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February 07, 2010

ルノワール展 国立新美術館

 国立新美術館でルノワール展を見てきた。「通俗名画だ」とか「日本人は好きだよね」などとけなす向きもあるけれど、きれいなのだから、いいじゃないかと思う。

 この画家は、異端としてスタートし、印象派を経て後に離れ、そして作品を国家買い上げされるほどの巨匠になった、ということになっている。その国家買い上げになった「ピアノを弾く少女たち」も、たしかどこかで見ている。そごう美術館だったか。
 このような、「印象派」展ではなくルノワールだけの展覧会で多くの作品をながめていると、作風の移り変わりがよくわかる。私が好きなのは、1890年前後、彼が50歳頃に若い女性を描いたものだということが改めて意識される。いわゆる真珠色の時代であり、女性の白い衣服や帽子が画面上で輝いている。
 裸婦像は、あまり好きではない。これほどの画家なのに、まさか、デッサンが狂っている?と感じられるほど、体型が豊かにデフォルメされているように思われる。それで、絵と向き合っていても、あまり引き込まれない。
 今回、画面を科学的に分析した成果がいろいろ示されていた。X線撮影により、裸婦像の輪郭が何度か書き直されていることがわかったのだそうで、なるほどやっぱり、と思う。

 図録が欲しかったが、同じようなものを今までにいろいろ買ってもちっとも開いていないしと思って、購入は見送った。帰宅し、それらのうちの一冊を開いて、今日も見た、ポーラ美術館所蔵の「レースの帽子の少女」1891 をながめている。

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