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October 14, 2008

明治学院大公開セミナー

朝の出勤時、電車の車内広告が目にとまった。
明治学院大学の広告である。公開セミナーの案内が載っていて、何人も並んでいる講師名のなかに鎌田慧とある。日付は10月14日、今日だ。開始は16時半。
… 6校時を終えてから駆けつければ、間に合うかもしれない。
明学は、ずっと気になっていた大学なのだけれども行ったことはなかったので、これは良い機会である。

降りだした雨の中、明治学院大学横浜キャンパスへ向かう。戸塚駅からの江ノ電バスは予想外に混雑していたが、大学まですぐに着いたので苦ではなかった。
丘陵地に開かれたキャンパスである。今日は木々が夕方の雨に煙り、とても美しい。校舎も清潔な感じで、敷地内にゆったりと配置されている。都内の質実剛健(!)な施設で学んだ者にはうらやましい環境である。

さて、この公開セミナーは9回連続であり、すでに第1回目は終わっている。リンク先のページを見ていただければわかるが、講師陣が思想的にたいへん幅の広い、魅力的な人選となっている。その第2回目が今日で、鎌田氏の講演なのであった。

鎌田氏は1938年生まれとのことなので、70歳になる。氏の筆致鋭いルポを読んでいるともっとずっと若い方のように感じてしまうのだが、期間工をした経験から書いた「自動車絶望工場」が1974年の出版であるから、なるほど、現在このような年齢でいらっしゃるのはおかしくない。私は氏の著作は数冊を読んだだけなのであるが、もっと早くから存在を知って読み始めたかったと思う。

講演は、『「民主主義」的管理主義と管理社会』と題するものだった。ある時期に学校教育で流行した「班競争」、企業で行われるQCサークル活動、また地方の集落でのあれこれの話とさまざまな要素をとりあげながら、日本社会の問題点を指摘していった。「改善」。企業内組合。派遣労働者。人材派遣業と法制。時間がきても、話は止まらなかった。

この公開セミナーは、無料かつ事前申し込みが不要であるばかりでなく、何も書かされない。アンケートすらないのである。ただ、その時間に大学の教室に入って座っていればよい。終わったら、そのまま解散。これで、いいの?と思うくらい。明治学院大当局の度量に感心する。

今日は、よかった。あとの回も、来られたら来たいと思う。

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