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January 26, 2007

このブログのアクセシビリティ

五十嵐さんが、ブログで Web Accessibility Toolbar というものを紹介なさっている。
そういうことには興味がある。さっそく、Infoaxiaのサイトからダウンロードしてきて、使ってみた。

Blog_accessibilityこれは、この「舎密亭日乗」の、記事タイトル部分について、「カラー・コントラスト・アナライザー」で調べてみたところである。明度差は125以上あればよいということで合格なのだが、色差については500以上の値を要求されるので、すべて不合格であった。

ここでは、「色覚特性ごとの結果を表示する」オプションを付けている。これは、いわゆるP.C.な表現であろうか。旧来の言い方では、健常者と3タイプの色覚異常者それぞれの色の見え方をシミュレーションして表示する、ということである。
色覚特性の異常は、視細胞がもつ光の三原色を感知する能力のうち、一つが欠損することによって生じる。赤感覚の欠損が第一異常、緑の欠損が第二異常、青の欠損は第三異常となるがこれは稀であるとされている。
そして、第一異常では赤が欠損するから残りの感覚は緑と青、また第二異常では緑が欠損するから残りは赤と青となりそうなのだが、実験によると、いずれのタイプの人も、黄色と青の感覚を持っていることがわかるのだそうだ。赤と緑の区別がつきにくいわけである。

このブログのデザインを、いろいろ試してみながら決めていったとき、なるべく青と黄色の世界にしようと思った。メインの色を青、サブの色を黄色として、要素の配置を考えたのである。これは、そのような配色が私の好みに合い、ページの内容とも合うと思ってのことだったのだが、もうひとつ、色覚異常者に配慮したアクセシビリティを意識していた。白と黒の明度差の他に、色彩として青と黄色を用いれば、およそどんな「色の見え方の個性」をもつ人にも見やすいページとなるだろうと考えて、細かく調整を行った。実は、少々自信を持って設定した色づかいだったのである。
それが、見事に不合格。残念というようりは、自分がやっていたことが的外れであったことを指摘されたわけで、いささか衝撃であった。

しかし、これが事実なのだから、受け入れざるを得ない。うーん、全体の背景の青と、タイトルの背景の青は変えておきたかったのだが、もっと近づけて、タイトルの背景を深い青にしないといけないようだ。

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Comments

こんばんは、五十嵐です。
確かにaromaticKamさんが好きそうなネタですね。このWeb Accessibility Toolbar は、他のツールも充実しているので愛用しそうです。
富士通アクセシビリティ・アシスタンスのColorDoctorもリアルタイムプレビューで色覚異常の見え方をシミュレートしてくれます。授業で見せるには、これが一番良いかなと思いました。

Posted by: VX | January 27, 2007 at 01:45

実は、私は赤緑色盲というやつでして、ご指摘の第一に相当するのだと思います。タイトル部分が見やすいかどうかと言われると確かに背景の色と文字が被って見えるのですが、人間文字を読めと言われれば背景の写真と区別して読めるものです。困難を感じるほどではありません。

日常生活で困るのは、例えば、駅のコインロッカーを利用しようとしたとき、発光ダイオードの点灯が「空き」が緑で、「使用中」が赤、というようなものです。まったくわかりません。

色を判断・区別に使用するタイプのものです。

よくカミングアウトをすると「じゃあ、この色は何に見えるの?!」などと言われますが、何色って今見えている色だよ、としか言いようがないんですよね。

自分とは違ったように見える≠違う色に見える

なんですが、そこのところをなかなか理解されなくて……。

ちょっとずれてきましたが、結論としては余り気にすることはないということが言いたかったのです。

Posted by: n_shimizu | January 29, 2007 at 01:53

n_shimizuさん、ご指摘をありがとうございます。
すみません、表現が拙かったのですが、記事のタイトル部分というのは「舎密亭日乗」と書いてある部分ではなくて、「このブログのアクセシビリティ」「ムービー作品を見る」という記事の見出しの部分です。背景色が白の混ざった藍色、前景色の文字がカスタードアイスクリームのような黄色になっています。
神奈川の情報部会の仲間にも色覚異常の人がいまして、このあいだ話をしていたら、例えば垣根にツバキ(サザンカと言ったかも)が咲いているのが見つけにくいということでした。へぇ、と思いました。葉っぱが光って明度が高いと見分けにくいようなのです。
LEDの緑と赤が見分けにくいというのは初めて聞きました。赤の方が明るいので、色味が見にくくても明るさで分かるのだろうと思っていたのですが、なるほど、「第一」の人には赤は暗めに見えるのですものね。
気にしすぎてはいけないかも知れませんが、やはり、おもんぱかることは必要なのだと考えています。

Posted by: aromatic Kam | January 29, 2007 at 07:02

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Tracked on January 27, 2007 at 01:47

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