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May 31, 2007

モディリアーニと妻ジャンヌの物語展

代休を取っている。
まる一日を採点にあてるつもりだったが、午前中は天気も良かったし、自宅にこもっているのがもったいなくなった。そこで渋谷まででかけ、モディリアーニと妻ジャンヌの物語展を見てきた。文化村ザ・ミュージアムである。

私は、特にモディリアーニが好きだというわけではない。正直、彼の絵はどれを見ても細面の婦人像であってみな同じだ、くらいに考えていた。それでも、せっかくの機会だし、いろいろな作品もあるだろうからと思って行ってみたのである。

行ってみたら、この展覧会は、単なるモディリアーニの作品展ではないことがわかった。妻のジャンヌとの関わりを、それぞれの作品を追いながら解説しようというものなのである。
いや、解説ではないのかもしれない。もう少し、気持ちが入っている。何というか、その人生に、作品と共に寄り添ってみようとするかのような。

でも、私は、あくまで作品を見たかったのである。モディリアーニが非常にいい男で、これはもてそうだとか、あるいは、二人が死んだ後に残された小さい子どもはその後どうしたのだろう、などと思わないことはないのだけれども、所詮は有名人のゴシップである。

昨今の美術展は、ただ作品を並べるだけではだめで、企画力が問われるのだということを読んだ気がする。
そうなのかも知れないが、それはしかし、同時に、観客を選んでいることにもなるのだろう…。

夕食は、食パンのグラタンと野菜スープ。

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May 30, 2007

球技大会

今日から、2日半の日程で球技大会である。
勤務校では2期制をとっているが、6月に文化祭を行う関係で、前期の中間テストがやや早く、昨日までであった。そして、テスト明けにすぐ授業再開とせずに、球技大会を行うのである。

まあ、たしかに、テストが終わったら球技大会というのは、あり得る形ではある。しかしそれは、普通は1学期の期末テスト後、2学期の期末テスト後という日程の組み方である。このような、前期の中間テスト後というのは、ちょっと珍しいのではないだろうか。
しかも、とても季候の良い時期である。もちろんスポーツをしても気持ちが良いだろうが、こういう時期こ授業をつぶすのはもったいないという気も、ちょっとする。

生徒たちは教室に居残ってぐずぐずしたりせず、競技に参加したり応援したり、あるいは近づいている文化祭に向けてパフォーマンスの練習をしたりしながら、過ごしている。教員には仕事の割り当てがなく、生徒たちが自主的に運営する球技大会である。
そうすると。この期間は、教員にとって、格好の採点日ということになる。私も、ほとんど1問1点で設問数の多いテストを230枚抱えて往生しているので、大変に助かる。

素晴らしい球技大会となるはずが、残念なことに、今日は昼前から雨となった。やり残した試合を含め、競技は明日も続く。
ただし、私は、明日は代休を取得する予定にしている。

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May 26, 2007

オムライス

終日、自分の家庭のために過ごす。
夕食のリクエストはオムライスである。

私たちの世代にとっては、オムライスというのは郷愁をそそられるものだ。「食堂」あるいは「洋食屋」で食べる、チキンライスが薄い卵焼きにくるまって、トマトケチャップが真ん中に帯のようにかかって出てくる、あの姿である。
ところが、昨今のオムライスは、必ずしもそのような姿をしていない。むしろ、皿に盛った赤色のピラフの上に、半熟ふわふわの卵が豪勢に乗っかり、デミグラスソースが回しかけられているといった形の方を、よく目にするようになってきた。

それで、今日は、その最近のバージョンで食べたいということであったから、やってみた。
デミグラスソースは、市販のレトルトパックのものに、ちょっと手を加えるだけ。卵も、チキンライスを中に入れてくるんと巻くのは(私にとって)それなりに難しいものなのだが、半熟ふわふわを乗せるのは、何でもない。
つまり、この方が、ずっと楽である。それで、おいしいと評判も良い。

次回から、ずっとこちらになりそうだ。

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May 25, 2007

研究大会

荒天の中、情報部会の研究大会が行われた。
会場は、横浜清陵総合高である。顧問改め部会長の石川校長の学校である。VXさんの勤務校でもある。

ここで、私は幹事長に指名された。以前の部会長の位置である。
就任の挨拶をしなくてはならない。
もとより、私は情報科学を勉強してきた身ではない。また、前任の間辺さんのように、素晴らしいアイディアにもとづく実践を積み重ねてきたわけでもない。
それでも、引き受けるわけであるから、一生懸命にやるという所信を表明しなくてはならない。
そこで私は、今年度は化学だけを担当している、しかし、化学をやるにしても、教科情報を担当してきたことで自分に蓄積してきた、ICTを活用した授業の方策があるはずであり、それを活用して具体化していきたい。他教科とも連携していこう。そういうことが、私の役割なのではないか。そんな話をした。

研究発表の部分は、今年は情報部会委員の発表ではなく、県内にキャンパスがあって今春の入試で情報科を取り入れた4大学の先生方を招いた。短いお話をいただいたあと、パネルディスカッションという構成である。
議論が白熱したとは言えないが、いろいろと情報をいただくことができた。聴衆も、前々日の厳しい票読みよりはずっとたくさん集まった。

懇親会には、いつもの委員が参加した。しかし、それに加えて、筑波大の久野先生が出席してくださった。
腹蔵ないお話をすることができ、大変うれしく、有益であった。

明日は、いろいろと案内があったところだが、すべて断って休むことにしている。

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May 23, 2007

質問を受ける

テスト前。多くの生徒から質問を受ける。

質問に訪れる生徒がたくさんいるというのは、これはどこの学校でもあったことで、格別のことはない。
それでも、ああ違うなと思うのは、自分である程度まできちんと勉強してきて、その上でこの問題のここがわかりません、とポイントを明らかにして質問する者が多い、ということ。
また、「ここは覚えればいいんですね」という態度を取らず、理解しようと努めていること。
そして、授業時間の制約や高校化学の枠組みの中で、扱うことがらを限定して授業していると、その範囲内で生じる無理や矛盾、中途半端な説明に終わってしまうことがらについて、納得できないと言って質問に来る者が多い、ということもある。
いや、もちろん、誤解や理解不足により、問題集の答えがわからない、と言ってくる者もいる。

リアルな対応もするし、また、blogを用いた質疑応答、それを公開しておくことによる情報の共有もやってみている。メールサポートもしている。
こういう手応えは、心地よい。つい、力を入れてしまう。

しかし、その一方で、勤務校の校是というのだろうか、標語のような文言のなかに、自学自習というのがある。学習はすべて自発的に行う、ということになっている。
それからすると、私のやっていることは、いささか教員として手をかけすぎということにもなりそうだ。

でもまあ、こういう対応をしているのは、ほとんど一年生でもある。そのうち、この学校の空気を吸って、教員との距離感を身につけていくのだろう。上級生のように。

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May 13, 2007

授業に何を盛り込むか

繰り言のように書いているが。

教科書の中身を終わろうと思うと、授業時間はまったく足りない。
いや、本当に、教科書に書いてある範囲でさらっと触れていけば、終わる。しかしそれでは、聞いている方は面白くないし、身につかないだろうと思う。

化学を例とする。特に文系アタマの人たちには、この科目はわかりにくいようだ。むしろ物理の方が、公式を覚えて解法を身につければ問題は解けるから、わかったような気になることはできるのかもしれない。しかし、化学というのはまるっきりわからない、そういうことを、同僚からも、たまに聞く。

私なりに考えてみると、例えば原子の構造としてボーア模型を示され、はい原子核には陽子と中性子があります、電子はK殻L殻とあります、では原子番号10番の原子の模型を書きなさい、などと言われたときに、「はァ!?」となる、そういうことなのだろうと思う。
それは、理解できないこともない。何だか意味不明なことを天下り式に与えられては、無理もない。

だから、私は、教科書にいきなりあっさりと結論だけ書かれているような、原子核だとか電子のエネルギー準位だとか、そのような概念を人類がどうやって見つけ出してきたのか、歴史的な議論の過程や決定的な実験などを紹介する。薬品や小道具もいろいろ教室に持ち込んで生徒に触らせる。そして、こういう積み重ねの上に、教科書に書いてあるこれが分かってきたんだよ、という説明をしていく。
当然、時間を食う。「シラバス」どおりに進むわけがない。
これは、なにも私の理科だけの事情ではない。勤務校の3年の日本史は、学校設定科目を設け、事実上、大幅な増単でやっている。日本史Bと学校設定科目の両方を取らないと、通史にならない。

ところで、かつての同僚で、こういう人がいた。
彼は、外語で日本史を担当していた。進学校であっても専門学科の枠組みなので、3年の日本史が3単位しかない。ここで彼は、おそらく80時間程度で、ちゃんと通史をやっていたのである。
彼の授業のキモは、どこを削るかにあった。もっとも難しいのは、削ったときに、あとの授業に影響が出ないようにすることなのだそうだ。あれをしゃべらなかったから、次の時代のこれを説明できない、そういうことにならないように、しっかり日本史の形を残しながら、ばさばさと枝を落として、80時間。
この授業は、非常に評判が良かったのだという話を、別ルートから聞いた。

削っても、良い物は良い、面白い物は面白い。そういうことなのかもしれない。
だとすると、私の授業は、まだまだ二流、未熟であるということになる。
付け加えることは、だれにでもできる。削るのは、達人の技。なのだろうか?

先週、化学IIの授業が終わってから、
「数学をやろうと思っていたんだけど、先生の授業を聞いてから、化学に進みたくなりました」
と言ってきた生徒がいた。
思い出してみると、この日の授業で、私は、アセチレンに関連して炭化水素の水素原子の酸性について説明していた。こういう話は、ハマって聞いている生徒には非常に興味深いものであるらしい。もっとも、寝てしまう者も出るのであるが。

何とか工夫してスピードアップを図りながら、それでも、教科書に載っていないことをあれこれ紹介するのはやめるわけにいかないと思っている。

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May 12, 2007

インクカートリッジの工夫

妻のパソコンに、インクジェットプリンタを接続してある。

今朝、インクの不足などがないかと思って、PCからプリンタをモニターしてみたり、インクカートリッジの在庫を確認したりした。すると、未使用インクの箱の中に、どうも使用済みと思われるものが1つ入っていた。
このエプソン製プリンタの純正インクカートリッジは、使用後はベルマーク10点分となるらしいので、拙宅ではそのつもりでためてある。
ここにあるこれは、たまたま純正品ではないから、ベルマークにはならない。それならば捨てるなり、私に頼んで電器店の回収ポストへ入れてもらうなりすればいいではないか。そのまま未使用品のところに置くとは、妻は何を考えているのだろう。
ところが、私がそれを聞く前に、妻が来て言うには、

「それ、入らなかった。」

え?そりゃ、これはエコリカ製のだけど。入らないって?元のガワはエプソン製のやつの使い回しだし、入らないはずないでしょ。それに、インクの出口のシールは破れてるよ。ほんと、訳が分からないな。

「その黄色のやつ。」

黄色?これ、ダークイエローだよ。

「そう、その黄色の。」

だからさ、ダークイエローと黄色は違うの。これはね、日焼けしちゃって色が薄くなってるけど、黄色じゃないんだよ。…え、じゃ、これを黄色の所に差し込んだわけ?

「黄色を替えようと思った。」

なに、これを黄色の所に差したの。入らないんだ。そう、ひょっとして?

Epsonink

へえぇ。間違って差す人がいるから、差さらないように、切り込みの形を変えてあるのか。

写真は、右から、ライトマゼンタ・ライトシアン・ダークイエロー・黒である。この4つを見る限り、切り込みの段の深さは4段階ある。さらに、これを横から見ると、上の写真の奥行き方向にも違いがある。なかなか凝っている。
また、このプリンタでは、黒を2つ差してモノクロ文書を高速印刷できるようにもなっている。2つめの黒を差すスロットは指定されているが、そこのところでは、カートリッジの切れ込みの位置を検出して、色か黒か判定して、インクの流れを切り替えているのだろう。

ところで、妻がぎゅうぎゅうと差し込もうとし、シールは破れたけれどもインクは入っているカートリッジ。セロテープでインクの出口をふさぎ、袋に収めた。また今度、使おう。でも、それまで持つかなあ。

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May 10, 2007

合同委員会で名簿入力

勤務校を会場として合同委員会。ただし、内容は、情報部会名簿作成のための入力作業である。

部会関係に限らず、勤務する学校を会場としての会議を設定することに、私は慣れていない。お茶の出し方ひとつとっても、要領が分からず、右往左往してしまう。しかし、現業や事務の人たちは、そういうことはよくわかっていて、親切に助けてくれた。

定時制との関係があって、情報教室を使うことができない。応接室に持ち込んだPCで、名簿のデータを手分けして入力する。即席のネットワークを作ろうとか、データを分割してまたマージしようとか。うまくいったこともあるしダメだったこともあるが、とにかく、腕に覚えのある人たちが集まってきているから、面白い。非常に勉強になる。
6月に東京へおじゃまする会にも、すてきな発表者を一人、送り込むことが決まった。

皆さんを帰してから、さあ、また授業のプリントを作らなくては。

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May 09, 2007

6人いた

組合主催の歓送迎会に出る。

勤務校は、冴えない住宅街などと言っては叱られそうだが、成熟した特徴のない小さな町にある。そこになぜか、町の規模に比べてかなりたくさんの飲み屋が集積した地域があって、駅まで歩く途中で寄り道をすれば、昔ながらのちょっと一杯が気楽にできる。昨日もそうだったし、今日の会も、そのような店の一軒の、二階広間で行われた。
20名以上が集まっている。人事異動が多かったこともあるけれど、まずまず、元気のある組織であろう。

そこで。もう一人、情報科の免許を持っている人がいることがわかった。
これで、数学3人と理科3人の、合わせて6人である。

ねえ、だから、3年に選択科目を置きましょうよ。そりゃ、ニーズがないっていう話になるわけだけど、「数学探究A」「B」「C」置いてる裏に、情報科の科目を置けるでしょ。受験のために数学の増単を取るか、情報系に行きたいから先のことを考えて情報を取るか。まずは10人取ってくれれば良いじゃないですか。

すると、情報部会の初代部会長も、退職するまでに言語を教えてみたいなぁ、と。

そうでしょ、それだったら、「アルゴリズム」開講すれば良いんですよ。あれは教科書ないから。で、もしぼくが担当するとすれば、「情報と表現」かな。あれなら情報Aの続きでいろいろやれますから。それで、隣のS高とかK高と、単位互換するんですよ。教務規定変えて。HさんやKさんがいるじゃないですか。

飲んだ席の話とはいえ、6人中のここにいた4人がその気になっている。少しずつ、進みそうだ。

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May 01, 2007

ちょっと失態

勤務校の公式ページに、まずい点を発見した。
朝、Imさんにその旨を知らせ、さらに直接ページを作った人にも確認してもらう。やはり。
暫定的に、そのページを書きかえておく。これは私の仕事となった。

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