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November 06, 2007

集団面接練習

3年生の推薦入試受験者に対し、面接練習を行っている。私にも、3名の指導が割り当てられている。

3名は、いずれも指定校推薦での受験である。指定校であるから、面接の出来如何にかかわらず、不合格となる可能性はきわめて低い。それでもやはり、こちらとしては恥ずかしい面接結果となることは避けてもらいたいし、生徒のほうでも、きちんとやってきたいと考えているようである。だから、練習も、お互いにそれなりに気持ちの入ったものとなる。

今日の約束は、C大学法学部を受ける生徒であった。ここの面接は6名の集団面接なのだそうで、その模擬面接となるように、生徒自ら友人を呼び集めてきての練習である。そして私には、昨日、前年度の受験報告が示され、このように行われるそうなのでよろしくお願いします、とのことである。きちんとやってやらない訳にはいかなくなった。
昨年の報告によると、受験生には控室で新聞記事のコピーが配布されたようだ。「尊厳死」に関するものである。そして、面接会場では、先生が司会をつとめ、尊厳死について順に指名されて意見を言わされたり、自分の考えとは別に賛成または反対の意見を述べさせられたりする。話の流れにそぐわない意見を言ったりすると、きびしく指摘される。というぐあいに、なかなか大変なものであったらしい。

さて、準備である。前年度の形を踏襲し、ネットからではあるが新聞記事をプリントアウトする。私は法律については素人であるけれども接点のある話題をと思って、「臓器移植と人の死」をとりあげた。また、人の話をメモする用紙、それに名札ケースとストラップを用意した。これでだいぶそれらしい雰囲気になるはずである。

…と、前置きでこんなに字数を費やした。
内容については、もうあまり書こうと思わない。
ただ、何しろ、非常に面白かった。

彼女たちは、この面接練習というロールプレイに、きわめて真剣に取り組んでくれた。また、それぞれが、普段は部活に力を入れて取り組んできたとは言え、やはりいろいろと世の中の動きを気に掛けたり考えたりしてきていたのだろう。順に指名して意見を言わせたり、新しい視点を示してこれについてはどう思うかと聞いたりするたびに、見聞きした実例を引きながら自分の考えをはきはきと述べることができていた。一部、前に発言したことと論理的に矛盾する点があったりしたのだけれど、それはまあ、次の課題としておこう。今日は指摘しなかった。

最後にサービスで、法律クイズを行った。短いストーリーを話して、この中に出てくる犯罪行為を指摘し、刑法での罪名を言いなさい、というもの。これも、面白がって、乗ってきてくれた。

討論は、あっという間に本番と同じ50分がすぎた。あいさつの仕方や発言の仕方の確認、クイズ、感想などを言い合う時間を含め、1時間半くらいかかっただろうか。予定より長かっただろうと思うのだけれども、彼女たちは、とても面白かった、よかった、と言いながら帰って行ってくれた。

また、今回の面接練習は、私にとって、情報科で意見をまとめたり互いに討論したりする授業をするための、貴重な土台となっていくだろう。

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