは、生徒のことを言っていることが多いだろう。だが、現状とは、そういうことだろうか。私は、教員と生徒の、ある平衡関係のことを言うのではないかと思う。そうであるなら、教員が変われば、現状は変わるのだ。

口頭の挨拶だから、「へいこう」は、そういう音で話されたということ。それを私は、上のように、「平衡」という漢字で聞き取った。これは、「平行」「並行」であってはおかしい、たしかに「平衡」であるはずである。現状を打破するのは、教員の変革の意志である、というメッセージを発せられたと了解することにする。

講演は、筑波大教授の駒谷昇一先生。PBL教育の重要性の説明と、実践報告であった。
PBLとは、Project Based Learning のこと。実践的な課題を設定し、チームを組んでその課題に取り組むなかで、きわめて人間的なあれやこれやの問題をクリアしていきながら、マネジメントの力を養うというものであるそうだ。講演の前半では、言ってみれば理屈っぽい、あるいは企業において求められる力とは、といった話であったが、後半のゼミ生たちとのやりとりの実例紹介の部分は大変に興味深く、会場にいる教員たち(人数は多くなかったけれど)の心に響き大いに共感を覚えるものであった。

懇親会は、鶴見駅前の居酒屋にて。南校長もおいでくださったし、こういう会には初めてのメンバーも何人かいた。駒谷さんを囲んでの話はとても楽しく、良い会になった。

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March 10, 2010

最後のテスト委員会

情報部会テスト委員会。横須賀市立横須賀総合高校にて。

今日は、神奈川では定時制後期入試の当日である。私の勤務校では、土曜日に行われた卒業式の代休を今日にあて、さらに生徒は全・定ともきびしく登校禁止としてある。しかし、ここ横須賀総合では、校舎の区画を分けて、全日制の期末テストが行われている。県立横須賀高でも、短縮の形ながら全日制の授業が行われたという。

今日の内容は、新年度はじめに行われる情報科新入生テストの発送作業であるが、それに先立ち、最後の問題検討と修正も行った。
県内の問題採択校数は漸減しているが、全国大会のMLなどによる広報効果があって、県外からの問い合わせが増えている。東京はまとめて1校に再配布をお願いしているのだが、それ以外の県の学校には、直接郵送で資料を送っている。問題本文、解答、解説授業用のパワーポイントスライドファイルなどが入ったCD-ROMと、プリントアウトした問題文である。手分けしてCD-ROMを焼き、簡易書留の伝票を書いた。

情報部会の規約で、委員の任期は2年としている。厳しいが、新陳代謝を促すため、あえてこのような縛りをかけた。私も退任となる。
有志での参加委員のほかに、学校代表が加わるような規約になっている。この学校代表の先生も、2年で任期を終える。そんなにひんぱんではなかったけれども、やはり2年間にわたって一緒に検討作業をしてきたので、これでおしまいというのがさみしく残念に思われる。

でも、4月からは、新しい学校代表の方が加わり、また違った味わいの問題がつくられていくことになるわけで。それで良いのだろう。組織とは、そういうもの。かな。

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January 30, 2010

炎色反応RGB

休日出勤して、生徒実験の条件を検討。

炎色反応を、楽に、きれいに観察させるにはどうしたらよいか。
成書に従い、ステアリン酸とメタノールでゲルを形成させ、そのときに目的の塩を抱き込ませるようにする。そうして作った試料を呈色皿に少量ずつ並べて乗せて(ここだけが私の工夫 (^^; 点火。

Srcukrgb

左が塩化ストロンチウム、中央が塩化銅、右が塩化カリウムの発色である。教科書的には、ストロンチウムが赤色(紅色)、銅が緑色、カリウムが紫色の発光を示すということになっている。純度の余り高くなさそうなステアリン酸をたくさん入れているので、カリウムの紫はナトリウムの黄色にマスクされてしまうのではないかと思ったが、意外にちゃんと見えている。

それで。
何枚も続けて写真を撮った中に、下のようなショットがあった。意識していなかったのだけれども、これはRGBの順番になっている。たまたま炎が高く燃え上がり、3つの発光が混ざったところが、見事に白色になっている!これは、自然の加法混色だ!!
… いや、おそらくは、明るい緑色が白とびしているのだろうけれども。加法混色の説明に使うくらい、方便として許されるか?

撮影は、SONY DSC-F77。トリミングと縮小以外の調整はしていない。

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December 28, 2009

ちょっとお使いに

情報部会のしごとで、清陵総合高までちょっと行ってきた。五十嵐先生に届け物があったのである。
12月の28日の昼前。御用納めの日である。それでも、五十嵐先生はふつうに出勤し、PC室で生徒の指導にあたっておられた。

25日の研究会の様子を少し聞いた。
CSSとWebページ作成がテーマであった。参加者は多く、総合教育センターの情報A研(懐かしい!)を借りて行ったのだが定員に達したとのことであった。やはりこのように、内容と時宜を得れば、人は集まってくるのである。
参加者のレベルは高かったそうで、うーん、私も行きたかったのだけれど。

年休を取っているのだが、勤務校へ向かう。教材を持って、化学室にこもった。

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October 18, 2009

演習プリントのデザイン

自作の演習プリント。配布し、一斉にスタートである。定期テストに準ずる重みをもつもので、生徒たちは一生懸命に取り組んでいる。
プリントの紙面はB4横置きで、いわゆる袋とじのレイアウトにしてある。左側に問題文、右側に解答欄がつくってあって、切り離しても使えるのだが、今回はそのままの形で記入、回収する。

明治以来の、南側に採光の窓があって生徒は机を西に向けて着席し、西側の壁面に黒板がある教室である。生徒たちの机上には左から光が差す。私のプリントも、紙面左側の文字を読みながら、右側に記入するスタイルであって、使いやすく作ったつもりであった。
ところが。

黒板前に立って生徒たちの様子を見ている。順調に進んでいるのだが、問題文の上に左手が乗っている生徒がいた。
そう、左利きの生徒だっていたのである。解答を記入するごとに、問題文の一部が見えなくなる。彼らには、このプリントは、まったくもって使いにくい困った代物であるだろう。

「では、終わりにしましょう。ところで、ごめんね、…いや、何がって、このプリントは全然ユニバーサルデザインになっていませんでした。ぼくは右利きで、自分で書きやすいように作ったんだけど、左利きの人には使いにくかったですね、いま見ていてはじめて気がつきました。今後は気をつけようと思います」

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