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December 08, 2007

天野真家先生、東芝を提訴

湘南工科大学の天野真家先生が、東芝を相手取って訴訟を起こされた。かな漢字変換の技術に関わる訴訟である。

天野先生は、東芝が日本初の日本語変換機能付きワードプロセッサを開発・発売するにあたり、かな漢字変換部分の開発を担当された。このあたりの話は、NHKの番組「プロジェクトX」で放送され、一般に知られるところとなっている。
このときに、会社員として得た報酬が、発明の対価として僅少である、発明の値打ちに見合っていない、ということである。

私は、天野先生にお世話になっている。個人的にではなく、情報部会の研究会を行うにあたり、全面的なご協力をいただいたのである。ワープロ開発のお話もいただいたのだが、どちらかというと昔の話を淡々と語られたという印象で、報酬面での不満といったことを漏らされることはなかった。
少なくとも、私たちがお会いした限りでは、控えめで穏やかな、いかにも大学の先生らしい方であった。

そこへ今回の提訴ということを聞いた。
これは、技術者の名誉、権利を少しでも高めなくてはならないと長年考えてこられ、いよいよ時期を見て行動を起こされたということなのだろうか。
世間の理解を得て、先生にとって(技術者一般にとって)良い結果が出ることを願おうと思う。

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