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July 10, 2008

神奈川大で実験

3年総合「分子を知る」ゼミ受講生6名と、神奈川大学横浜キャンパスへ行ってきた。

今日は、勤務校では「総合の日」とされている。各学年それぞれ行うことは違うのだが、3年生は各所属ゼミでの一日の活動とされている。校外へ出るゼミが多い。
私のところでは、神奈川大学の「毎日が見学会」というプログラムがあったので、体験実験教室を設定していただき、出かけてきたのである。

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大学のキャンパスらしい、なかなか良い雰囲気。
あれ、今日は田中さんのところも来ているんだ。

私がお願いしたのは、(1)時間は6時間相当で、(2)通常の見学より一歩踏み込んだ実験などの活動を というものである。大変厚かましく、無理な要請なのだが、神奈川大学ではこちらの期待以上の内容を用意してくださった。

入試センターで大学の概要や入試についての説明を受けたあと、工学部の23号館へ移動。もう午前中から、本格的なプログラムに入った。

Jindai02

まず、西久保忠臣先生から、今日の趣旨の説明をいただいた。つとめて各研究室での通常の研究活動に参加してもらう形にする、というお話であって、そのように迎えていただくことは、ありがたく、また光栄なことだと感じる。

これより、3つの研究室に2名ずつわかれて配属され、それぞれ実験をすることになった。西久保研、横澤研、小野研である。横澤勉先生は、勤務校の卒業生でいらっしゃるのだが、今日はあいにく出張でご不在であった。小野晶先生は、私の出身研究室の助教授をお勤めであったという縁で、私とは面識がある。私は、生徒についてここへおじゃました。

小野研のテーマとして、金属を包接させたDNAの合成、物性研究がある。そのようなDNAを合成する原料として、望みの構造を持つヌクレオシドが必要であり、それは化学合成する。
今日の午前中は、合成反応後の混合物を、カラムクロマトで分離し、TLCでその溶出の様子をモニターして、必要な画分を濃縮して産物を得るという作業を、あつらえたようにきちんと見学させてもらうことができた。説明していただく内容と、彼女らの知識レベルの間には差があるから、そこは私が口を出して埋めていく。

遅い昼食をとったあとの午後は、軽い内容を用意していただいた。
写真は、hydroxypropylcelluloseを秤量しているところ。5gをとってポリエチレンの小袋に入れ、水を2ml、2.5ml、3mlと量を変えて加え、よく練る。すると、液晶状態になり、何やらきらきらとした干渉色が現れてきて、その色が水の量によって変わってくる、というもの。

他の研究室でも、Grignard反応だとか、有機硫黄化合物の合成だとか、錯体だとか、学部3年または本当に研究室に入らないと行わないような実験をさせていただいたようである。

生徒たちは、大学レベルの実験・研究活動に触発され、また学食での昼食など大学生活の一端に触れることができて、それぞれ大いに満足した様子であった。
午後4時まえに終了。

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Comments

あらあら、うちの進路ガイダンスの行き先のひとつだったようです。
私はまったく関係なく学校待機でしたが。
お疲れさまでした。

Posted by: 田中 洋 | July 11, 2008 at 23:01

やってくる高校はたくさんあって、それぞれの要望に応えるために、入試センターの方々も忙しくされているようすでした。でも、一生懸命にむかえてくださるので、申し訳ないけれども甘えてしまいました。

Posted by: aromatic Kam | July 13, 2008 at 21:29

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