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December 01, 2006

シンポジウム「未履修問題から高校教育を考える」

情報ネットワーク委員会が18時前に終わった。
会場が横浜駅のすぐ近くだったので、移動には便利。この時間だし、もう一仕事できる。それで、日教組主催のシンポジウム「未履修問題から高校教育を考える」へ行ってきた。

会場は、一ツ橋というか神保町の学士会館である。遅れて、19時ごろに入った。
200人ほどの会場は、ゆったりしているが、席は埋まっている。発言者の様子から、日教組が全国に動員をかけて人を集めていることがわかる。

議論のほうは、パネリストも会場からの発言者も、それぞれが自分の立場から自説をのべていて、深まらなかった。それでも、ぽつぽつと面白い発言があって、私はこういう会では珍しくメモを取りながら話を聞いてきた。

その中では、長尾彰夫さんの発言が、毎度のことだが面白かった。大阪教育大の先生ということは知っていたのだが、今日は副学長という肩書きになっていた。

「未履修問題は、進学校問題だ。」
「公立普通科高校でも、分数を教えているようなところもある。そういうところで、学習指導要領にしたがってやっているかと聞けば、そんなもんやってるか、ということになる。実態として学習指導要領は機能していない。そういうことなら、…じゃあ、…ということに、…」
「職業高校、総合高校では、だいたいちゃんとやっている。これは、法を破ってまでやらなくてはならないというプレッシャーがなかったのではないか」
「進学校、課題集中校、職業高、総合高。これらをひとつのカリキュラムで考えることは無理である」
「現実に多様である生徒の、「今」と「ここ」から始めよう」

いちいち、納得する。その通りである。

情報科を未履修にしているのはけしからん、などと言ってみたところで、問題は解決されないどころか、問題の指摘にもなっていないわけである。

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