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July 16, 2007

「ネット王子とケータイ姫」を読む

昨日の話。
台風が通過し、雨が上がったようだったので、ちょっと外出した。そうしたら、またサァーッと降ってきたので、雨宿りがてら本屋に入った。ぼーっと書棚を見ていたら、目についた本があったので、買ってきた。

「ネット王子とケータイ姫」香山リカ+森健 中公新書ラクレ155 である。新書としては薄めであり、文体も読みやすいもので、一気に読了した。

書かれていることは、そう、半分程度は承知していることであったが、あとの半分は、知らなかったこと、あるいは(私にとって)目新しい指摘であって、なかなか面白かった。
香山さんは精神科医であり、彼女がものごとを考える流儀は自然科学のそれである。そういったことも、私にとってこの本が理解しやすいものとなっている要因である。

面白かった指摘をいくつか。
・佐世保で級友を殺害した女児にとって、ネットは、「なくてもすむメディア」の対極にある、「最後に残された居場所としてのメディア」である。
・「ほどほどに利用し、そこそこ知っている人」という中間層が生まれにくく、「初心者」と「マニア」しかいない、というのがネットやケータイの世界の大きな特徴だ
・一部の年配の教員によるITへの不勉強や嫌悪感が、子どもたちにモラルやリテラシーを含めた正確な教育を与えることを阻んでおり、結果的に中途半端なIT教育しか授けられていない

現在、私が細々と行っているいくつかのことがらは、この本の論旨に照らしてみたとき、ほぼ、大丈夫なようである。時折、雑音が聞こえてくることもあるけれども、生徒たちの方を向いて、もう少し、続けてみようと思う。

もちろん、私一人の考えで自信を持って教育(?)活動が行えるわけはない。情報科関係で知り合いとなり、日々、オンライン・オフラインを問わず、刺激を与えてくれる仲間たちがいてこそのことである。彼らとの意見交換により、私の見解は固まり、実践に移すことができている。感謝したいと思う。

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