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May 06, 2008

エリック・カール展

エリック・カール展を見てきた。

Ecarle

ご存じ、「はらぺこあおむし」の作者である。
その制作手法はテレビなどでもよく紹介されている。あらかじめ色を塗っておいた紙を切り貼りする、と書いてしまえばそれだけだが、実はなかなか、奥の深い作業であるように思われる。

筆で絵の具を塗った紙を、ただ動物のシルエットに切り出してみたところで、さほど面白いものにはならない。それが、例えばクマならクマの姿を作るとすると、頭、前足と肩、胴体、後ろ足とおしり、といったぐあいに、その動物が歩くときにひとかたまりになって動く部分の形を切り出し、それを貼り合わせて全体の形にしている。こうすることで、私たちが、その歩くときの体の動きまで含めて「クマ」と認識し記憶している、それを鮮やかに想起させるので、貼り合わせの紙が生き生きとしたクマの姿に見える。私には、そのように思われた。

会場内は、例によって液晶プロジェクタからの映像が駆使され、子供も大人もすなおに楽しめる展示空間になっている。「はらぺこあおむし」の制作過程も、あらためてよくわかった。

銀座松屋8階特設会場にて、5月12日まで。

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Comments

いつもながら、いろいろなものを見る行動力、さすがです。

エリック・カール氏の絵本も、何度も子どもに読んであげた本のひとつです。

私も見に行きたいと思っていますが、時間がつくれるかどうか…というところです。

Posted by: 田中 洋 | May 09, 2008 at 08:00

会期はあさってまでですけれど、おいでになることができたでしょうか。田中さんのところからは、夕刻の上り直通特急に乗れば乗り換えなしですっと行けますよね。こういうところは、やはり、うらやましいです。
私、東山魁夷展にもう一回行こうと思っているのですが、勤務終了後から出かけるとなると、ちょっと厳しいです。

Posted by: aromatic Kam | May 10, 2008 at 23:25

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