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December 05, 2008

物理化学をしっかり身につけないと

物理と化学、ではない。物理化学。physical chemistryである。
何をいまさら、と我ながら思う。でも、化学IIの授業が反応速度から平衡まで進んできて、正直に、あらためて感じることなのである。

化学にもいくつかの分野があって、その中でも、私は有機化学や生化学に興味を持ってきた。炭素化合物の多様性や、生命を化学として見ることは、とても面白い。
ところが、高校化学においては、それらの比重は相対的に小さく、むしろ物理化学や無機化学のほうが手厚く取り扱われている。
私は、物化や無機はそんなに熱心に勉強してこなかった。それで、勤務校で教科書を越えるレベルまできっちり分かった上で授業をするとなると、これは時々、心細いことになる。

昨日も、若い相棒と話をした。平衡の式に[H2O]を書いたり書かなかったりするけれど、これ、どういう場合にどうなるのだろうかと。エステルの加水分解の式では書き、溶解度積の式では書かない。
やあ、それはつまり、[H2O]の変動を無視できるかどうか、じゃないの?エステルの加水分解では、平衡定数が10とかでしょう?それくらいだと計算にいれなくちゃいけないけど、酢酸の電離だと、…酢酸の解離度は0.01とかかあ。1/100くらいだと、無視して良いっていうことか。例の、1-α≒1が成り立つ範囲がそれくらい、っていうか。でも、[H2O]を書かないって言うことは、[H2O]=56mol/Lなんだから、それを定数に含めると平衡定数Kが56倍違っちゃうわけで。うーん、気持ち悪いよねえ。

こうなると、参照するものが必要になる。もはやWebでは効率が悪く、成書を見たい。それで、私の脇には、ずいぶんいろいろ大学レベルの教科書が並ぶことになった(いずれも邦訳)。こんなに入手できるのは、ネットオークションのおかげである。

そんなこんなで、調べたりしゃべったり。
勉強になる。いや、しっかり勉強しなければならない。

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