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December 27, 2006

交換レンズ入手

デジタル一眼レフカメラ用の交換レンズを一本入手した。

Da50200

smc PENTAX-DA 50-200mm F4-5.6 ED というものである。特に見るべき点はないようだが、PENTAXのデジタル一眼レフカメラ用望遠ズームレンズとして、まあ普通に使える品物である。

PENTAXの交換レンズは、もちろんいろいろと変遷を経ているけれども、銀塩一眼レフカメラのKマウント以降のものであれば、一応そのままデジタル一眼にも装着できる。そして、絞り「A」ポジションを持っているものであれば、カメラ側から絞りもコントロールできる。だから、私がMZ-5用に持っていた2本のレンズも、そのまま*istDに使うことができた。
ただし、そういう使い方では、絞りリングは無駄である。
また、デジタルカメラの受光素子CCDのサイズは、いわゆるAPSサイズであって35mmフィルムよりも小さい。すると、同じレンズで撮影しても、銀塩のときの画像よりも小さい、その中央部だけの画像が記録されることになる。これは望遠効果と同じことになり、例えば標準の50mmのレンズで撮影すると、その約1.5倍の76mmレンズ相当の画角で画像が記録される。

デジタル専用のレンズというのもあり、私が今日買ってきたものはそのシリーズのものである。これは、50-200mmという標記であるけれども、35mmフィルム換算で76.5mm-306mmとなる。かなりの望遠である。
また、これらのものは、APSサイズの受光素子へ集光するように設計されており、絞りリングもない。35mmフィルムカメラには、装着できても撮影には使用できなくなっている。

いろいろ作品を撮ってみたい。

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December 25, 2006

Flash講習会

県立高浜高校で、Flashの講習会。今日は情報部会ではなく、高視研主催の研究会である。
高浜であるから、講師は間辺先生と小澤先生。授業では年間を通してFlashを活用していらっしゃるお二人である。

間辺先生の持論である、情報をどう伝えるのかを実感するワークショップから入った。
これは、私が横浜国際福祉専門学校で生徒とともに体験してきた、視覚障害、聴覚障害などの人にものを伝えるにはどうするのかという模擬授業に似ていた。

Flashについて、小澤先生をインストラクターとしてFlashでのお絵かきの要素を少しずつ入れながら絵を描いていく。私にとっては基本事項の再確認である。

昼食後、教材作成に入った。4コマでものごとを説明する教材をつくるというものであった。私はボイルの法則を説明する教材を作ろうかと思い、ガラス管や酸素、窒素の分子を描いていたのだが、分子に動きを与えているうちに時間が来てしまって、1コマ目も仕上げることができなかった。

研究会は盛況であって、定員を超えて30名の席がうまっていた。また、高視研主催と言うことでいろいろな教科の人が来ており、以前の同僚など何人も懐かしい人と挨拶することができた。

その後、予定通りネット委を開いて解散。18時半ころだっただろうか。
充実した一日だった。

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December 24, 2006

科学の百科事典4 化学の世界

熱が下がらず、体を横たえているのだがどんな姿勢を取ってみても居心地が悪くて、寝返りを繰り返していた。

そうしたら、荷物が届いた。何だろうと思ったら、書籍小包である。

Kagakunosekai

朝倉書店の【図説】科学の百科事典シリーズ4、化学の世界であった。監訳されている山崎昶先生が、直接お送り下さったものである。
山崎先生は、「伊笠摩耶」(いかさまや)というハンドルネームで、ニフティの化学の広場に常駐されている。そこでのご縁で、何回か食事をご一緒させていただいたことがあり、また新刊本が出ると、このようにお送り下さることがある。大変ありがたいことと感謝している。

今度、29日に久しぶりにお目にかかる予定である。そのときに、お礼を申し上げよう。

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December 22, 2006

ネットオークション被害

ついにメジャーなところに出た。asahi.com記事である。

http://www.asahi.com/national/update/1222/TKY200612220353.html

「家電ドットコム」に代金を払い込んだのに品物が届かないという被害が相次いでいるという。

一週間ほど前から、2ちゃんねるのペンタックスレンズスレに、この業者は危ないぞという書き込みが出ていたので、私もウォッチしていた。そのころは、ヤフーオークションの評価が「どちらでもない」「非常に悪い」というものが増え始めていた時期であるが、まだ品物が届いたという評価もあったし、また業者のWebページも見ることができた。

「店長日記」 http://kaden.mn.shopserve.jp/hpgen/HPB/categories/8717.html
「Yahooオークションに出品しています」 http://kaden.mn.shopserve.jp/hpgen/HPB/entries/4.html

これらのページは、22日22時現在、閲覧することができない。

この業者の、Yahoo!オークションでの評価。http://rating9.auctions.yahoo.co.jp/jp/show/rating?userID=kaden_com2006

この業者は債権整理屋であって、金を集めて消えるに決まっている、という警告の書き込みも出ていた。
そのような書き込みと業者の言い分のどちらが正しいのか、一般の部外者には判断する材料がない。それでも、評価が急落している出品者に対しては警戒してかかるのが当たり前だろうと思うのだが、そのような判断をせずに、欲しいものが格安で入手できるという画面上の情報だけで取引へ進んでしまって被害を受けた人がたくさんいるということだ。

だまされる者が悪いと言うつもりはない。しかし、特にネット上の取引では、慎重の上にも慎重を期すべきであろう。
授業ネタのために、記録に残しておこうと思う。

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December 19, 2006

2年後の入学生から

勤務校で、カリキュラムの改訂を検討している。

現行のカリキュラムは、必履修科目は最低限に近い単位数としている。そして、午後の選択科目に、取り組みやすい科目をたくさん置いている。
それを実施して数年経った現在、基礎学力の充実をめざすカリキュラムに舵を切ろうというわけだ。

その中で、情報系科目は、整理される方向にある。私がいま担当している商業科の「文書デザイン」は、もともと、ひたすらビジネス文書例を打ち込む練習を行ってワープロ検定を全員が受験するという科目であったし、表計算検定を受けるための科目もある。こういうものは、もういいだろう、というわけである。

また、情報Aを2年間1単位ずつの分割履修という案もありそうだ。
高校での学習を進めていくための本当の基礎にあたる科目であるという考え方からは、1年に2単位で置きたい。でも、当節のAO入試や推薦入試で資料を作ったりプレゼンテーションをしたり、という技能が要求されることへの対応を考えると、2年生に1単位置くのも良いかもしれない。1年でやったことは、3年になったらかなり忘れてしまうので、総単位数が2単位しかもらえないのであれば、1+1でもやり方はあるだろう、とも思うのだ。

東芝ルポを教える部屋をもっていたという、情報教育(それをそう呼ぶかどうかという議論は措いて)を重視してきた勤務校の特色も、書きかえられていきそうである。

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December 18, 2006

学期末の小ネタ

期末試験が終わり、特別時間割の期間である。
クラスにより、授業の回数に差がある。3学期の課題にも入りにくいところであるし、単発の小ネタでつなぐことになる。

情報Aのほうは、Gさんが JavaScript を書いてきた。フォームとボタンを定義し、ボタンを押すと、フォームに読み込んだ画像が縦または横に拡大されるというものである。生徒の作業は、ペイントで絵を描くこと。ブラウザでHTMLファイルを表示させ、ボタンを押すと、自分の描いた絵が拡大表示されるのを確認するというものである。

私は JavaScript を勉強したことはないが、簡単なソースだったから、ちょこっと改造してみることはできる。その上で、私がしゃべっている方のクラスでは、ソースを表示させた上で、ボタンを押したときの拡大率を変えてみなさい、という程度の指示を出してみた。
つまり、こういうものが書けるようにならなくてもいいけれども、動的なWebページをつくるためのしくみの一端を目にして確認してもらう、あるいは、ソースを見て変数へこれを代入しているなと納得するとか、要するに、情報通信技術の一皮むいたところをちょっと見てもらいたい、ということを目的として行った。ただのお絵かきではないのだぞ、という建前である。

生徒の反応はいろいろである。私が、魚の絵を描いてそれを変形させ、
「ほら、サバがイワシになって、サンマだ、わぁ、ウナギだ。今度はほら、フグみたいだね」
などと一人で面白がりながら、縦横に変形させたときに面白い効果が出るものを描きなさいと言ったものだから、それを意識して一生懸命に凝った絵を描いている者、画像の拡大率だけでなくボタン上のテキストを書きかえて面白がっている者、まったく興味なさそうにして退屈している者、などなど。

でもまあ、期末試験後の消化試合としては、かなり良く取り組んでいるほうなのではないかなと思っている。

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December 17, 2006

ブイヤベース(2)

昨日の記事の続きである。

Bouillabaisse5昨日つくった、洋風魚だし。セロリの葉を入れ、沸騰させて少し煮詰める。
煮ていると、表面に樹脂のような膜が析出してくる。何となく取り除いているが、これはあくを取っているのかうま味を捨ててしまっているのか、よくわからない。
Bouillabaisse6ニンニク1片を細かく刻んでオリーブ油で炒める。タマネギ小1個を薄切りにして加え、こげないようによく炒める。完熟のトマト大3個を、皮をむき種を除いてさいの目に切って加える。ローリエ1枚、サフラン1つまみを加え、かき混ぜているとトマトが煮くずれる。10分程度炒めていただろうか。
Bouillabaisse7魚のだしをあたためておき、加える。ここで塩こしょうをしたが、結果的に塩は不要であった。半量近くなるまで煮詰めたら、ブイヤベーススープのできあがりである。
スープを食卓に出す鍋に移す。具材は、刺身用のスルメイカ2、有頭殻付きエビ4、甘塩マダラ切り身大2、ハマグリ10、おまけのシイタケ2である。エビは竹串を使って、殻をむかずに背わたを取っておく。
ここまでの作業に、手間と時間をかけてきたが、このあとはサッと進める。
Bouillabaisse8タラとシイタケから入れていき、最後にハマグリを入れて口が開いたらできあがり。とにかく具材を煮すぎないように。
これはできあがりの写真だけれど、かなりたくさん魚介類を入れたつもりなのにスープが多くてあまり見栄えがしない。
フランスパンでガーリックパンをつくっておき、一緒に食卓にならべる。
Bouillabaisse9具を皿に盛ったところ。どうも、あまり冴えない…。野菜とか麺類を入れて増量したほうが豪華に見えるか。
Bouillabaisse10ガーリックパンにスープをかけていただく。これが一番おいしかったようにも思う。
ただ、タラを甘塩のものをつかったために、スープにかなり塩分が出てしょっぱくなった。塩をしたものは生のものとは違ったうま味があるのでそれを狙ったのだが、ちょっと失敗であった。

そういうわけで、既製の調味料をまったくつかわないブイヤベースを2日がかりでつくって食べた。おいしくないことはなかったのだが、妻も、何だかあっけないわねえ、という感想を述べている。私もそう思う。
でも、娘が、こんどはおじいちゃんおばあちゃんを呼んでこれを食べてもらおう、と言っているので、まあ、よしとしよう。

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December 16, 2006

ブイヤベース(1)

うまいブイヤベースが食べたい。いや、作りたい。

近所の百貨店系食料品店で、それ用のセットが売られている。魚介類に、万城食品のブイヤベースの素が添付されたものである。
これを買ってきて作ったこともあり、これで家庭で作るには充分だとも思うのだが、ダシを取るところから自分でやってみたかった。

Bouillabaisse1上記とは別のスーパーで買ってきた、ヒラメのあら。2匹分か3匹分の、頭と尾、中落ち、肝臓である。その他の内臓やえらは除いてあった。約700gあった。
これを、しばらく流水にさらす。また、背骨の近くにある赤い部分を、洗いながら取り除いた。
Bouillabaisse2深い鍋にオリーブ油を熱し、粗く切ったニンニク1かけを炒める。
あらを投入し、炒めながら形をくずす。
Bouillabaisse3タマネギ1個とニンジン半分くらいを薄切りにして加え、さらによく炒める。長ネギの青い部分を1本分、小口切りにして加える。
Bouillabaisse白ワイン1カップを加え、煮立たせる。
水3リットル弱を加え、あくを取りながら少し沸騰させてから、鍋ごと真空保温器に入れて保温する。1時間。
乾燥パセリを適当に加えて再度煮立て、ざるでこす。多量の「だしがら」が出た。

得られた洋風魚だし、フュメ・ド・ポワソンというのだそうだが、鍋ごと冷蔵庫で保管。
続きは明日。

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December 14, 2006

作品等の評価 続き

1年の情報A、Webページの評価。

暗くなってから、Gさん、それに途中からHさんも入って、3人で生徒の作品ページを順に見ていく。
課題をなぞる部分が不良だと1点、できていて2点。それに加えて自由制作部分が一応できていて3点、良いと4点、素晴らしいと5点。技術的な要素、内容のよしあし、ページのデザイン。総合して、3人でえいっと判定を下す。

6クラス240人分をやってしまおうと思ったが、4クラス分を見たところまでで挫折。あとの2クラスは、明日、最終の直しをさせるから…という理由をもって、本日は終了とした。

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December 13, 2006

湘南工科大でレゴマインドストーム

1年生。総合的学習の時間のプログラムとして、進路体験学習。大学や専門学校を訪問する。
今年、私がこのとりまとめをする担当である。湘南工科大学が距離的に一番遠いので、そこを自分が引率するように分担を決めたのだが、実は、別にもくろみもあった。

Syokodai1

情報科の内容は多岐にわたるが、私は、プログラミングの部分が弱い。そこで今日は、生徒と一緒に、レゴマインドストームの初歩を一緒に体験しようと思ったのである。
このコースを希望した生徒は3名。それに私を加え、4名の受講者に対して、講師の鈴木誠先生は、たいへん親切ていねいに教えてくださった。

Syokodai2

実習の時間は1時間足らずであり、たいしたことはできない。それでも、とりあえず全員がライントレースをさせることができた。生徒たちはおとなしくしているが、満足度は高かったようである。

もう一つのコースの生徒たちと合流し、正午過ぎに解散。

私はそのあと、湘南台高校へ移動して情報部会の幹事会であった。そこで、レゴマインドストームは面白かったら、まったくプログラミングの経験のない情報科教員に、入門としてこういうものをやってみるという研究会を設定しよう、と提案してみた。
ところが、みんな、あまり乗ってこない。○○がいい、△△も面白い、という反応である。うーん、いろいろとやっていて詳しい人たちは、違うんだなあ。

駅前へ移動し、幹事会としての忘年会となった。議論になることがらもあるが、いつもながら、このメンバーで飲んで話をするのは楽しかった。
気分良く帰宅してメールチェックしたら、…どうして、さっきの会議の記録がもう流れているわけ?

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December 12, 2006

作品等の評価

この時期、サーバーにたまっている生徒の作品を評価する仕事に追われる。
ふだんから少しずつ見ておけばいいようなものなのだが、紙ベースでなく電子情報としての作品という特質上、いつまででも直すことができるので、なるべく成績をつけるぎりぎりまで評価するのを待ってやりたい気持ちもある。それで、どうしても、忙しい時期の仕事をさらに増やすことになる。

作品の提出のしかたは、授業中に指示している。例えばウェブページの作品だったら、
「マイドキュメントの直下にsakuhinというフォルダを作ってその中にindex.htmとしてメインのページを作り、他のページはそこからリンクするように作ること」
という具合である。
しかし、生徒たちは、なかなかその通りに作ってくれない。だから、いざ評価する段になると、生徒各人のフォルダの中を探し回って該当する作品を特定し、見て、点数を付けることになる。

この記事は、t_fukuhara さんの「情報科メモ帳」にトラックバックさせてもらっている。t_fukuhara さんは、ひな形を配ってしまうというやりかたをとっているそうだ。それを編集して上書き保存するということにすれば、ファイル名が特定されるから、いろいろと省力化を考えることができる。

これは良い方法かも知れない。
私の授業では、何か作品を作るとき、必ずマイドキュメントに保存すること、そうでないとなくなるぞ、と毎回毎回繰り返している。にもかかわらず、指示を聞かず、あるいは確認を怠ってファイルを正しく保存しないでおいて、次の授業でファイルがないと騒ぐ者が絶えないのである。ひな形を直させるようにすれば、だいぶ事故が減りそうだ。なに、ひな形ではなくて白紙のファイルだって構わないわけだ。

そう思う反面、そのようにすると、ますます階層ディレクトリ構造を意識するチャンスが減り、ものを考えないで操作だけする生徒を育ててしまうのではないか、という危惧もある。難しい。

なお、共有の提出物フォルダにファイルを保存させることもたまに行うが、ふだんはそのフォルダは不可視にしている。これは、そこを経由してコピーを受け渡す者が現れたためである。
知恵は良い方面に使ってほしいものだが、なかなか、こちらの思うとおりにはなってくれないようである。

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December 10, 2006

デジタル一眼レフカメラ

自分用のデジタルカメラとしてはCanonの初代IXY-Digitalと、同じくCanonのPowerShot S1 IS を持っている。
それなりに納得して買い求め、使ってきたのだけれど、マニュアル露光などしようとすると、どうしても、物足りない。やはり、本格的な一眼レフが欲しいなと思っていた。

それで、つい、買ってしまった。ペンタックスの *ist Dである。ボディのみの中古品。レンズはペンタックスの標準ズームと望遠ズームを持っているから、とりあえずこれだけで撮影開始できる。

Ityou

なにも補正しないとこんな感じ。これはjpegで撮っている。

RAWで撮って、いわゆる現像ソフトを使って好みに仕上げるという使い方をするカメラのようだ。これは、はまると、さらに「時間がない!」状態になりそうである。

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December 07, 2006

普通の高校の「情報」

11月27日に、「高校と違う」というエントリを書いた。
投げやりな調子で書き捨てたような文章であったのに、3人の方からコメントやトラックバックをいただいた。
これは望外の幸せである。思い直して、少し書き継がなければならないだろう。
ただし、これについても、少しずつ切れ切れの投稿となってしまうことをお許しいただきたい。

ごく普通の高校で、情報教育あるいはコンピュータ操作を取り扱う教育が、どのように行われてきたか。
20年前までは、それは、PC-8001やPC-8801などを用いてBASIC言語をちょっとさわらせる程度のものだった。当時の私の勤務校では、3年の選択数学I演習の中に、数時間の実習が取り入れられていた。
それが、世間で、PC-9801シリーズで松や一太郎、またLotus 1-2-3を使うようになってきたときに、高校の授業の方も、そのようなアプリケーションソフトを操作する技能を修得することを内容とするように変わってきた。90年から95年ごろのことである。私の最初の勤務校には、90年に、生徒用コンピュータ実習室が作られ、98が20台入った。このとき、そのために理科の実験室が一つ、つぶされた。
この頃、誰がそれを担当していたのかというと、多くの場合、数学科の教員であった。数学科の選択科目の中にコンピュータ操作の内容を入れてみたり、また、「情報基礎」といった名前の学校設定科目を数学科につくって、数学の教員がそれを担当していたのである。あるいは、情報教育委員会のような委員会組織をつくり、そこが音頭を取ってカリキュラムや機器整備にあたっていた。この場合、他教科の教員が主導することもあった。

たしか96年か97年だったと思うが、当時の勤務校で、機器の更新があった。20台が、Windows 3.1 の386機からWindows95のPentium機に更新された。相変わらずNECの98であった。
このときは、インストールするソフトウェアを、現場から要求することができた。ワープロが一太郎、画像処理が花子、表計算が1-2-3、データベースが桐、プログラミング言語がビジュアルベーシック、と決めて要求し、それが入った。
これを使った授業は、3年の選択科目(だけ)であった。2単位で、初年度は2レッスンクラスが成立していただろうか。内容は、前期が一太郎で後期が1-2-3である。実教出版あたりの実習テキストを買わせ、それをその通りに打ち込んでいく授業であった。テストは実技で、見本となるA4横書きのビジネス文書を配布し、時間内になるべくその通りに似せて文書を作成してハードコピーを提出する、というものであった。TTサブの国語の教員が、見本と見比べながら採点していた姿を覚えている。
TTサブはいろいろな教科から出てきたが、これは担当時間数調整の性質もあった。責任教科は相変わらず数学科で、数学科自身はそれをいやがっている節もあったが、放り出すわけにもいかずに続けていた。
このように、ごく普通の神奈川県立高校での情報教育は、おおむね、(1) 3年の選択科目で、(2) 数学科の科目において、数学の教員が責任を持って、(3) アプリケーションソフトの技能修得を目標として 行われていたのである。

この状況は、教科情報の導入まで続いた。そして、「情報A、B、C」が始まってからも、ずっと、尾を引いている。

今晩はここまでとする。

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December 04, 2006

臨免

「免許外授業」申請ラッシュ、なのだそうだ。

実は私自身、それを申請している。教科は商業。文書デザインが商業科科目なので、申請しないといけない。
それが、8時間。あと情報Aがメインだったりサブだったりで8時間。総合2時間。
臨免の担当時間は総時間数の半分を超えてはいけないというルールだか習慣だか、なにしろそういう目安があるようだ。私の場合、総合を除けばぎりぎりである。

勤務校の旧カリキュラムでは、何と学校設定教科をおいていた。教科「国際」。アジアの文化、などの科目を置いていたのだが、やはり無理があったと見えて、現行のカリキュラムになるときに削ったようである。
でも、この教科を担当するときは、免許はどうしていたのだろう?

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December 02, 2006

エーゲ海の真珠/Penelope

そういえばポールモーリアが亡くなったんだっけ、と思って、YouTubeを見てみた。氏のオーケストラの演奏がいくつか上がっている。これも問題ありだよなあ、と思いながら、でも、懐かしく見入ってしまった。

ところで、Love is Blue なんかは「恋はみずいろ」だとすぐにわかるのだけれど、Penelope という曲はどんなものなのか思い当たらない。何だろうと聞いてみたら、これは「エーゲ海の真珠」であった。
そもそも、Penelopeとは何なのだろうか。ロボワードで、データ変換した世界大百科事典を引いてみたら、「カモ目カモ科の鳥」などという項目が最初に表示されて困惑したが、だんだんと調べていくと、ギリシャ神話の人物であることがわかった。夫の帰りを20年間待った貞淑な妻ということである。
そうか、曲名「ペネロペ」では通じないと考えたプロデューサーが、そのような人物像のイメージから、「エーゲ海の真珠」という曲名をつけて売り出したものだったのだろう。これは、真珠そのものの曲ではなかったのだ。

ところで、この曲は、スネークマンショーの、「ホテル・ニュー・越谷…」に使われている。曲の雰囲気がこのネタに合っているから使われたとばかり思ってきたが、これは、神話上の人物に対するとんでもない皮肉か逆説が込められているとも解することができる。
…というのは、あたっているのか、うがちすぎなのか。

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December 01, 2006

シンポジウム「未履修問題から高校教育を考える」

情報ネットワーク委員会が18時前に終わった。
会場が横浜駅のすぐ近くだったので、移動には便利。この時間だし、もう一仕事できる。それで、日教組主催のシンポジウム「未履修問題から高校教育を考える」へ行ってきた。

会場は、一ツ橋というか神保町の学士会館である。遅れて、19時ごろに入った。
200人ほどの会場は、ゆったりしているが、席は埋まっている。発言者の様子から、日教組が全国に動員をかけて人を集めていることがわかる。

議論のほうは、パネリストも会場からの発言者も、それぞれが自分の立場から自説をのべていて、深まらなかった。それでも、ぽつぽつと面白い発言があって、私はこういう会では珍しくメモを取りながら話を聞いてきた。

その中では、長尾彰夫さんの発言が、毎度のことだが面白かった。大阪教育大の先生ということは知っていたのだが、今日は副学長という肩書きになっていた。

「未履修問題は、進学校問題だ。」
「公立普通科高校でも、分数を教えているようなところもある。そういうところで、学習指導要領にしたがってやっているかと聞けば、そんなもんやってるか、ということになる。実態として学習指導要領は機能していない。そういうことなら、…じゃあ、…ということに、…」
「職業高校、総合高校では、だいたいちゃんとやっている。これは、法を破ってまでやらなくてはならないというプレッシャーがなかったのではないか」
「進学校、課題集中校、職業高、総合高。これらをひとつのカリキュラムで考えることは無理である」
「現実に多様である生徒の、「今」と「ここ」から始めよう」

いちいち、納得する。その通りである。

情報科を未履修にしているのはけしからん、などと言ってみたところで、問題は解決されないどころか、問題の指摘にもなっていないわけである。

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