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February 22, 2007

今後の情報科必修科目は

大きく出たが、長文を書く元気はない。

結論としては、MTさんが書いていらっしゃる、

> 今後の高等学校の情報教育を考えてみると、
>  1.情報Aと情報Cを統合した科目をつくる
>   (これは全国の高校生に共通の科目とする)
>  2.情報Bのような科目は選択教科とする
> が現場としては妥当な選択のように思います。

これに賛成である。

何度も書いていることだけれど、「高校」といっても、その内実はとてもひとくくりに議論できる状況ではない。
そのへんのことが分かっていないと、
「学習指導要領に定められた内容を教授しないのはコンプライアンスの精神に欠けている」
といった空論が行われることになってしまう。

それでもまあ、建前としての必履修科目という枠組みもまた必要なわけで。
情報科では、それにふさわしい内容はどのようなものであるか。
現時点では、すでに生徒にとって物足りない内容のものとなりつつある情報Aに、情報Cの内容を統合して(実習を減らしても良いから)2単位のボリュームに整理したような新科目がふさわしいと思う。
それに加え、情報Bの発展形である、情報科学基礎のような内容の科目を選択で置けば良い。

ここで問題として現れてくるのが、総単位数の不足である。
現状で、普通科高校の1年ではだいたい共通の科目を履修し、2年から選択科目を取り入れていくという考え方でカリキュラムを編成すると、理系進学対応のためには3年次の単位数がいっぱいいっぱいになる。数III、数C、理科2科目(1科目であっても…)までで満杯なのだ。そこへ選択の情報科学を置いたとしても、実際問題、時間割に入らない。仮に、無理に選択の時間を2時間あけたところで、生徒は情報科学よりは英語や数学の増加単位演習科目の設置を欲し、そちらに流れるだろう。
では情報科も入試に出せば…という議論は正しいのだろうか?

長文を書く元気はないので、この先の議論はいずれ。(逃げ。)

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Comments

私も賛成です。
「情報Bと情報Cを結合して、情報Aを無くす」という提案が大学の先生たちからよく出ていますが。プログラミングは全員に教えるよりも、選択科目の中で教えた方が、実利があると考えるからです。
昨年6月の神奈川情報部会の「情報B/モデル化とシミュレーション」の研究授業は大成功でした。
http://www.johobukai.net/johobukaikenkyu0605.htm
しかし、講師の説明では、この前のクラスで全員にプログラミングさせようとして大失敗したということです。見学した授業では、アルゴリズムを理解させることに重点を置き、パラメータを変更させるに留まって直接プログラミングはさせてませんでした。この学校はご存じのように準トップ校ですが、それでもこのような事例です。
もちろん、プログラミングに興味を持つ生徒もいますが、その生徒たちを伸ばすには、抽出して教えることが望ましい訳です。そんな授業は時間割に入れられない、という事情もありなんですが、校内の教務規定が整えば短期集中講座などの工夫をすることで可能です。

情報Aではタグ打ちでWebページを作っていますが、必履修ではこの程度でプログラミングの基礎を体験したことになると思います。

Posted by: VX | February 23, 2007 at 01:53

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