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October 30, 2007

食塩が雪のように

いま、1年の化学Iでテルミット反応をやらせている。私はいままで、これを演示実験として行ってきたが、今年は通常の実験と同じく各班で1回ずつである。
生徒たちは面白がってくれる。それなりに効果はあがっているものと思われる。でも、40人をいっぺんに指導するのであるから、大味になる。それに、4クラス分、あるいは8クラス分の教材を用意することを考えて行うから、できることも限られてくる。

これに対し、26人の1クラスだけもっている3年の化学IIのほうは、やれることが飛躍的に多くなる。通常の授業の中に、ほぼ毎回、少しずつ実験の要素を入れている。1時間分の展開などと考えなくて良いから教材の自由度が高いし、また器具の数も薬品の量も少なくて済む。思いつきで何でもやれる。

いま、化学平衡に入ったところ。操作が簡便で視覚効果が高い実験がないだろうかと机上でネット検索していたら、よさそうなのがあったので、(もう定時制の時間帯に入っていたのだが)すぐに予備実験してみた。
まず、飽和食塩水を作る。これを試験管に取り、ピペットで濃塩酸をそっと滴下してみたら、

… 濃塩酸のしずくは、液面に落ち、白く濁り、少し沈みかけてからまた浮き上がり、液面近くで拡散し、そして細かい食塩の結晶を析出させ、それが雪のように試験管内を沈降していった!

とても、美しい。

これは、濃度変化による平衡の移動、共通イオン効果を説明する教材なのだけれども、こんなにきれいだと、そんな理屈は飛んでしまう。

明日6校時、3人に1つくらいの割合で器具を配って、見せてやろう。

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