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July 28, 2008

サンドブラストによるガラス工芸

3日間の夏休みをとってきた。

行き先は、例によって伊豆である。
私たちは、天候や気分によって、ホテルのプールや海水浴場で水遊びをしたり、またちょっと出かけて見物や工芸体験などをして過ごすことにしている。

そのうちの一つ。伊豆高原のガラス工芸ショップで、サンドブラストをやってみた。初めてである。

Sandblast

私が選んだのは、通常サイズのガラスコップ。これは、無色のガラスの上に、うすい青色のガラスがコーティングされている。表面の青色の部分を削り落とせば、無色のガラス生地が出てきて、文字や絵が見えるというしくみである。

まず、下絵を描く。たくさん用意されている見本の紙から図柄を選んで、そこにトレーシングペーパーを重ね、鉛筆で図柄を写し取る。これは反転するので、文字は鏡文字で書くことになる。左上の写真は、ひっくり返したところで、こちら側には鉛筆の粉は付いていない。私は、コップ一周ぶんの長さを測って下絵を描いた。

コップに、軟質塩ビのシートを貼ったものが渡されるので、そこへ下書きの紙を巻き付け、カッターの柄でこする。すると、鉛筆の粉が、塩ビシートに転写される。
この図柄に沿ってカッターで切り込み、削りたい部分のシートを切り抜いていく。
図柄を切り抜いたら、窓つきの箱の中で、研磨用の砂を吹き付ける。砂は合成品だと思うのだが、石英砂のような感じである。200メッシュくらいか。これが、圧搾空気でノズルの先から吹き出るので、シートを切り抜いた窓状の部分に吹き付けていく。色が抜けたかどうかを、箱の中で蛍光灯にかざして確かめながら作業を進める。
削り終わったら、箱から取り出し、シートをはがす。
右下の写真は、ホテルへ戻ってビールを注いでみたところ。

ところで、私が見本に使った元画像は、一見して魚が泳いでいる様子であることが見て取れるものであった。ところが、このようにガラスコップの図柄になると、これはよく見ないと魚であることがわからない。

これはつまり、魚の輪郭がなかなか見えてこないということである。元画像は、そのような、いわゆる主観的輪郭がはっきりと見えるように、注意深く柄が配置されて描かれている。(IBMのロゴを思い出して!)
ところが、私がそれをトレーシングペーパーに写し取り、転写し、カッターでなぞりながら切り抜き、その穴に砂を吹き付け…という工程を行っているうちに、だんだんとデータが劣化したため、計算された線が見えにくくなったのであった。

さあ、この話と、青いコップ。授業でどう使おうか?

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