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August 05, 2010

総文祭放送部門 第2日 その1

この放送部門では、それぞれの郷土にちなんだ発表をすることが求められている。
そうすると、アナウンス部門では、前のエントリのように神奈川なら神奈川の施設や話題をとりあげたものになる。VMとAPでも同じである。朗読では、そのほかに、各県出身の作家の作品をとりあげるという手がある。
こういう縛りがかけられると、不利になる県が出てこないかと気になるし、少なくとも選択の幅はせまくなる。事実、鹿児島の朗読は3名とも向田邦子の作品をとりあげていて、こういう偏りが生じてしまうようなルールはどうなのかなと思いながら、発表を見ていた。

ビデオメッセージというのは、要するに、普通のテレビ番組のことである。制限時間は5分。
オーディオピクチャーは、静止画にナレーションを乗せるもので、やはり5分の制限がある。
専門の先生に聞いてみると、これは、NHKコンクールとの違いを出すという意味もあるのだという。単なるラジオ番組とせずに、静止画を付けて、オーディオピクチャーとすると。……。

Sobun201005

Sobun201007
神奈川からは、この3本。
VM1 神奈川総合高 「Five minutes! 横浜名所巡り」
VM2 向上高 「おおやま けーぶる!」
AP 神奈川総合高 「あきないコミュニケーション」


神奈総のVMは、手慣れた感じ。放送で実績のある、常連ならではの作りである。
向上のVM、これは、よかった。開業以来40年あまりにわたって無事故のケーブルカー、それを支えるベテラン社員の手作業による運転。誠実な作りと確実なカメラワーク。
神奈総のAP。こういう作品は、私は好きである。ただ、この八百屋さんが、目の前にドンキやビブレがあり先には東急ハンズや河合塾がある、あの通りのあの場所にある不思議さ。それを共有できていない他県の人たちには、アピールするインパクトが弱かったのではないかな、と感じた。

2日間にわたり、各県のVMとAPを見ていて思ったこと。

  • 郷土を題材とするという縛りは、決してきゅうくつなものではない。むしろ、番組制作の手助け、ヒントである。
  • つまるところ、問題意識である。若い心のアンテナの感度を高くして、引っかかってくる事象。こんなことがあるんだけど、知ってる?どうしてなんだろうね?みんなに知ってもらおうよ。
  • シナリオや編集技術は、その後の、2番目3番目の問題だ。

高校生のつくる番組は、いずれも、几帳面でういういしく、心を洗われるような思いすらする。現在ほとんどテレビを見ない私が、何時間でも見ていられる。いいなあ。本当に、そう思った。

「どうして先生方の学校は、毎年、こうやって出てこられるんですか」
と聞いてみた。そうしたら、アナ朗は難しい面もあるけれども、番組の方は、顧問が作り方をわかればそれを生徒に指導して一定レベルのものをつくってこられるのだ、ということであった。
へえ。それじゃ、私がこの全国大会で番組をたくさん見て感じたことを、帰って1年生2年生に伝えようかなあ。まんが甲子園のように放送委員会も全国の常連になってくれれば、大変に嬉しいことだけれども。

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