« 禁煙区画だが | Main | 化学会年会 2日目 »

March 27, 2009

田中耕一さんの講演(日化年会)

日本化学会の第89回春季年会。今年は、日本大学理工学部が会場である。
日大理工は、船橋市にキャンパスがある。東葉高速鉄道が通り、アクセスがよくなっている。
会期は、3月27日から30日までの4日間。30日には情報部会の外せない用事が入っているから、3日間だけ通おうと思っている。

Nenkai09a

初日は、田中耕一さんの特別講演を聴いた。会場の大教室は、いっぱいであった。
2002年度ノーベル化学賞受賞者の田中さんは、あれから6年ほどが過ぎ、髪がずいぶん白くなっていた。あれ以来、人格が変わってしまった、こんなにぺらぺらしゃべる人間ではなかったのだ、と笑わせた。

田中さんは、東北大で電気工学を専攻した。化学については、本来門外漢なのである。それでノーベル化学賞を受賞している。どうしてそういう発見をすることになったのか。それは、異分野融合の成果なのだという。同じ分野の仲良しクラブではなく、異分野の人々が集まり異なる意見を討論するチームこそが、独創的な成果を上げることができる、と主張された。ご自分の大学時代の研究であった、テレビ電波受像時のゴーストを軽減する技術と、ノーベル賞受賞対象となった生体物質のソフトなイオン化を並べてその関係を説明するスライドは、説得力のあるものだった。
異分野のアイデアを採用したり、理系専門家以外に説明したりするには、これまでの「正確に」「学術的に」ではなく「分かり易く」「例え・モデルで」説明することが大切であるという話もあった。これなど、私の仕事にも密接に関係するものである。

ほかにも、示唆に富む指摘があった。これは生徒たちにちゃんと伝えたいなと思う話のところでは、デジカメでスライドの写真を撮ってきた。
いま、その写真を眺め直しながら、これを書いている。今日は、いい講演を聴いた。

(3月29日付記)
開催要項を見直したら、会場内では写真撮影禁止となっていた。したがって、私が撮影してきたスライドなどの写真は、消去した。
演者の先生方、申し訳ありませんでした。

|

« 禁煙区画だが | Main | 化学会年会 2日目 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/69195/44489273

Listed below are links to weblogs that reference 田中耕一さんの講演(日化年会):

« 禁煙区画だが | Main | 化学会年会 2日目 »