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August 22, 2009

ホテル客室でのネットワーク接続

109connection
東急電鉄系列のホテルにて。

フロントでは、ケーブルを差せばつながります、ですからマニュアルなどはありません、と言う。
それでも、このマシンには自宅や職場や公衆無線LAN用などいくつもの接続設定がつくってあって、だから、線をつないだだけではダメなのである。
ワインを飲んできた後であるせいもあるのだが、かなりもたもたして、やっとネットワークにつながった。

DHCPで配られるアドレスは192.168のクラスCであった。その次が、109である。ビルの名前や電話番号ではおなじみの数字であるが、ここにまで使っているとは。

この設定は、今後のために保存しておく。ここ以外でも、東急系のホテルではそのまま使えるのかも知れない。

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August 08, 2009

「湖のほとりで」を見てきた

時間が取れ、「湖のほとりで」を見てくることができた。銀座テアトルシネマにて。

原作は、Karin Fossum の Don't Look Back であるらしい。Karin Fossum はノルウェーの作家で、この作品はフィヨルド沿いの村を舞台としているのだそうだが、アンドレア・モライヨーリ監督は、北イタリア山中の湖のほとりにある村での出来事におきかえてこの作品をつくっている。

表面的には、殺人事件の捜査を追うストーリーである。その意味ではサスペンスもの。最後に犯人が明らかにされるまで、謎解きの興味は引っ張られる。
しかし、本当のテーマはおそらくそれではない。登場人物たちは、それぞれ、事情を抱えていて、それゆえの悩み、「説明の困難な自己」とともに生きている。刑事から見れば、殺人事件の嫌疑をかけたくなる人物が次々と現れることに。そして捜査の指揮を執る刑事自身にも、自分の娘に対してすら説明できない病状の妻がいる。

登場人物たちの経歴や事情、心情がだんだんと明らかにされる。また被害者が自ら納得しあるいは望んで死んでいったのであろうことも示される。殺人の犯人はとりあえず確定するが、すべての事実が語られることはない。
いっぽう、刑事は、妻の病状、現状を娘と苦く共有することになる。

美しい湖畔の風景のなかで、人間のありさまを静かに描く。描ききれるものでもない。そうかわかった、という爽快感を与えてくれる映画ではないから、たいした作品ではないとか面白くないという人もいるだろう。
でも、すべての観客に分かるまで説明するのはサービス過剰だとも思う。どこまで理解し受け止めるかは、こちらの責任なのではないか?

中編の純文学の小説を読み終わったあと、静かに沸くものが心に残るような。そんな感じ。

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August 06, 2009

ID連携(JR東日本)

クルマを持たない私は、鉄道をよく利用する。
この夏も、変わり映えせずに、長野と伊豆へ鉄道で旅行する予定になっている。

利用する鉄道会社はJR東日本であり、指定席券を取るために「えきねっと」にアクセスする。
この夏から、えきねっとでは、指定席の位置を列車の座席図を表示させてそこから好きな席を取ることができるようになっている。伊豆方面の列車については、海側の席からどんどん埋まっていくことがわかったりしておもしろい。
また、-15%、-20%、-25%というディスカウント席が設けられている列車もある(好きな座席の指定はできない)。これらのサービスはPCからえきねっとにアクセスして予約し、駅へ出向いて指定席券自販機で発券、クレジットカードで決済、というのが条件になっている。つまり、駅員(このごろは社員と言うようだが)の手を煩わせずに自分でやってね、その分サービスしますから、ということである。デジタルデバイドまさにここにあり。

ところで、決済に使うクレジットカードはビューカードである。これについては、また別のビューカードのサイトにアクセスし、VIEW's NETのIDでログインしてさまざまなサービスを受けるようになっている。これは、えきねっととは別のIDとパスワードが必要であって、どうもよく理解できないでいた。同じ鉄道会社のやっていることなのに、なんで…??

そういう客の声が多かったのかどうか。IDの統合、ではないらしいのだが、IDの「連携」ができるようになっていた。これを、先ほど、申し込んだのである。
VIEW's NET単独のときよりもIDに使う文字列のセキュリティレベルが低い(数字を混ぜなくてもいい)など不思議なところもある。でもまあ、私個人としては、ページ移動のときに理解困難な手続きを強いられなくなるので、ちょっと幸せである。

モバイルSuicaを使うようになったときも、この統一IDでできるらしい。うっかりすると、またIDを増やしてしまって困惑することになってしまう。忘れないようにしておかないと。

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August 05, 2009

「ポー川のひかり」を見てきた

イタリア映画「ポー川のひかり」を見てきた。エルマンノ・オルミ監督。岩波ホールにて。

冒頭、イタリアの伝統と格式のある大学図書館で、蔵書が床一面に投げ出され太い釘で打ち付けられている。これは、若き気鋭の、女子学生に人気のある哲学科教授の犯行であった。この教授、イスラエル出身のラズ・デガンが扮しているのだが、その風貌にはキリストを思わせるものがある。
インドからの女子留学生との親密な会話。イタリア語での会話であるが、私が気がついた限りで、双方とも1回ずつ英語でセリフを言っていた(違うかも知れない)。これはなぜか。宗教的に有名な言い回し、具体的には新約聖書のことばを引いている部分なのかもしれないのだが、私にはわからない。

教授はBMWに乗って遁走する。ポー川近くに車を乗り捨て、自殺を臭わせる偽装工作をする。しかし人目を避けて山に入るでもなければ出国するのでもなく、ポー川河川敷に長年住み着いている住民たちと、不思議な共同生活に入っていく。

ヒロインは出てくるし、警察も来るし、大学の上司である司祭との論争もある。でも、それらについては、いいだろう。

私はキリスト教徒ではないし、また宗教についてよく知っているわけでもない。だから、この映画に頻繁に出てくる、キリスト教的「お約束」の数々に対しては、納得したり楽しんだりということができない。これは「最後の晩餐」の形だ、ということがわかるくらいのもの。
数々見られるツッコミどころについては、これは寓話なのだ、の一言で済まされてしまうのだろうか。

などなど、けなすようなことばかり書いてきたけれども、私は、この映画は好きだ。
川の映像が美しい。先行するブログをいろいろ読むと、ここは退屈だという評もあるが、私はそうは思わない。
コミュニティの住民たちの、素朴さ。
見ていて、ほのぼのとしてくる。
教授は、住民たちに説話を聞かせ、その風貌もあいまって「キリストさん」と呼ばれるようになる。キリストに限らず、宗教あるいはその一派の開祖とされる人々は、このように、民衆に語りかけ、尊敬されていたのだろうなと思う。

良い映画を見た。同じくイタリア映画の「湖のほとりで」も見たいのだが、見に行けるかどうか。

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August 04, 2009

天青石(Srを含む鉱物)

有隣堂のアトレ恵比寿店に行ってきた。

有隣堂では、ときどき鉱物と化石の展示即売、いわゆる「フェア」をやる。横浜ルミネ店を巡回していればときどきやっているので見ることができるのだが、しばらく行かないでいたら、今年の開催は終わってしまったようだ。Webで調べ、恵比寿でやっていることがわかったので、行ってみたのである。
行ったら、やってはいた。でも、横浜ルミネ店での開催に比べ、棚の面積がとても狭い。何分の一だろうか。かなり残念。

教材としてつかう、結晶として美しい鉱物が欲しかった。今は化学に加えて理科B地学分野も担当しているので、教室へ持ち込む機会も多いのである。

置いてある品物が少ないので、どうも、あまり食指が動かない。
あ、でも、これはいいか。

Celestine

Celestine, 和名は天青石である。マダガスカル産のもので、大きな固まりの中央に空洞ができ、そこに結晶が成長しているものをこのように割って売っている。

これを買ってきたのは、結晶がこのように美しいということのほかに、これが硫酸ストロンチウムを主成分とする鉱物であることによる。ハンドバーナーと一緒に教室に持っていって、端っこを少し削り落として粉にし、炎色反応を見せてやろう。元素の炎色反応というのは、どうも生徒にとっては過剰に抽象化された概念となっているように思われる。このような、自然に存在する物体に含まれる元素を検出する方法なのだ、という話をしたい。
それと、もう一つ。石であるから雨にあたることもあるわけだ。これがこの形をして自然に存在しているということは、硫酸ストロンチウムは水に溶けないということを示している。硫酸カルシウムの"チョーク"、消化器X線撮影の硫酸バリウム。なるほど、硫酸ストロンチウムもそうか。ということを示せるだろう。

石を持ち込んでの炎色反応もいいが、一つではさみしい。塩基性炭酸銅の鉱物も置いてあったな、あれも欲しいぞ。
うーん、また、行くのか?

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August 03, 2009

投稿原稿を発送

「化学と教育」誌に、投稿原稿を送った。
アクリルエマルションを親水コロイドの例として用いる、新規生徒実験の提案である。
採用されるだろうか。
査読などいろいろあるので、紙面に掲載されるとすれば、1年近く後になるようである。

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August 02, 2009

まんが甲子園 全国第3位に

勤務校のMFC(まんがファンクラブ)メンバーが、高知県など主催のまんが甲子園で、第3位に入賞した。一昨年の第5位相当から順位を上げての入賞である。

この大会では、あらかじめ、まんがのテーマが5つ示される。参加チームは、それぞれ1枚もののまんがに仕上げるために構想を練る。そして、そのうちの1テーマについて書類審査(予選)が行われ、全国から30チームが高知で行われる本選に出場することになる。
今年度の予選テーマは「プロフェッショナル」であった。生徒たちは、このまんがで挑み、本選に進むことができた。審査はプロの漫画家などが行うのだが、この作品は予選トップで通過したのだという情報が届き、生徒も顧問もいやが上にも気勢を上げて高知へ乗り込んだ。

ところで、顧問がいるとは言え、構想を練り絵を描くのは高校生である。絵の技術はどうにでも磨けるのかも知れないし、見せる切り口も才能・センスが物を言うのかも知れない。しかし、社会経験の浅さは、やはり16歳17歳のそれである。つまり、自分たちはこれが良いと思う、こういうまんがを描きたいんだ、と言っ張って作品を作ってみても、大人の審査員をうならせるものになるかどうかは疑わしい。
そういうことは、彼女たち(全員女子である)は、分かっている。

ここで彼女たちの偉いのは、自分たちのアイディアを、ラフスケッチの段階で職員室に持ち込み、教員に批評してもらって回るということをするところである。
自分たちで絵を描き、それを互いにほめ合っていれば、居心地がよいだろう。でも、それでは入賞できない。今年は本気で全国優勝を狙うのだ。ならば、手近にいる大人に見てもらって、厳しくも率直な意見を言ってもらおう。それを取り入れ、良い物にしよう。
彼女たちは、手に手にスケッチを持ち、職員を取り囲む。「意味が分かりますか」「テーマの趣旨にあっていますか」「どれがいいですか」「どう直したらいいですか」…。
こちらも、彼女たちの意図が分かっているから、あえて厳しいことを言う。自分のものにダメが出され、友だちのものがほめられる。一生懸命に考えて画面に描き込んだ意図がまったく読み取ってもらえない。これは、辛いだろうと思う。こちらは、それでも自分の主観で、はっきりと言う。彼女たちはメモを取り、ありがとうございましたと言って、また次の教員を取り囲む。…。

高知での第一次競技のテーマは「はーと」←(絵文字)であった。現地で、時間制限のある中で描き上げ、審査を待つ。ここで15校にしぼられる。敗者復活戦で5校が復活し、20校で決勝戦。テーマは「絶滅危惧種」であった。
結果はこちら

2年生は、これで終わりなのかな。でも、来年もやりたいだろう。どうするのか、帰ってきたら聞いてみよう。

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