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June 26, 2007

教科研理事会

情報部会は、神奈川県高等学校教科研究会の一部会である。
今日は、その理事会。各部会の部会長が集まる会議であるが、規約改正の移行期であって、新「部会長」の校長さんたちと、従来の部会長職に相当する私のような者が、各部会から出てきて一堂に会するものであった。
情報部会からは、私と、清陵総合の石川校長が出席している。もっとも、一人も出てきていない部会もある。

会場は、昨年度までの教科研会長の勤務校であった、県立横須賀高校である。三浦半島地区の名門校であって、おそらく地域から(財政的な裏付けを伴う)広い人脈によって支えられている学校である。今日の会議も、独立した建物である研修棟の広い会議室で行われた。空調が効いており、快適であった。

規約が改正され、部会長職は校長が務めることとされた。ただし、部会によっては、なかなかスムーズには移行できないところもある。意見も認識も、いろいろである。決着を見るまでに、少々時間がかかった。

部会に未加盟の学校がある。その対応については、申し合わせ事項がある。
しかし、情報部会としては、なかなかその通りにやりきるのは難しい部分もある。歴代の部会長に、ちょっと、聞いてみようと思う。
例えば私は、今年度は情報科をもっていない。そうすると、教頭は、私を理科部会の人数にカウントして登録するだろう。このようなとき、600円払うから情報にも数えてくれ、ということは、可能なのだそうだ。へええ。実員数と加盟人数が違ってくるが、どうも、それは構わないようである。

帰りは、京急線の堀ノ内へ出てみた。
この道は、15年くらい前に通ったことがある。横須賀高校から横須賀工業高校を経て北へ向かい、三浦半島の分水嶺を越えるのである。頂上では、短いトンネルを抜けるようになっている。
あのときの印象は、つやつやした葉っぱの木が茂る、気持ちの良い散歩道であった。それが、15年の間に若干開発が進んだのか、あるいは現在の私が杜に囲まれた学校に勤務しているためか、今日あるいていても、あまり緑豊かな道とは思われなかった。

京急の快特で横浜まで。こんな30分歩く経路をとっても、衣笠から横須賀線に乗るよりだいぶ早いはずである。

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June 25, 2007

研究会の報告をアップ

先週の、都立八潮高校での研究会。
やっと報告のページをつくった。

http://www.johobukai.net/johobukaikenkyu0702.htm

事実誤認がありましたらお知らせ下さい。

今日はこれだけ。

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June 24, 2007

松岡美術館 フランス印象派・新印象派展

松岡美術館へ行ってきた。

ここへ行ったのは初めてである。場所はと言うと、おなじみの国立科学博物館附属自然教育園の裏手。目黒からバスで行っても良いのだが、昼食後の私たちは、腹ごなしに歩くことにした。

開催中の展覧会は、「フランス印象派・新印象派展」である。他から借りてきたものではなく、ここの収蔵作品だけで展示室を2つ埋めていた。
たしかに、印象派のごく初期から、主要な画家の作品がいくつかずつ並べられていて、ひととおりの流れを見ることができた。ただし、それらの作品、とくに有名な画家のものは、その代表作というわけではないので、大きな美術館での企画展と比べるのは無理があった。むしろ、新印象派に属するのだろうか、後年の画家の実験的な作品の方が面白かった。
ルノアールの絵は、和室風に造られたコーナーの、床の間に掛けられているような展示であった。そのことに格別の意図は感じられなかった、ということは、ここは普段はそれにふさわしい常設展示がなされている場所なのだろうか。

そして、実は、私たちが一番良いと思ったのは、作品自体ではなく、庭であった。小さな庭なのだが、ちょうどあじさいが咲き、雨がしとしとと降っている。訪れる客も少なく、静かな館内で、ソファに座って庭を眺めていると、とても居心地が良かった。

小雨模様の中、帰宅。
ここのところの疲れが抜けきっていないためか、昨日に続き、長い昼寝をしてしまった。

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June 23, 2007

化学の履修率など

勤務校では、3年に化学IIを置いている。3単位、増単なし。

化学IIは、必修選択枠に1クラス、自由選択枠に2クラスが成立していて、合わせて80人ほどが履修している。自選枠が多いのは、必選枠で数学IIIと物理IIを取り、自選枠で化学IIを取っている者が多いからだと思われる。昔ながらの、理系進学型の選択ということになる。
履修率は、20%台のなかば。前任校の5倍であるが、全国的にはどうなのだろう。
なお、物理IIのほうは、必選枠に2クラス、自選枠に1クラスの、合わせて3クラスである。

勤務校では、私は自選を1クラスだけ持っている。だから、担当している生徒は全員が2科目めの理科として化学を取っているということになる。

一般的な生徒たちの現実的な目標は、MARCHあたりに入れればまあいいか、というものである。それならば、受験科目としての理科は、必選枠の1科目で良い。現に、年度初めに『物理に絞りたい』と言って履修放棄していった生徒がいた。

その中で2科目めを取りに来る理由は、まずはセンター受験、国公立狙いである。それから、受験のための選択や打算といったことは別にして、普通に、理系なら理科は2科目ちゃんとやるんじゃないの、と考えている者。そして、化学が好きで来ている者。こういう、さまざまな動機で選択履修している生徒たちが混ざっている。基礎知識、理解力のレベルはかなりばらついている。
ここで、私は、貴重な授業時間をどうつかうべきなのか。

しばらく前。珍しく、教室の外で、彼らと雑談する機会があった。
炎色反応の話になったのだが、彼らは、その色を覚えた語呂合わせを口々に言い合ったのである。
彼らにとって、炎色反応の色は、受験勉強で覚える対象であったのだ。

私は、非常に申し訳ない思いにとらわれた。
こういうことは、その現象そのまま、まるごと染み入るように理解されるものだと思う。しかしそれは、実験してその現象を目の当たりにしていればこその話である。経験がないのに身につけていることが要求されれば、これはひたすら覚えるしかない。

せっかく選択してきた生徒たちに、何を提供すればいいのか。
少なくとも、教科書に載っている些末な項目を逐一解説して時間を費やすことではないはずだ。
自選Y帯、27人。3年の化学IIとしては、多い。金曜日の実験でも、人数の多さの故に、うまく進行しない部分があった。それでも、なるべく多くの物質、その振る舞いを、自分の手で操作しながら見てみるという経験を、多く積ませてやりたいと思う。
たとえ、講義の部分がかいつまんだものになってしまうとしても。

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June 21, 2007

都立八潮高で研究会

都高情研の活用部会と神奈川の情報部会、ジョイントで研究会である。
これで、かれこれ4回目となる。こちらから押しかけている面があって、ご迷惑ではないかという気持ちもあるのだが、おじゃましてしまう。

会場は、都立八潮高等学校。旧制第八高女だということで、いろいろと財産を持っているようすである。その上で、新しく建てられたきれいな校舎で教育活動が行われている。少々うらやましくも思う。

今日は、2時間という比較的短い時間の会であった。そこで、あれこれと欲張らずに、テーマを絞っての事例発表とした。校内ネットワークと新入生テスト。時宜を得たテーマである。

そして、終了後の懇親会。こちらの方がむしろ、…などと言うのは不謹慎なのかも知れないけれど、気持ちの上ではそうなのである。
私は、都高情研会長、都立松原高校校長の武山先生のとなりに座らせていただき、親しくお話をさせていただいた。

本当は、もっともっと飲んで、放言したいところでもあったけれど、体調も万全ではないし、自粛した。
明日は実験である。3年の化学II、有機。気力を蓄えて臨みたい。

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June 20, 2007

陣馬山にて2

往路にて。
Yuyakekoyake
有名な、夕焼小焼前バス停を通る。

Jupiter
40倍望遠鏡にデジカメをくっつけて撮った写真。木星である。衛星が3つ、見えている。
このほか、北斗七星の柄のところにある連星やアンドロメダ星雲、天の川に牽牛星織女星、などなどを観測することができた。

Zinba
これは帰路にて。和田峠から陣馬高原下バス停までの道から撮影したものである。ここ、東京都なのであるが。

とにかく、寝不足である。
このあと、学校へ帰って情報部会幹事会。それから明日は、東京へ出かけて研究会の予定である。

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June 19, 2007

陣馬山にて

生徒11名と天体観測中。
雲の間に、時々星が見える。
木星の衛星を3つ、初めて見た。
生徒たちは、文化祭以来のハイテンションが続いているものか、非常に楽しそうである。

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June 08, 2007

やっと有機を終わる

積み残しの有機分野をやっと話し終わった。
今日の2時間続き。トルエンから始まり、ジアゾ化合物まで。

生徒の様子を見ていると、もう3年生で自分のペースで勉強できる者が多い。だから、教科書に書いてあることをなぞるような授業では、時間の浪費である。
教科書に乗っている、さまざまな化合物、反応例。それについてはもう、読んでもらうことにして、かなり端折った。
その代わりに、ベンゼンでは触媒がないとすすまない臭素化反応がどうしてフェノールでは混ぜただけで進むのか、またその置換位置の配向性について、環の電子密度の違いを共鳴構造式を書いて説明してみたり、あるいはヘテロ原子の話をしたり、という具合に、教科書に書いていない概念をいろいろ紹介した。有機化学を俯瞰するための道具である。

次回から、理論的な内容となる。勤務校の生徒には、むしろこちらの方が取り組みやすいのかも知れない。

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June 06, 2007

予備実験

今日は、授業が1・2、5、6。打ち合わせが7。その後は臨時職員会議。
貴重な空きの3・4を、予備実験に費やした。

化学IIの予備実験である。
分野は有機化学であり、これは大学時代には私の専門(と隣接)領域であったのだが、大学の研究室でやることと高校化学では、かなり様子が違う。そしてまた、このレベルまで有機をしっかり授業できるのは、教員生活で始めてのことでもある。
だから、予備実験と言っても、内容を軽く確認するというよりは、私自身が初めてやってみて理解するようなものとなる。幸い、実習教員さんが経験豊かであるので、試薬の調製やら実験プリントの例やら、いろいろとお世話になることができる。予備実験の間もずっと一緒にいていろいろと示唆してくれるので、大変に助かる。

やはり、実験は楽しい。どんなに理屈をこねてみても、目の前にある現実が一番偉いのである。
この変化、この反応をどう説明するか。

文化祭あけの2時間続きの日に、この実験をやろう。生徒も楽しみにしているだろう。

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June 04, 2007

「Excelの授業」

中間テストと球技大会が終わった。
押しかけTTで行っているクラスの情報Aも、今日は久しぶりの授業であった。

今日からExcelだとのことである。へえ、ここでもExcelを教えるような授業をしているんだ、などと思いながら、Imさんの進行に合わせて適宜サポート活動をする。

生徒に聞いてみる。すると、中学校でExcelをやってきた者もいるが、まったく初めてという者もけっこういる。自分のところでは技術家庭科の授業では扱われず、何だか選択の授業で設定されており、それを取らないと、中学校の授業ではExcelには触れない。そう説明してくれた生徒がいた。

さて、始まってみると、Imさんの説明はずんずん進む。セルに単純な数式を入れて計算させてみるところから始まって、Excel特有のマウスカーソルの変化だとかコピーの技、絶対参照、SUM、AVERAGE、それにINTを使った数字の切り出し。VLOOKUP。ここまでを使った表を、2時間連続1回の授業で仕上げさせてしまった。

操作が遅れる生徒もいる。普通だったら、ここでたくさんの手が上がり、複数いる教員がそのサポートに飛び回って、時間を食う場面である。
しかし、生徒たちは、お互いに教え合って、何とかしてしまう。このクラスでは私がいるから私に質問する者もいるが、他のクラスは教員一人でやっているから、なかなか教員の説明を止めて質問することはできないだろう。それでもこのスピードで授業が進行するのは、やはり生徒の特質によるのかなと思う。

あと1回、2時間でExcelは終わりにするのだそうだ。4時間程度なら、道具としてパソコンを使うために費やしても良いだろう。
さて、この調子であと1回。どこまでやらせるのだろうか。

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June 03, 2007

『大正シック』展

東京都庭園美術館の『大正シック』展を見てきた。

この展覧会には、大正時代を中心とする日本の美術工芸品がアメリカに渡り、それがホノルル美術館に収蔵されてきたというものが出品されている。国際巡回展なのだという。
日本画が多い。それも、日本画であるけれども、題材は当時の風俗に求めたもの。基本的には美人画である。
次いで、和服のコレクション。女物の、袷あるいは単衣物である。

絵は、どれも良い。
当時の先端を行く、ブルジョア階級の女性たちが、日本画になって、屏風や掛け軸として表装されている。それが、おかしくない。とても良い。
大正時代の美人画といえば、まず竹久夢二を思い浮かべる。というか、私など、それしか知らない。だから、この時代によしとされた女性の姿というのはああいうぼやっとしたものなのだろうと何となく思いこんでいたのだが、この展覧会に出ている作品の女性たちは、もう少し、伝統的な日本画の顔、ないし、現代のきりっとした女性の顔に近い。
夢二は、むしろ異端だったのだろうか。

私がもっとも良いと感じたのは、山川秀峰の「白鷺の精」だったか。このモチーフの画は2枚出ていたのだが、1階の暗い展示室にあった方である。
縦長の画面。若い女性。着物は白の無地。袷か、綿入れか。裾からわずかに見えている裏地は水紋のようであるが、これは鷺がエサをついばむ浅い水面を隠喩するものか。
帯は黒で、幾何学的な白い線の文様が入っている。氷晶を思わせる六角形を基本としている。
頭には白い布をかぶり、それを顔面まで引いていて、目だけが見えている。
蛇の目傘をさしている。白と黒の文様である。
全体にモノトーンであり、緊張感がある。そして、美しい。

他の絵も秀作揃いである。また、着物のほうも、その柄が非常に実験的というか、大胆なデザインのものが多くて面白い。これを着るのは大変だっただろう。

喫茶室へ移動。気分はデンキブランであるが、そんなものはないので、コーヒーを飲む。ここの砂糖は和三盆の干菓子である。

庭園は、ちょうど緑が濃くなったところ。まだ虫による食害や風害にあっていない葉は、輝いていた。
Teienmuseum

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June 02, 2007

RGUその後

承前。

昨晩は、酔っぱらった頭で、調べもせずにエントリを書き、寝てしまった。
今朝になってから、RGUとは何ぞやといろいろ調べてみたが、どうも、確かな答えは得られなかった。

Rgu

それでも、おそらくは、こういうことなのだろう。

Windowsの操作において、いちいちマウスでダイアログボックス上の該当部分をクリックしなくても、キーボードから文字を入力すればすむようになっていることがある。ペイントで色をつくるときも、そうである。
これ、アクセラレーションキーとかアクセスキーと呼ぶらしい。初めて知った。
この場面で、RGB値で色を指定するとき、RGBを指定するそれぞれの数値のテキストボックスに飛ぶためのアクセラレーションキーとしては、赤にはR、緑にはGを割り当てればよい。しかし青Blueは、Bが「基本色」に使われていてダメ、次のLも「明るさ」に使われていてダメ。やむを得ず、その次のUを割り当てることになっている。

つまり、これは単に、ペイントで色を編集する画面で青の数値を指定するためのアクセラレーションキーがUである、というだけのことであって、そこに見えている「RGU」という文字列は、意味を持ち広く承認されている「RGB」と同列に扱うようなものではないのである。

ああ、落ち着いた。

タンパク質の一次構造を書き表す場合などに用いる、アミノ酸を指定する1文字コードがある。グリシンがG、アラニンがAと決めていくと、当然、破綻する。そこでリジンには "before L" という苦しい根拠でKが割り当てられているし、グルタミンに至っては、英語での発音が "Qutamine" と表せそうに聞こえるからとQが割り当てられている。苦しいのを通り越しているが、それを承知の上で使うことになる。

これがMS社のことになると、また何か勝手に定義しているな?という警戒感が先に立つ。苦しければ苦しいと表明してくれればいいのに。

元同僚に、返信を送ろう。

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June 01, 2007

RGU

前任校の、教職員組合分会主催の歓送迎会に行ってきた。
その中身は、楽しいものだったけれども、ここに詳述はしない。

質問を受けた。

「ペイントで、色を作るときに、赤がRで緑がGはいいのだけれど、青がUってどういうこと?」

何のことやらなので、携帯機を起動してみた。なるほど、RGBではなく、RGUとなっている。

どなたか、こうなっているわけをご存じありませんか?

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