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March 29, 2009

化学会年会 2日目

28日(土)。会期の2日目である。

この日は、講演についてはずっと化学教育の会場で聴いていた。中身は、いろいろ。
理科大の井上正之先生の発表がよかった。Pauling以来の電気陰性度の概念を、その後の進歩について俯瞰した後に、新しい定義を提案するものであった。既成の権威を尊重しつつもそこにとどまることなく新しい地平を拓くもののように思われ、感心した。

時間の流れが逆になるが、先にポスターのほうで、たまたまこの井上先生の指導を受けている学生の上口恵美さんの発表が目に留まり、話を聞いていた。ポスターは1日3回の貼り替えで3日間、つまり9クールも回るのであるが、化学教育についてはこの日の第2回にあるだけなのである。件数も多くない中に、理科大理学部からこの化学教育の領域にポスター発表があったので、興味を持って説明を求めたのだった。
内容は、ベンジルアルコールからベンズアルデヒドまでの酸化で止まるような反応条件を用い、得られたアルデヒドを銀鏡反応だけでなく良いにおいがするという面からも確認するようにしたら教育効果が上がるという発表で、なかなか面白かった。

Nenkai09c

ポスター会場は、今年は体育館のフロアであった。協賛会社のブースと並んで、というか、入口から業者のブースの間を通り抜けないとポスター会場に行かれない。あざといと見ることもできようが、結果的にお互いのためになっているのだろう。

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