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July 31, 2007

天吊りプロジェクタとスマートボード

7月27日付けエントリで書いた、天井からつり下げた形で固定したプロジェクタとスマートボードであるが、何とかなる…のかもしれない。
いや、私が予算を要求したそのままの形ではないようなのだが。

責任者が腹をくくってくれるのは、現場にとっては大きなことだ。

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July 29, 2007

陶芸体験

ちょっと伊豆に遊びに来ている。
宿泊先は、もうずっとここに決めているホテル。レストランには、おそらく10年以上になるウェイターさんがいる。彼の顔を見ると、ほっと安心し、ああまたここへ来たなと思う。だんだん老けてきているが、それは当方も同じことである。

プールや海岸で遊ぶだけでなく、もう少し、何かしたい。ホテルに出張してきている銀細工やガラス工芸の体験教室もやってみるのだが、それでつぶれるのは1時間、2時間といった程度の時間である。
そこで、昼間は伊豆急線に乗って移動する。クルマを持たない私たちは、パッケージツアーに付いてくる伊豆急のフリー乗車券を使い、南北に移動するのである。

この頃では、伊豆高原へ出かけてくることが多い。
伊豆高原には、観光客相手のさまざまな小さい施設が集積している。そしてこの頃では(私たちが今まで気づかなかったのかも知れないが)さまざまな工芸体験ができるところが多くなっている。こういうところを回るのは、なかなか楽しい。

今回は、「伊豆こうげん窯」へ行ってきた。

Cup_clay

私は、陶土をこねて焼き物をつくるのは初めてである。ここでは陶土1kgから好きなものをいくつでも作れるというコースになっていて、ご覧のような3つを作ってみた。カップ、ソーサー、ミルクピッチャー(のつもり)である。
本当は、釉薬も自分でいくつか合わせて掛けてみたかったが、それは陶土の乾燥後にショップのほうでやってくれるのであった。釉薬の色だけ指定してあとは任せ、焼き上がりが届くのを待つのである。

うまく焼き上がってきたら、職員室で使うカップをこれに交換しよう。

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July 28, 2007

夏期講座を終える

夏期講座を終えた。

当初、3日間の日程ということで公開し、生徒7名で始まった。しかし、3日間では、どう抜粋してみても高校化学一通りの内容を扱えるはずもなく、開講予定を入れていなかった学校見学会の日の夕刻近く、そしてその翌日と、結果的に5日間の講座となった。

受講人数は、4日目と5日目には3名まで減っていた。予定より延長したので都合がつかなかった者もいるし、この内容ならば聴講するまでもないと判断した者もいるだろう。
それでも、私たちにとっては、大変だったけれども、やりがいも感じられた5日間であった。

来年は、これは私の担当となる。今年の経験をふまえて、生徒にニーズに合致し、かつ、こちらもしゃべっていて楽しい講座にしたいと思う。

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July 27, 2007

スマートボードが欲しい

県から、学力向上の名目でちょっとした備品費が来た。
これをどう使うか、校内コンペの様相を呈している。
私は、「理科」と「情報科」から、それぞれ1つずつ提案文書を上げた。

理科からは、理科講義室と第二化学実験室に、天井から吊る形で固定したプロジェクター設置。7月12日付エントリで書いたような授業を、気軽にどんどん行うためには部屋に常設されたプロジェクターが是非とも必要である。
やはり情報の免許を持っているYさんは、しょっちゅう理科講義室にプロジェクターを持って行って生物の授業をしている。こういうものを使う有用性を情報科で身につけた者にとって、切実な要求である。

情報科からは、情報処理教室と、できれば視聴覚室にも、スマートボードの導入。
どうも、お値段を調べる糸口がわからなくて、朝から府中西の佐藤先生に電話をかけたりした。お忙しかったようでつながらなかったけれど、そのあといろいろと探り、スマートテクノロジーズの営業担当の方と電話で話すことができた(佐藤先生、お騒がせしました)。
感圧式ボードが電子黒板になっているもので、USBでパソコンにつないで使う。プロジェクターを別途用意する必要がある。
これは上手く使うと、本当に授業が変わると思う。学力向上という目的に、まさに合致しているだろう。

さて、私の書いた書類は「企画会議」に上がるわけである。どう料理してくれるのだろうか、お手並み拝見といこう。

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July 22, 2007

結晶を買った

公開講座を終え、横浜駅へ。簡単な昼食をとる。

目当ての雑誌があって、ルミネの有隣堂へ上がった。
すると、ちょっとしたフェアをやるスペースで、今日は鉱物などの標本を販売していた。

これは時々行われており、別に珍しくはない。しかし、始まったばかりらしく良質な標本が並んでいて、これは来年度以降の授業で見せたいと思った。
結晶の話をするところの教材である。イオン結晶の標本として、3つを選んで買ってきた。

Crystals

方鉛鉱PbS、蛍石CaF2、方解石CaCO3である。方解石は、複屈折がよく見える。
結晶構造を示す図など添えて、生徒に回覧させるような教材として作っておこうと思う。

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July 17, 2007

湘南工科大 研究会下見

8月6日に、情報部会第3回研究会を予定している。
会場は湘南工科大学で、情報工学科の天野真家学科長の、全面的なご協力をいただいている。

内容は、レゴマインドストームを用いた、プログラミングによる制御実習。なんちゃって免許の私たちは、このような、計測・制御、プログラミングという部分が弱い。教材として有名なレゴを用い、授業で行うことができるネタを身につけようというのがこの研究会の目的である。

今日は、そのために下見に行ってきた。本当にお忙しいところであるはずなのに、2学科にわたり、何人もの先生方が時間を割いて説明してくださった。
オープンスクールで高校生が組み立て、プログラムを入れた状態のクルマがあったので、ちょっと走らせてみていただいた。 wmvによる動画

これは楽しそうだ。
その他に、何気なく置いてあるさまざまな(過去の)機材、学生たちの学習活動・実習のための実に工夫された部屋など、貴重なものをいろいろと見せていただくことができた。

天野先生は、東芝で「日本語ワードプロセッサ」を開発したチームのお一人であり、NHKのプロジェクトXにも出演なさった方である。そのお話も伺うことができるような日程を考えている。

まだ10名くらい申し込むことができそうな状況なので、興味のある方はどうぞ。案内はこちら

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July 16, 2007

「ネット王子とケータイ姫」を読む

昨日の話。
台風が通過し、雨が上がったようだったので、ちょっと外出した。そうしたら、またサァーッと降ってきたので、雨宿りがてら本屋に入った。ぼーっと書棚を見ていたら、目についた本があったので、買ってきた。

「ネット王子とケータイ姫」香山リカ+森健 中公新書ラクレ155 である。新書としては薄めであり、文体も読みやすいもので、一気に読了した。

書かれていることは、そう、半分程度は承知していることであったが、あとの半分は、知らなかったこと、あるいは(私にとって)目新しい指摘であって、なかなか面白かった。
香山さんは精神科医であり、彼女がものごとを考える流儀は自然科学のそれである。そういったことも、私にとってこの本が理解しやすいものとなっている要因である。

面白かった指摘をいくつか。
・佐世保で級友を殺害した女児にとって、ネットは、「なくてもすむメディア」の対極にある、「最後に残された居場所としてのメディア」である。
・「ほどほどに利用し、そこそこ知っている人」という中間層が生まれにくく、「初心者」と「マニア」しかいない、というのがネットやケータイの世界の大きな特徴だ
・一部の年配の教員によるITへの不勉強や嫌悪感が、子どもたちにモラルやリテラシーを含めた正確な教育を与えることを阻んでおり、結果的に中途半端なIT教育しか授けられていない

現在、私が細々と行っているいくつかのことがらは、この本の論旨に照らしてみたとき、ほぼ、大丈夫なようである。時折、雑音が聞こえてくることもあるけれども、生徒たちの方を向いて、もう少し、続けてみようと思う。

もちろん、私一人の考えで自信を持って教育(?)活動が行えるわけはない。情報科関係で知り合いとなり、日々、オンライン・オフラインを問わず、刺激を与えてくれる仲間たちがいてこそのことである。彼らとの意見交換により、私の見解は固まり、実践に移すことができている。感謝したいと思う。

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July 14, 2007

Flashがわからない

Flashで教材を作ることに取り組んでいる。

が、難しい。例えば、線の太さを変えようと思ってあれこれ調べたり試行錯誤したりしたのだが、何とかそれができるまでに、おそらく1時間程度、かかっている。
塗り、線の変形、上下関係、勝手に滑らかに面取りされる癖、それによって隣接する図形が保持されるのか寸断されるのか…。
要するに頭が悪くてアプリを覚えられないのだ、と言われれば、まあ、その通りなのだが。

こういう場合、非常な努力を傾注して、難しいインターフェースを覚え、またその特性を理解していく、という姿勢もある。
ただ、私の場合には、当面使うものを作りたいだけであり、今後それほど Flash を使い込んでいく予定もないので、そこまでの意気込みはない。
それに。

頑張って覚えたところで、その知識が、何年間有効なのだろうか。
かつての Lotus 1-2-3、あるいは英語圏での WordPerfect。身近なところでは、桐。
パソコンを触るようになって20年たつ者としては、このような例を見てきただけに、使用頻度が低くて使い勝手が独特なアプリケーションを、必死に覚えようという気になれないのである。

とにかく、明日には、いま作っているものについては何とかなりそうだ。もし終わらなくても、台風の影響で高校野球の試合が順延し、勤務校とVXさんのところとの対戦が延期になったから、16日も空いている。そこまでやれば、いくら何でも作れるだろう。

その次に Flash を使うのは、いつになるのか、わからない。

(追記)
つくったものをアップロードしてみた。 swfファイル

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July 12, 2007

最後の2時間連続はてんこ盛り

勤務校は2期制である。この時期、保護者面談や水泳大会は入ってくるけれども、それがない日は普通の7時間授業である。明日と、来週の火曜日がそのような日程になっている。

その明日は、化学IIの、夏休み前最後の2時間続きがある。意図したわけではないが、授業内容を計画しているうちに、ずいぶんいろいろな内容の活動を盛り込むことになった。

まず、飽和蒸気圧である。説明の後、グラフをかく活動を考えている。グラフを作成することについては、生徒たちはおそらくきちんと教わったことがないはずだ。方眼紙の使い方、目盛りや単位の書き方、それに自在曲線定規をつかった線の引き方などを紹介しようと思う。

次に、気体の体積の話。切りが悪いが、休み前は体積と圧力だけになってしまう。ボイルの法則である。
Boyles_lawこれについては、昨年、高浜高校での研修会で作りかけにしていた Flashアニメがある。これを何とか完成させ、がたがたの絵であるけれども、動くものに仕上げた。

今日、雲が厚くて薄暗い午後であったけれど、授業で使っている選択教室へ出向いて、実際に投影してみた。
このようなことをするために、県からまとまった台数のノートパソコンが届いている。しかし、それらはA4フルサイズのものであって、重い。他の教材もたくさんあるのに、これを持って階段を上がる気にはならない。また、さまざまな規制がかかっており、例えばFlashのプレーヤーをダウンロードしてインストールしようというのも一騒動である。仮に入れたとしても、電源を切ると消えてしまうらしい。使い物にならない。
結局、県の支給品としては、プロジェクタしか役に立たない。写真に写っているプロジェクタはそのようなものの一つ。ノートパソコンは、私の私物である。

このようにしてFlashアニメを見せた後、パワーポイントのスライドで、R.Boyleの生データを示し、かけ算して一定になることを確認したりグラフ化して見せたりする。このような、黒板にいちいち書くと大変で時間の無駄になるような教材でも、PCとプロジェクタがあれば効果的に提示することができる。早く、各教室にスクリーンとプロジェクタが備え付けられ、教員はノートパソコンを抱えていくだけで効果的な画面提示ができる、というような環境を整えて欲しいものである。

明日の4コマをこなせば、夏休み前の仕事は終わったようなものだ。がんばろう。

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July 11, 2007

今日も二題

今日から学年ごとに水泳大会となっている。天気は小雨模様であり、降雨をかいくぐるようにして何とか大会が行われている。さらにその日程の隙間を埋めるように、授業が設定されている。

1年化学I、原子量。前振りとして。

「このクラスで小テストをしたとします。満点の10点の人、9点の人、8点の人がいたとします。平均点は何点でしょうか?」
「9点!」

おい、ちょっと待て。確かに私は、意図して落とし穴を設定しているのだけれども、そんなに見事にはまるなよ。

「原子量を求めるには、小テストの平均点と同じで、同位体の相対質量だけではなくて存在比を考える必要がありますね。では、塩素について。(35x76+37x24)/100 となりますが、計算してみましょう。いくらになりましたか?」
「647てん…」

しかし、君はみごとにはまってくれるよなあ。さっきもそうだし。

「35.48という人が多いですが、6百いくつという人もいますね。どこがおかしいか、わかりますか?かけ算と足し算があれば、かけ算優先でしょう?式のままの順番で電卓叩きましたね?」
「ああ!」

ああじゃないよ。でも、素直でいいね、私はそういう生徒が好きだ。

******

3年化学II、気体の圧力。
生徒たちは、私が1年の所属だと思っている。だから、水泳大会の方へ行っていて自習になるのではないかと期待していた者もいる。そこへ私が現れたから、ややあてがはずれた気分の様子。
まあ、いいか。軽めに行こう。

「薬品をいろいろ持ってくると好評みたいなので、今日もまた、こういうのを持ってきました。水銀です。」

未開封、500g入りの水銀のビンである。それを、二重にした使い捨てプラコップに入れて、生徒たちに提示する。そして、気をつけてと言い添えながら、前の方の者にそれを持たせた。

「あ!」
「驚くでしょう?はい、次の人」
「あ!」
「驚くよね、はい、次」
「わぁ」
(まだ持っていない者)「そんななの?」

金属であるから、密度が大きいことは別に驚くにあたらない。ただ、見たところ風邪薬のビンくらいの試薬ビンであるから、だいたいこれくらい?と質量を思い描いて手に取る、するとそれよりもずっと重い500gの荷重が手にかかるので、生徒は素直に面白がる。
こうして、水銀の密度を実感してもらった上で、大気圧が水銀柱760mmという話に持って行く。水銀を76cm押し上げるだけの圧力というのは相当大きいものなのだとわかってもらう、そのための仕掛けである。

次回は飽和蒸気圧。引っかからずにスッと理解してもらいたいと思う。

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July 09, 2007

今日の二題

面談期間の特別(カット)時間割で、私は公式には授業がない。しかし、実は、3/4が詰まっている。

1校時。卒業記念DVD制作のための撮影。私が副担任となっている307Hが、この時間に割り当てられている。
副担任と言っても必修科目の授業を持っているわけでもなく、化学室と階段の掃除監督をしているだけである。それが、生徒の要請を受けて教室へ行ってみると、ちゃんと私のカットも用意されていた。掃除用具ロッカーに入っていて、飛び出してくるというものであった。
担当の生徒が、307H部分をどのように演出するか、みんなの前で説明している。その説明はとつとつとしており、声も小さく身振り手振りもなく、つまり、プレゼンテーションとして評価するならばその点数は低い。しかし、彼の思い描くコンセプトはきちんとクラス全員に共有され、私よりだいぶ年配の学級担任も喜んでそれに協力して嬉しそうに演技している。生徒たちも、リハ1回で、きっちり撮られている。
見ると、絵コンテもちゃんと作られており、撮影の業者チームは、それを見てふむふむと読み取っている。
・・・要するに、伝わればいいわけだし。これは、情報科でプレゼンの基本なんか教えなくたって、彼らはじゅうぶんやっていくのではないか?

3、4校時は、例の押しかけTTのクラスである。Excelを終え、著作権の話に入っている。
今日は、Imさんは昼から出張である。時間を少し残して出るから、とは言われていたのだが、なりゆきで、30分間を預かることになった。そこで急いで職員室へもどり、スライドの資料などが入ったUSBメモリを持ってきた。
生徒たちにしてみれば、せっかく自習になるところなのに嘉村がいるから授業になってしまう、という部分と、理科の先生が情報をしゃべるとどうなるのだろう、という部分がある。授業へとりくむ気持ちへの効果は、相殺されるものとしておこう。
30分ばかりの時間ならば、何とでもしてしまう。一回限りだが、著作権について生徒に伝えたいことを、それなりに熱を込めて話したつもりである。
生徒たちは、静かにしていた。ただし、意識レベルは…?このクラスに化学の授業をしているときよりも、視聴率は明らかに低い。
これは、私の情報科に関する知識レベルが低く、付け焼き刃であって、切っ先が鈍っているためであろう。化学をしゃべるときのような迫力が出ないのだ。生徒たちの反応は、それを正直に反映しているものと思われる。

来年度からは、私も情報を持つ可能性がある。しかしそれは、生徒にとって、良いことなのだろうか。

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July 08, 2007

関東大会下見ページ

「関東都県高等学校情報教育研究会 第一回神奈川大会」の下見ページをつくった。
おいでになる予定の方、どうぞごらんください。

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July 06, 2007

ダイヤモンドの単位格子

3年生から質問を受けた。ダイヤモンドの単位格子はどうなっているのか、というのである。
私は即答できなかった。そして、次回の授業までに模型を作ってくるから、と約束した。
そして、その日の放課後に、以下のようなものを組み上げた。

Diamond

面心立方格子に似ているが、よく見ると違っている。面心立方の「四面体型のすきま」に炭素原子が入り、全体を拡げた形である。このため、ダイヤモンドの密度は大きくない。

ちょっと、それぞれの原子の位置などを見やすくマークしてみよう。

Diamond2

黄緑色の炭素原子は、単位格子の8つの隅にあり、それぞれ1/8ずつこの格子に属している。したがって、
1/8 × 8 = 1個分の炭素原子があることになる。
赤色の炭素原子は、6つの面の中央に位置し、それぞれ隣接する格子とこの格子に半分ずつ属している。したがって、
1/2 × 6 = 3個分の炭素原子。
水色の炭素原子は、それぞれ、まるまる全体がこの格子に属している。4個分。
合計で、
1個+3個+4個=8個
8個分の炭素原子がこの格子に属していることになる。

一辺の長さaを0.36nmとし、炭素のモル質量を12g/mol、アボガドロ定数を6.0×1023/molとして密度を求めてみると、3.4g/cm3と出てくる。実測値は3.52g/cm3 なのだそうで、まずまずの一致である。

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July 04, 2007

古いワープロ専用機FD

同僚から相談を受けた。
ワープロ専用機で使っていた古いフロッピーディスクを読み取ることはできないだろうか、ということである。そういうことなら、変換ソフトを入れたパソコンに読み込ませてデータ変換し、ワードならワードの形式で保存するのですよと答え、そして、行きがかり上、そのフロッピーを預かってくることになった。

そして、自宅の、…何というか、PC/AT互換機で読み込みを試みる。ソフトウェアはコンバートスターZ15である。
まず、「富士通純正」の、Y-EのUSB-FDDでやってみる。まったくだめ。次に、「IBM純正」の、TEACのUSB-FDDでやってみる。今度は、フロッピーが文豪mini7タイプ1のものであることまで読み取ってくれるが、変換はやはりできない。
次に、Windows95がプリインストールされていたノート機に読み込ませてみる。このマシンのフロッピーは外付けであるが、USBではなく、専用コネクタを経由するものである。これで、ディレクトリまでは化けながらも見えたが、データは吸い上げられなかった。
結局、預かったフロッピーはデータを読み出すことができないまま、お返しすることになる。

この手のソフトウェアは、もう、使うことがないかもしれないと思っていた。それが、今日たまたま使うことになった。
しかし、古いデータを使い回すためのソフトウェアなのであるが、ハードウェアの仕様が変わってしまうと、活躍できなくなってしまう。特にフロッピーディスクドライブなど、低価格化に対応するためにどんどん簡単な機構になっているのだから、ドライバを書いても古い特殊フォーマットの2DDなどは読むことができないのだろう。

機械が変わってソフトウェア的に互換性がなくなり読めなくなったフロッピーが、やはり、ハードウェアが変わっていくことにより、読めない。
矛盾しているような、当然なような。
確かなのは、結局役に立たなかった、ということである。

(追記) そういえば思い出した。コンバートスターZというのは、ワープロ専用機の文書は守備範囲外なのであった。本来できないと承知で購入したソフトウェアなので、いまさら役に立たないと評するのはいけないことである。

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July 03, 2007

化学も少しずつ変わるわけで

情報科ほどではないが、化学の内容も、少しずつ少しずつ、変わっている。

例えば、周期表に載っている元素の数は、ここ数年でぐっと増えた。炭素の同位体としてフラーレンも取り上げられている。

また、数値の変更もある。アボガドロ定数など、私が高校生のときの値とは、4桁目で違っている。
そして、単位系の変更。calではなくJを使うようになったり、atm(気圧)の代わりにPaを使うようになったりしている。

化学では、気体を取り扱うとき、伝統的に「0゚C、1atm」を標準状態と呼び、基準にしてきた。そして、例の、「0゚C、1atmで1molの気体はその種類にかかわらず22.4lを占める、という話が出てきて、22.4l/mol は記憶するべき定数ということになっていたのである。

ところが、現行の教科書には、この1atmという記述がない。あくまでSIに基づき、1.013 X 105Pa なのである。
これは、科学的には正しい態度である。私も賛同せざるを得ない。
しかし、高校に入ってきて化学を学び始めている生徒たちにとっては、なかなか、厳しいものがある。

昔は、普通にテレビの天気予報を見ていれば、1気圧が1013ミリバールだということは、自然に身についた。それが、1013hPaだということになり、さらにこの頃では、天気予報の番組中で天気図が表示されている時間がきわめて短い。要するに晴れるのか降るのか、暑いのか寒いのか。それを知るためだけの番組になっている。

そういう中で育ってきた生徒たちに、1.013 X 105Pa という値を提示して、これはこうやって計算すると、ほら1013hPaになるでしょう、とやってみても、なかなか、「分かった感」を得てもらえない。
さらにその上、0゚Cで1.013 X 105Pa のときに、気体は22.4l…より正しくは、2.24X10-2m3の体積を占める、などと言ってみたところで、興味を覚える前にげんなりしてしまうことになる。

ここで、Paで表される圧力の値にキリの良い数値をとったりすれば計算問題は楽になるわけだが、そうすると、我々の暮らしている雰囲気の1atmからは遊離してしまう。

名案があるだろうか?

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July 01, 2007

案内文書を上げてみた

情報部会で、研究会をいろいろと企画実行している。
教科情報が始まるぞ、という頃には、参加申し込みが多くて抽選にしていたこともある。それが、このごろでは、なかなか予定する人数が埋まらないことも多くなっている。

人が集まらないのは、いろいろな理由が複合しての結果であろう。こちらが思いつきで何かやってみて、劇的に回復するものでもない。また、ニーズがないところへ無理においでいただくこともない。
ただ、それを欲している人がいるならば、こういう会がありますよと、早めに、かつ確実に周知する工夫をする必要はあるだろう。

情報部会のWebページに、研究会の案内を載せている。
ここへ、各学校へメール添付またはFaxで送っている案内文書のpdf版を置いて、手軽にプリントアウトできるようにしてみた。
一般に、教員が部会の研究会に(でも何でも)出張で出るときには、それなりの手続きをするわけであるが、そのときに根拠となる文書を添付しなくてはならない。情報部会からの文書が必要となるのだが、それがうまく回って行きたい教員の手元に届いていないと、出られないわけだ。

「文書が見つからないので、生きたいけれど、まあ、仕方ない、今回はあきらめるか。」そんな人もいるだろう。それでは、こちらはWeb上にサイトを持っているのだから、文書を置いてみよう。

使ってもらえるといいな、と思っている。

(7月8日追記) 諸般の事情により、上記の文書ダウンロードは、現在見合わせている。

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