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June 03, 2008

無機化学実験

今日、3年総合「分子を知る」で、無機化学実験を行った。

告知したとおりに有機の教科書を読み始めてみたものの、第一回をやってみたら、お互いに少々つらい感じであった。あの雰囲気のまま第二回を行うのは、避けたかった。
前回読んだところに「イオン化エネルギー」と「電子親和力」の説明があった。そこで、ここにひっかけて、イオン化エネルギーが低い元素と電子親和力が大きい元素について、実際にどんなものなのか見てみよう!ということにした。アルカリ金属と塩素についての実験である。

リチウム、ナトリウム、カリウム。それに、Hさんの提案で、カルシウムを加えた。今日は1名欠席で5名しかいないので、金属単体をナイフで切ってみるにしても、それぞれが、硬さの違いを体感してみることができる。
水との反応、そして、元素の種類を増やして、炎色反応。

次に、さらし粉と塩酸で、塩素を発生させる。年度末に入ったドラフトチャンバーの初仕事ともなった。
アンチモンがなく、残念だった。それでも、塩素中で黒煙を発生させながらのロウソクの燃焼、熱した銅線から出る褐色の煙、臭化物イオンやヨウ化物イオンとの酸化還元反応、ゼラニウムの花の脱色など、塩素の示す多彩な反応に、生徒たちは大いに興味を示し、満足した様子だった。

このような無機各論の実験は、このごろでは行われることがすくない。進度と理解度の確保が優先であるし、また、事故の危険のこともあって、そうならざるを得ない。
今日は生徒がわずか5名であったから、充実した内容の実験を安全に行うことができた。それが、いいことなのかどうか。やらないよりはやった方が良い、それは明らかなのだけれど。

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