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March 31, 2010

年会3日目

3月28日(日)。年会3日目。

昨日は上本町駅の地上駅から近鉄に乗ってみたが、今日は地下鉄千日前線にちょっと乗ってから鶴橋で乗りかえてみた。
鶴橋駅周辺は、もう、これは何だ!?という状況。この通路を、乗りかえ客が通るという…。大阪は、すごい。

午前中は、昨日と同じく化学教育の会場で講演を聴く。
有功賞などの受賞講演ばかりで、一般の10分間の講演が少ない。昔は、たくさんあったのに。

午後はポスター会場へ行った。化学教育・化学史として22件だけ。

そこに、理科大の井上正之研から3件の発表があった。1月に勤務校まで来てくださった広瀬純さんのポスターもあった。クメン法の教材化である。まとめて化教誌に書きたいとのこと、がんばってくださいね。
同じ井上研から鬼頭真弓さんのポスター。還元性物質の検出反応は銀鏡反応でもフェーリング反応でも重金属廃液が出るなどの問題点があるので、代わるものとしてキチンに担持させた金(III)をつかうというもの。色が「あんこ色」で冴えない、使用後のキチン金をどうしよう?といった課題はあるものの、いいところを狙った研究だと思う。

神崎夏子さんがポスターの前に立っていた。神奈川の理科教員として、有名人であったと言っていいだろう。現在は早稲田大学に転じていらっしゃる。初めてお会いし、お話もできて、よかった。花の色素をとりあげた実験実践の報告で、きれいで楽しかった。

ここで時間切れ。新幹線に乗るために、新大阪へ向かった。
来年は神奈川大学である。通勤定期区間内であるし、4日間、通えるかな。

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March 30, 2010

年会2日目

3月27日(土)。年会2日目の朝。

泊まっているのは東横インである。東急とは関係ないのにこういう名前を使うところからしてうさんくさく、また不祥事が報道されているビジネスホテルチェーンでもあって気が進まなかったのだが、ここしか取れなかった。
朝食が無料で(というか宿泊料金に含まれて)提供されている。ふりかけがまぶされた成形おにぎりとサラダ、味噌汁、コーヒーなどのバイキングである。豪華でも充分でもないが、最低限以上ではある。うまいところを狙っていると思う。

市営地下鉄谷町線に乗る。「たまち」だと思い込んでいたら、車内アナウンスが「にまちよんちょうめ…」と言った。あぁ、にまちですか。何だか脱力するような。

長瀬駅は混雑していた。年会出席者は帰りのキップを買っておくようにというアナウンスが流れているが、買っておこうにも券売機は2台しかない。ではスルッとKANSAIを買おうかと思っても券売機は同じ。これは考えないと。

今日は、朝から化学教育の会場に座る。午前中は、化学教育有功賞などの受賞講演を聴いた。

午後は同じ会場を使い、化学教育フォーラムが行われる。これは併催イベントとされ、一応年会の内容とは切り離された催しである。
前半は講演で、文部科学省初等中等局の林誠一さん、国立教育政策研究所の小倉康さん、東京大学の村田滋さん、京都教育大学の村上忠幸さん、奈良女子大学附属中等教育学校の越野省三さん、宇治市立北宇治中学校の西川光二さん。学習指導要領の改訂と科学的リテラシーについて、それぞれの立場から解説と意見表明があった。
後半は、講演したメンバーによるパネルディスカッションであった。私は会場から挙手し、
「化学は内容に対して単位数が圧倒的に足りない、勤務校では2単位の化学基礎の内容のために4単位をおくことを考えている、入試でトリッキーな計算を要する溶解度とか酸化還元滴定とかヘスの法則を用いた熱化学方程式を立てての計算とかいった内容が出る現状ではそれに対応する演習を行わなければならなくて時間はかかるし生徒たちはどんどん化学が嫌いになる、これは難しいとされる内容を削って上の科目へ移動させても同じことである」
などと述べた。これに対し、2人のパネリストから増加単位確保に感謝するという返事があって、私はいささか不思議に感じた。2単位の内容としてつくっているのだから2単位でやれ、やれるはずだ、という返事があって然るべきではなかろうか。やはり、作った側としても、(充分にやろうとすれば)時間が足りないのは承知の上のことなのかもしれない。

帰りは、長瀬駅の混雑を避けるために、地図を見て近鉄奈良線の八戸ノ里駅へ向かった。こちらには年会参加者はほとんど来ていなかった。

夜は、阪急三番街の北はずれ、かっぱ横丁の焼き鳥屋にてFCHEM関西オフ。Heroさん、こまつさん、ザンスさん。ありがとうございました。

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March 28, 2010

日化第90年会 近畿大学

日本化学会の春の年会は、関東2回・関西1回という順番で開催される。今年は関西の年で、近畿大学が会場となった。

3月26日(金)。

近畿大学には、近鉄大阪線の長瀬駅から歩いて行く。
関西に来るといつも思うのだけれど、こちらの地名(駅名)は由緒・いわれがあるのだろうなと思わせるものが多い。関東の新しい街などは、○○が丘とか△△台だとかいった駅名ばかりで。(いや、私の勤務校だって希望ヶ丘高なのだけれど)
長瀬駅から、昭和の香りのするぎゅっと詰まった商店街や学生街を抜けて歩いて行くと、大学がそびえ立っている。
キャンパスの中はゆったりしていて、建物も大学らしくいい感じである。
講義棟に入ると、エレベーターが並びエスカレーターまである。教室の座席も新式のもので、至れり尽くせり。

Csj901

26日から28日までの予定なのだが、実はプログラムをよく見ないでこのように決めて来てしまったのである。大学まで来たものの、今日は化学教育の発表はないので、何となく居場所がない。
どうしようかと思ってプログラムをながめ、「新薬創製のための化学的アプローチとその展望」というところに出てみた。そうしたら、黒田玲子さんの講演が始まるところだった。黒田さんの講演を聴くのは初めてである。

創薬とのつながりはよく分からなかったのだが、それはもうどうでもいい。すばらしい内容だった。
固体状態で、キラルな物質をめのう乳鉢で擦り、キラルな電荷移動錯体をつくらせてしまう!そのキラルな空間にキラルなアルコールなどを選択的に取りこませて光学分割してしまう!
これは、すごい。
英語の発音もすてきだなあ、achiral- はエイカイラルって発音するんだ。

これで満足。今日は、もういいや。

Csj902

近鉄電車で日本橋に移動。日本橋電気街、通称「でんでんタウン」は衰退してきているという話を聞いていたのだが、それなりに賑わっていた。写真は、堺筋の一本西側、いわゆる「オタロード」である。
新世界に行ったことがなかったので、そのまま南下して行ってみた。通天閣。コテコテの大阪。

宿へ荷物を置き、また街に出た。
旭屋書店へ寄ってみると、自動ドアにこんなものが貼ってある。この表現もまた、大阪である。

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March 26, 2010

新幹線車中でネット

のぞみ9号乗車中。

N700系は、車中で無線LANサービスがある。Mopera-Uでログインし、普通に使えている。
知らなかった。
車内のカード専用緑色公衆電話から音響カプラ経由でダイヤルアップ接続し、ぶつぶつ切れる接続にいらいらしながらパソコン通信のフォーラムに発言を上げていた頃を思うと、まさに、隔世の感がある。

新大阪まで。

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March 10, 2010

最後のテスト委員会

情報部会テスト委員会。横須賀市立横須賀総合高校にて。

今日は、神奈川では定時制後期入試の当日である。私の勤務校では、土曜日に行われた卒業式の代休を今日にあて、さらに生徒は全・定ともきびしく登校禁止としてある。しかし、ここ横須賀総合では、校舎の区画を分けて、全日制の期末テストが行われている。県立横須賀高でも、短縮の形ながら全日制の授業が行われたという。

今日の内容は、新年度はじめに行われる情報科新入生テストの発送作業であるが、それに先立ち、最後の問題検討と修正も行った。
県内の問題採択校数は漸減しているが、全国大会のMLなどによる広報効果があって、県外からの問い合わせが増えている。東京はまとめて1校に再配布をお願いしているのだが、それ以外の県の学校には、直接郵送で資料を送っている。問題本文、解答、解説授業用のパワーポイントスライドファイルなどが入ったCD-ROMと、プリントアウトした問題文である。手分けしてCD-ROMを焼き、簡易書留の伝票を書いた。

情報部会の規約で、委員の任期は2年としている。厳しいが、新陳代謝を促すため、あえてこのような縛りをかけた。私も退任となる。
有志での参加委員のほかに、学校代表が加わるような規約になっている。この学校代表の先生も、2年で任期を終える。そんなにひんぱんではなかったけれども、やはり2年間にわたって一緒に検討作業をしてきたので、これでおしまいというのがさみしく残念に思われる。

でも、4月からは、新しい学校代表の方が加わり、また違った味わいの問題がつくられていくことになるわけで。それで良いのだろう。組織とは、そういうもの。かな。

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March 07, 2010

「ミラーの実験」装置の形は?

化学の話ばかり書いているが、今年度は「理科総合B」も2クラス担当してきた。
そのなかに、太陽系の形成~地球の歴史~生命の誕生、とすすむ項目があって、勤務校で使っている教科書ではここでミラーの実験が紹介されている。

ミラーの実験というのは、1950年代に考えられていた原始地球大気組成の気体をつくり、その中で放電を行ったところ、アミノ酸の生成が確認されたというもので、生命体の材料として必須であるアミノ酸が無生物的につくられる可能性を示した実験とされてきた。もっとも、現在考えられている原始地球大気組成は50年代当時の定説とはいささか違ったものになっており、そのため、この実験の結果が生命誕生の状況証拠であるという意味合いはうすくなっているようである。

ともかく、生徒たちには、この歴史的実験を紹介する。
私はたまたま学生のときにこのオリジナル論文のコピーを図書館で取り、それをまだ持っている。長いこと、ただ持っているだけであったが、ちょっとその気になって、この短い論文の全文を日本語に翻訳した。そして、B4の紙の片面にオリジナル論文のコピーを、裏面に私の翻訳文を載せたプリントにして全員に配布した。

ちょっと古いが理系英語の例である、高校の英語の授業で出てくる文章は文系のものばかりだがそれは英語の先生が文系だからだ、君たちの中には理系に進むと決めている人もいるだろう、そういう人はこのテキストをぜひ読んでみて欲しい、関係代名詞ビシバシで読みにくいけれどもこれが理系の英語なのだ。

ところで。この実験の装置は、例えばリンク先のWikipediaのページに出ている。Webページはもちろん、世の中のいろいろな本にもこのタイプの装置の絵が載っているのだが、それらは、原著論文の装置図とは異なっている部分がある。原著論文では、まるい大きなフラスコは「気体を混合させるため」のものとしてあって、ただそこにあるだけ。放電は、このフラスコと冷却器の間に設けられた、電極を備えた管の中で行われるようになっているのである。

これは、どうしたことなのだろう。

Webページをたくさん見ていくと、(功成り名遂げたあとの?)ミラー自身が、フラスコ内で放電するタイプの装置の前にいる写真があったりする。
ということは、原著論文の図は、うそ?
いやいや、後になって、それを改良してフラスコ内で放電するようにした装置を使うようになり、今では改良型の装置の図ばかりが出回っている?

これ以上は、私の手には負えない。

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