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July 06, 2010

神奈川大学研究室で実験体験

総合「チャレンジ有機化学」の受講生10名を連れて、神奈川大学横浜キャンパスの工学部物質生命化学科へおじゃましてきた。
勤務校の「総合の日」プログラムに則り、3年生は、一日を費やしての総合的学習の時間となる。通常通りに学校で活動するゼミもあるのだが、私は、一昨年と同様に、神奈川大学の研究室で実験させていただく日程を組んだ。

小野晶先生が、調整の窓口となってくださっている。都立大学以来のご縁があって、私としてはお話がしやすくありがたい。
10名の生徒たちは、亀山研に2名、横澤研に3名(横澤先生は勤務校のご出身である)、西久保研に3名、小野研に2名と振り分けられた。私は、小野研に2名の男子生徒とともにおじゃました。

小野研では、まず、小野先生の継続的テーマである核酸の説明をしていただいた。モル-タロウの模型があった。
そして、なぜだかわからないがチミンと水銀(II)が会合体をつくりやすい、そしてこれこれの位置に蛍光物質と消光基をつけておくと、水銀との会合体の形成に伴ってヌクレオチド鎖がこんなふうにフォールディングするから、蛍光の強度を測ることで合成ヌクレオチドを用いて水銀濃度を定量することができる、そのような論文をこうして出していてなかなか注目されている。では、その実験がどのように行われるのか、検量線をつくってみよう。ということで、実験を行った。
この先は、生徒たちには、まったく未知の領域であった。検量線?エッペンドルフピペット?溶融石英キュベット?蛍光光度分析??励起波長と蛍光発光ピーク波長???小野先生の説明はずんずん進むが、生徒たちはおいて行かれるから、私がわきからぶつぶつと説明を補いながらの実験となった。
「実験って、…時間がかかるんですね!」
そうだよ!君たちが授業中に、1時間とか2時間とか、または1時間の授業中のちょっとの時間とか、そういう間にちょこっとやって結果が出るようになっている実験っていうのは、私が前日の夜や当日の午前中に、きれいな結果が出るように仕込んであるからなんだ。こうやって条件を探すところからやったら、何だって一日仕事なんだよ。

研究室ごとに、用意してくださった内容にかかる時間が違っているので、遅いところは4時過ぎまでかかった。ここは女子3人組であるが、こんなにやらせてもらってどうなのかと思い聞いてみると、みな一様に満足である様子。ただし、疲れたから、帰ってから寝ると。
さらに、いろいろな事情からいわゆる「文転」を決めていた生徒も、今日の経験から、理系に戻ることも考えたようであった。

私としても、充実感のある訪問であった。
このあと、5時を過ぎるが、勤務校へ出勤し、たまった業務をこなした。

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