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July 29, 2009

モル-タロウ

私は分子あるいは結晶を表す模型が好きである。
HGSの分子模型は小さなものを何セットか買って持っているし、発泡スチロール球をつかって自作した分子模型を授業で活用することもさかんに行っている。

八重洲ブックセンターで本を見ていたら、工学のほう、化学工学の棚に分子模型がいろいろと並べられていた。老舗のHGSのものが、丸善の取り扱いで書店ルートで流通しているのにならったものか、見慣れないセットがHGSと一緒に置かれている。「モル-タロウ」というものである。いろいろなセットがあり、それらを手にとって見ているうちに欲しくなって、「基本Aセット」というものを購入した。4200円。

Moltarou

左上の写真がセットの全体である。このように、ずいぶんいろいろな種類の球やコネクタが、たくさん入っている。また、球は透明でカラフルなアクリル製であり、なかなか美しい。球の中に気泡が入っているのは、球を軽くし(また材料を節約する)工夫だろうか。

思いつくままに、分子を組んでみた。
右上は炭化水素のいろいろ。折れ曲がる単結合や二重結合用のコネクタも入っているので、このように三員環化合物も作ることができる。アレンはH2C=C=CH2であるが、sp混成つまり=C=用として使える炭素原子も入っていて、また二重結合は回転できないような断面の四角いコネクタでつなげるようになっているので、このような角度が自動的に定まる。-C≡用の炭素もあるからアセチレンも組める。
コネクタは、単結合用、二重結合用、三重結合用のほかに水素結合用、また折れ曲がる単結合用と二重結合用もあって合計6種類が入っている。長さのいろいろ違う単結合用というのはない。それでは原子間距離はどうやって出すのかというと、球の大きさが原子によって違っているのである。だから、右下の写真にあるように、ハロゲン化水素のシリーズがこのように明確な違いをもって組み立てられる。

この手の模型はいろいろあるが、広く普及しているのは何と言ってもHGSである。これに対し、モル-タロウは、その亜流ではなくまったく異なった考え方で作られていて、私には大きな驚きであった。HGSよりきれいだし、わかりやすい面がある。
9月を待たず、3年の夏期講習で使ってみよう。書画カメラの透過光で提示したら面白そうだ。

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