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January 18, 2007

情報Aでプレゼンテーション

久しぶりの授業ネタとなる。

1年必修情報A。三学期はプレゼンテーションから入る。
と言うと、生徒はいやがる。非常に、いやがる。

いつもまるくなってすわって昼食を一緒に食べているような、気心の知れた少人数の仲間とおしゃべりするのはいい。しかし、それ以外の者と話をすることは、どの生徒も、おおむね苦手としている様子である。
それは、共通のコードを持たない人格と、きちんとコミュニケーションすることができない、表現力も聞き取って理解する力も不足している、ということを意味する。

それでは困るでしょ、と。
ましてや、君たちの進学する学校は、学力試験でとるのではなくて、推薦とかAOとかにどんどんシフトして来ているの、知ってるよね。ペーパーテストの学力よりは、表現する能力が重視されるように変わってきてるわけだよ。今回の課題は、その練習にもなる。この教室の仲間は、お互いさまで、恥かいたっていいじゃないか。ふだん話をしたことのない人とか、知らないおじさんおばさんの前でも、ちゃんと話ができるようになろうよ。

内容は、ファンシーグッズを売り込むというものである。私が百円ショップへ行って、生徒たちが話をしやすそうな品物を見つくろって買ってくる。去年の残りと合わせて30個ほどになる。生徒たちは、そこから一つ選んで、それぞれ独自の名前や架空の性能を与えて、販売促進活動のプレゼンをする。一人2分ほど、クラス全員の前で行う。

このネタは去年に引き続いて2回目となる。今年は、Gさんがプリントをつくってくれた。
パワーポイントでスライドを作らせるが、枚数を、とりあえず5枚と決めてある。タイトルに続き、「起」「承」「転」「結」に相当するものを1枚ずつという指示である。
つまり、
「起」 いきなり商品の説明をせず、聴衆に、こんなことはありませんか、こんなことで困っていませんか、と問いかける。
「承」 そこでこの商品を開発しました、と、商品の名前と写真などを出す。
「転」 これは、今までにないこんな機能があります、こんな方にお勧めです、と気を引く。
「結」 販売店、販売時期、値段などを提示して、買う気にさせる。
というシナリオの枠組みを与え、プリントに鉛筆書きさせてから、それをスライドに作る、という作業手順としている。

自由に考えてごらんと言っても、生徒は戸惑うばかりである。まず今回は形を与えてそれをなぞらせる。それができたら、自由に型を崩したり発展させたりして良い。
今回の課題の中で、それができる者は多くない。選択「文書デザイン」で、その先を求めることになる。

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Comments

とてもいい実践ですね。
テーマ・設定・準備物、どれをとっても興味深いです。

私は勤務校で、次年度より「情報と表現」という選択科目を設置予定なので、かなりaromatic_Kamさんの実践を参考にさせていただくと思います。

この実践、後日談などありましたら記事投稿してくれませんか。
期待しております。

Posted by: 田中 洋 | January 19, 2007 at 20:30

コメントありがとうございます。スパム対策で、承認後に掲載されるようにしてあります。お昼の分、承認が遅れてしまいまして、失礼いたしました。
さて、おほめの言葉をいただき、うれしく思います。この授業ネタですが、仲間内で話してみても、どうもあまり感興をよばないようで、残念に思っていたところでした。
また別記事で、手順や結果など、報告します。

Posted by: aromatic Kam | January 19, 2007 at 23:38

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