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February 03, 2008

酸化還元滴定の扱いは

練習問題の解説に続き、節末問題の解説プリントを作っている。
その中に、酸化還元滴定を扱った問題が入っている。正面からそう書いてあるわけではないのだが、実験結果から、酸化剤と還元剤の価数を考慮しながら濃度を求めるようになっている。

私はずっと、高校化学では酸化還元滴定は扱わないものだと思ってきた。指導要領は何回も改訂されているが、少なくともここ30年の間は、教科書に載ったことはなかったのではないだろうか。
それが、いま使っている教科書は、おそらく検定で落とされるかどうかのぎりぎりのレベルまで内容を詰め込んでいるものである。さすがに本文には書いていないのだが、こうして問題の形で取り入れてきている。書かれてしまえば、教室では解説せざるを得なくなる。

これは私の常識が間違っているのかと思って、検索してみた。すると、Q and Aの掲示板に、「高校○年生です。学校で酸化還元滴定をやったのですが…」といった質問が上がっているのがいくつかひっかかってきた。また、進学実績を上げている私学やSSHと称される学校の授業計画表にも、ぽつぽつと書かれているのを見つけた。
つまり、指導要領や教科書内容にかかわらず、やっているところではやっていたのである。
そしておそらく、こうしたことは、酸化還元滴定にとどまらない。

このような事態であることがわかって、さて、私はどうしたものかと考えている。
もとより、あちらは大幅な増加単位でやっているのに対し、こちらは規定通りの単位数でやっているのだから、現状では授業内容をこれ以上増やすことはできない。補習も、現状では、進度が遅れている者の面倒を見るだけで手一杯である。

これはいよいよ、3年の自由選択時間帯に、補充的内容を行う科目を設置してもらわないといけないようである。情報科の自選科目を何かやってみたいと考えていたのだけれども、順番が逆になりそうだ。


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