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November 14, 2007

pH指示薬と色覚

ここ数日間、チョークの色と色覚について書いてきた。
この話は、もともと、pH指示薬の色を黒板に色チョークで描いたら、というところから始まったものであった。

昨日と今日、いくつかのクラスで、pH指示薬の酸性色と塩基性色を見せてきた。見せ終わって片付けるまえのものを写真に撮り、それをまた富士通カラードクターで変換してみたのが下の写真である。
今回は、解像度変更以外の画像処理をしていない。一番上がオリジナル、次が第一色覚(赤)、下が第二色覚(緑)である。

Phindicator0

Phindicator1

Phindicator2

試験管3本で1組となっており、一番左がメチルオレンジ、中央がBTB、右がフェノールフタレインである。それぞれの3本は、左が酸性溶液、中央が純水、右が塩基性溶液に指示薬を入れたものとなっている。(pH7くらいの緩衝液が欲しかったが、作る時間がとれなかった)

このように、メチルオレンジは、第一色覚・第二色覚の者にとって酸性色と塩基性色が非常に見分けにくい指示薬であることがわかる。教材とするときには注意が必要である。
これに対し、フェノールフタレインは、「赤」であることは認めにくいけれども、色の変化は大きくて、中和滴定の終点を知ることは困難ではない。高校化学の教材として一般に取り上げられている、塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の滴定、および食酢の滴定で、これを指示薬として使っていることは、色覚特性に配慮した上でもなお適切なものであるということが言えそうである。

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