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April 16, 2009

同じ視点から見る

今年度、3年の化学はすべて第二化学実験室で行っている。同僚の担当する講座を含め、5講座13コマである。
私は相変わらずPCの画面をスマートボードに投影しながらやっているが、同僚は書画カメラを使っていろいろな物質や印刷物を投影して見せるのが好きなようである。そこで、今年度は、書画カメラを教卓(兼、演示実験台)に出しっぱなしにしてみている。
出してあれば、気軽に使える。私も、PCと書画カメラをしょっちゅう切り替えながら使うようになった。

そして、今日の授業で。私は、エタンの分子模型を持ちながら話していた。生徒は、座っている位置により、①②③④のようないろいろな角度から見ることになる。

Ethane

私が話したいのは、エタン分子の立体配座とその安定性についてである。そのために、全員に④のような形で見てもらい、ついで①のような形で見てもらいたい。しかしこれは、私が1つの模型を持って前に立っている限り、困難である。

ところが、ここで書画カメラを使ってみたら、大変有効であった。つまり、全員が、カメラの位置から見た画像を、スクリーン上に見ることができるのである。必要に応じ、拡大縮小もできるので、生徒たちにとっては、全員が特等席にすわったようなことになった。よく見えて分かりやすいからだろうか、この説明の「視聴率」はとても高かった。

「書画」カメラと言う。平面状のものを撮影・投影することを想定した用語である。しかし今日は、立体的なものをこそ、この装置を使って提示するべきだ、と思った。

(分子模型図は、Butch氏作 "Free Wheel" にて嘉村が作成)

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