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October 31, 2006

ルソーの見た夢、ルソーに見る夢

おとといの日曜日の話。

Rousseau世田谷美術館に、アンリ・ルソー展を見に行った。「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」というタイトルである。
(リンクはこちら。ただし、このURLでこの展覧会のページが見られるのは会期終了までだと思う)
世田谷美術館も、開館20周年になる。できたばかりのころ、尾山台に一人暮らしをしていた私は、ときどき散歩がてら環八を歩いて見に行っていた。
今回出かけたのは、もう、ずいぶん久しぶりになる。二子玉川からの東急コーチがなくなっていた…。

さて、ルソーである。20世紀美術界で特異な存在であるというが、なるほどと思う。うまいのかへたなのか、よくわからない。
ただ、素朴派とよばれている通り、何しろ自分にはそう見えたのだという形態、色彩をもって、ちみつな筆致で描き込まれている。
そして、何枚も見ているうちに、なんとなく、その世界に説得されてしまうような気になってくる。

展覧会の最後の方に、現代作家による、ルソーの作品を元にした創作、あるいはオマージュというのだろうか、そのような作品が並べられている。
パロディとは違うのだろうが、しかし、元になる作品に、権威なり存在感なり、とにかく値打ちをみとめている多くの作家によって、このような作品群が作り出されているという事実が、重みを持って迫ってきた。
妻は、元の絵よりも、この虹みたいにきれいなのの方がいいな、などと言っているのだが…。

サルとオレンジの絵のポスターを買って帰宅。

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October 30, 2006

プリンタ修理に不満

CanonのIP2000という低価格インクジェットプリンタを使っていた。

これが、購入後半年ほどで、紙送りが不調になった。保証期間内であるから、販売店に持ち込んで、修理を申し込んだ。
二週間以上たって、販売店から連絡が来た。部品調達の問題で、同等品の新品に交換になると言う。交換品の型番は、IP2200とのことである。

これは、嬉しくない。
そもそも、IP2000を使っていたのは、インクがBCI24系列であり、これは互換品が潤沢に流通しているので印刷コストが低いためなのである。大事に保存する写真を印刷しようというのではない(その目的には別にEpsonのPM-970Cがあって純正インクで使っている)、仕事用に気兼ねなく何十枚も刷るために置いてあるプリンタなのだ。

それでも、何度も連絡を繰り返して日数がかかるのも望ましくない。やむを得ず、代替品交換で了承した。
ところが、IP2200が納品されてみると、フロントローディングができないのは仕方ないとして、PCからの電源制御ができないし、排紙トレイすらない。これでは同等品とは言えない。

そもそも、機器の性能を維持する部品については、製造後5年とか6年とかの期間は保有するようにと、経産省の指導があるのではないだろうか。それを、部品調達の都合で直近下位の品物に交換してくるというのは、現在トップシェアの企業として、どんなものだろう。

ここに、24系列のインクタンクが8個ある。純正品ではない。私のところではデッドストックとなるので、必要な方があれば、使っていただきたいと思う。
リアル社会で私をご存じの方の中にご希望の向きがあれば、ご一報くださるよう。

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October 28, 2006

高校教科「情報」シンポジウム2006

公式Webページはこちららしい。

この会は、情報処理学会 情報処理教育委員会 というところが主催して行っている。だから、そのような色というか、メンバー間で合意された主張が全面に出てくるのはむしろ当然である。
しかし、いろいろな人の講演があり、また会場からも発言や質問が多く出されたためか、ひとつの方針の下に会場全体がまとめられたという風にはならなかった。健全で、安心する。
総決起集会ではないのだし。

個人的には、アメリカの大学・大学院入試に関する統一テストについての報告が、面白かった。良問の複数年使い回し、問題の非公表、統計を取るための「採点されない問題」の存在など。日本でそのようなことをすれば、声高な批判の標的になってしまうだろう。

いくつか、興味深かった発言を記しておく。

「現行指導要領の策定時期に、自学自習能力をつける科目として、情報科の設置を働きかけた。」
(へえ、情報科学の必要性を全面に出したのではなかったんだ)

「高校でWordやExcelをやって、情報が得意だと思って大学へ入ってくると、Emacsだ、Texだ、コンパイラだとなって、ギャップがある。」

「(資料にある、新教育課程案を見て)就職者は情報Iだけやって社会に出ればよくて、高等教育進学者だけが情報IIや情報IIIをやるのか?」
(これは、高等教育進学者とは情報科学を専攻する者だけのことなのか、という疑義を暗に含んだ質問のように聞こえた)

「(3週間講習の速成免許教員というが)情報科学の専門教育をきちんと受けてきたはずの若い人が、情報ABCすら満足に教えられない現状がある。大学の対応は?」

参加者の意識の高さが感じられる、刺激的な会だった。

Waseda_marronしかし、それにしても、これで今週は月曜から今日までの6日間で5回のお出かけということになった。法政二高、神奈川大学、横浜市立樽町中、都立九段高、そして今日が早稲田大学である。
早稲田の理工キャンパスには初めて足を踏み入れたが、高田馬場あたりの様子からイメージされる雰囲気と違って、まことに大学らしい、良い感じの空間であった。

生協で、買い物を2つ。むいた栗の袋詰めと、4色ボールペン+シャープペン、大学名入りである。

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October 26, 2006

樽町中学校へ

横浜市立樽町中学校へおじゃまして、1年生の理科の授業を見せていただいた。
もう今晩は詳しく書くことができないのだけれど、かなり面白かった。
いまどきの公立中学校は、ここまで、授業展開に工夫を凝らしているのだ。

何かにつけ、公立中学校は私立に比べて劣っているように言われる。しかし、そのような言辞は、現場を見ない風評であると、断言しておこう。

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October 25, 2006

神奈川大学へ行って

今週2回目の出張。情報部会第4回研究会、神奈川大学にて。

内容は、とても盛りだくさんであった。手際よくまとめてここに紹介することは、ちょっと、今は無理である。
海部先生のブログに詳しく出ているのでどうぞ。

終了後、六角橋で、I先生と、ちょっと飲み物を。…のつもりが、3時間近く?

疲れて、10時に就寝した。
(これを書いているのは、実は翌朝7時である。)

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October 24, 2006

コンパクトフラッシュの速度を比べてみる

ちょっと思い立って、コンパクトフラッシュの読み書き速度を比べてみた。

計測ツールは、HDBenchを使った。これしか知らない。100MBのデータでやってみた。システムのキャッシュについては、特に設定変更をしていない。
比較したのは、バッファローのRCF-Xというシリーズの512MB、ハギワラのCFI-1G02DG、それに今日買ってきた、Lexarの2GB133倍速WAというものである。バッファローのものは普及品、ハギワラのものはディジタルカメラ用ではなくコンピュータ組込み用、Lexarのものはプロユースのディジタルカメラ用ということになっている。
PCとの接続は、USB2,0のカードリーダーを用いている。メーカー不詳、システムからは Generic USB CF Reader USB Device として見えている。

結果であるが、読み出し速度はほとんど変わらなかった。これに対し、書き込み速度は、2割程度の違いはあった。大容量のものの方が高速であった。
この結果が、ディジタルカメラで使用する場合と似たものであるとするならば、撮影時(書き込み時)の使用感が違ってくる、というほどのことはないように思われる。

ところで、フラッシュメモリを用いた製品は、国内ではバッファローなどが強く、Lexarというメーカー名はあまり一般に広く知られてはいない。USBメモリでも、Lexarのものは、ほとんど見かけない。

それが、昨日、法政二高で英語でのプレゼンテーションをした生徒のうちの1人は、LexarのJumpDriveを使っていた。会議室で、発表用のノートPCにUSBメモリを差したところ、ドライバが読み込まれるのに少し時間がかかり、新しいデバイスとしてJumpDriveという名が表示されていたので、それがわかった。
この生徒は、アメリカでの研修中に、基板やIC、リード線などと共に、このUSBメモリも買ったのだろう。英語でのお買い物である。そして、北米で強い、Lexarのものを入手し、それを使いながら、プレゼンテーションを磨き込んだのだ。

私の手元にある、無駄に大容量だとも言える2GBコンパクトフラッシュ。これに比べ、あのJumpDriveは、同じLexar製フラッシュメモリデバイスながら、ずっと、幸せなのかも知れないな。

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October 23, 2006

法政二高で研究会

「情報教育と英語教育のコラボレーション!」と銘打った研究会を行った。神奈川の情報部会と、都高情研情報活用部会との共催の形である。

内容は、授業見学を2時間と、実践事例報告会。
法政の付属3校(一高、二高、女子)で一緒に行っている、英語とIT知識を習得するアメリカ研修旅行についての報告があった。ここで、実際に行ってきた生徒による、英語でのプレゼンテーションを見せていただくことができた。
この生徒たちは、法政大学の理系学部へ進み、また、その先の研究を行っていく者もいるだろう。現時点で、こういう場でこれだけの発表ができるならば、研究者となったときには国際学会での発表などを立派にこなすだろうな、と思った。

懇親会では、例によって、有益かつ楽しいコミュニケーションと情報交換、意見交換ができた。

来年は、東京での開催に神奈川がおじゃまする番である。よろしく!

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October 22, 2006

今週は収穫が多そうで

明日から中間テストである。
ここを狙って、あるいは狙ったかのように、出かける用事が入っている。

23日(月) 法政二高で情報部会研究会、これは私がコーディネーター。
25日(水) 神奈川大学横浜キャンパス。情報部会研究会。
26日(木) 横浜市立樽町中学校。校長の命令で授業見学。
27日(金) 都立九段高校。情報科関東組織の反省会、検討会。

自分のテストこそ行わないが、この間に、教材プリント作りや提出物の評価、生徒の作品をWebサイトにまとめること、それに自分のクラスの化学補習、などなど入っている。

さあ、気力体力が続くことを信じて、がんばろう。

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October 21, 2006

NHK時計 その後

10日の記事で、ブログに貼り付けるNHK時計のことを書いた。
そして、今日、木目バージョンのものも公開されたことを知り、さっそく、青いバージョンからこれに交換した。

10日の記事にも書いたことだけれども、私の記憶では、このタイプのNHK時計は季節によって青と木目が使い分けられていたように思う。いわゆる衣替えの6月と10月はじめであったかどうかは定かでないのだが、青が夏バージョンで木目が冬バージョンだったはずである。
しかし、この件に関連するblogをいくつか読んでみても、そういうことの書かれているところはない。私の記憶違いなのだろうか?

そういうわけで、怪しいかもしれないけれど、NHKの時計について、思い出すことをもう少し。
まず、総合テレビでは、この時計が写るのは正時10秒前からだったけれど、教育テレビでは、30秒前からであった。
また、教育テレビでは、例えば午前11時といった、総合テレビでは絶対に写らない時刻にこの時計が表示されることがあり、そういうときには、何というか、電車やバスのレアな行き先表示を見たときのような、一種の眼福を感じたものだった。

それから、NHKによれば、この時計の画面は昭和43年ごろからであったという。
私の記憶では、その前のバージョンの時計は、このように針が動くだけではなくて、きらきらとする画面効果をもったものだった。それはどのようにして出していた効果なのか、おぼろげな画面の記憶から推測するに、偏光フィルターを使ったものではなかったかと思う。
その当時、天気予報の画面に表示される、各県の天気を表す太陽や雨の絵は、きらきらと動いていた。太陽から放射状に伸びる光の線、傘に降る雨の線などである。これは、それらを掲示しているボードとテレビカメラの間(というかカメラのレンズの直前)に円形の偏光フィルターを置き、それを手動で回転させることで、ニコルの平行と直交による明暗の変化を見せていたものであった。小学生の私は、NHK放送センターを見学して、その実物を回してみたことがある。
おそらく、これと同じしくみを時計の盤に組み込み、カメラ前で偏光フィルターを回して、きらきらとさせていたのではないか、と推測する。
そして、10秒前から5秒前くらいまでの間、鐘を静かに連打するような音が鳴り、それがスッと消えると、3秒前からの時報音になっていた。

人によってはどうでも良いと思うようなことがらであろうが、私は、こういう話が好き。それだけである。

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October 20, 2006

WinAntiVirusPro2006

今日は、ちょっとだけ。

知人宅で、PCの調子が悪いとのことだったので、見に行った。
ISDNダイヤルアップ接続が、できなくなっている。PC2台とも。

そのうちの1台に、WinAntiVirusPro2006が入っていた。悪質な疑似ウィルス対策ソフトである。これが、ダウンロード、インストールされてしまっている。Trojan云々のソフトが発見された、ああしろこうしろ、という画面が出ている。

持参した自前のPCで、携帯電話経由でネット接続。ちょっと調べて、アンインストール方法がわかった。
しかし、アンインストール操作をした後でも、タスクマネージャで見ると、「Project1」というのが2つ、動いている。スパイウェアであろうか。

気持ちが悪いし、また、ネット接続も復旧しないままなのだが、もう今日はそのあたりで良いですよ、ということになった。タイムアウト。

あまり役に立たなかったのに、夕食をごちそうになった。申し訳なく思う。

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October 18, 2006

日本語キーボードをUS用ドライバで使う

キーボードを1台買ってきた。エレコムのTK-UP87MPSVというものである。

Compactkeyboard

どうしてだか分からないが、ジャンク扱いの300円。箱は開封された形跡があり、へこみやゆがみがあるが、キーボード本体は未開封のポリ袋に入っているようであった。傷も汚れもない。
キーの動作は、パンタグラフ式である。安物メンブレンスイッチよりは良い感触だが、メカニカルスイッチと比較するとなると、好みが分かれるだろう。私は、実はメカニカルの方が好きだったりする。
USBとPS/2の兼用である。マウスでは一般的だが、キーボードでは珍しいのではないか。変換アダプタが付属している。

注意書きの紙が入っている。これは日本語87キー仕様なのだが、環境によって、USキーボード用のドライバが読み込まれてしまうことがあり、そうするとキートップの刻印と入力される文字が違ってくる、その場合にはああしろこうしろ、などと書いてある。

Windows XP のメイン機にUSBでつないでみた。PS/2のものと、2台のキーボードが認識され、動作している。
ところが、キーを叩いてみると、微妙におかしい。まさしく、英語キーボードとして動いているようだ。
日本語入力システムは、「Alt + 半角/全角」でオン・オフできる。英語キーボードでは、これは「Alt + ` 」であるが、キーの位置は同じ。そうか、「半角/全角」キーというのは、英語キーボードの「`」キーを流用しているのかと、いまさらながら、理解した。

試しに、「無変換」や「カタカナ/ひらがな」キーを押してみる。無反応。
これは、ひょっとしたら、使えるのではないか?

私は、ふだん英語キーボードを使う。それは、日本語キーボードには、使いもしない「無変換」「前候補/変換」「カタカナ/ひらがな」といったキーがあるからである。これらをうっかり触ってしまうと異様な文字入力が行われる状態になってしまい、解除にえらく手間がかかるので、敬遠しているのである。
しかし、そういうキーがあっても、動作しないのならば、さほど問題はない。キートップのひらがな刻印は、どうせ(文章入力時には)キートップなど見ないから、これも無問題。
要するに、キーボード自体は日本語仕様であっても、英語キーボードのドライバで使うことができるのならば、その問題点はかなり解消されるわけだ。

仕事用のノート機は、日本語キーボードである。これに英語キーボードのドライバをあてることができたら嬉しいのだけれど、さて、そういうことはできるものかどうか?

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October 16, 2006

授業の目標、生徒の興味

アニメーションGIFをつくる課題が、全4クラスで、ほぼ終わった。

全般的に、ひとくちで評するならば、生徒たちは意欲的、自発的によく取り組んだ。
しかし、こう書いてしまうのは、何か、間違っているように感じる。

こちらの設定した授業のねらいとしては、

  • コンピュータで画像を扱う場合、画像データは、いろいろなデータ形式でファイルとして保存される。
  • それぞれのデータ形式には、特徴がある。汎用性、圧縮、アニメーション、レイヤーなど。
  • アプリケーションソフトウェアごとに、扱えるデータ形式は異なっている。
  • 目的に応じて、ソフトウェアを使い分け、また、データ交換して作業を行う。

こういうことを理解してもらうために、Photoshopでレイヤーを使いながらアニメーションのコマをつくり、一枚一枚をBMPで保存し、それをホームページビルダーのWebアニメータでアニメーションGIFにまとめる、という授業を行ってきたわけである。

生徒たちは、はじめのうちは食いつきが悪かった。レイヤーが理解できないからである。それが、だんだんに使えるようになってくると、熱心に作画をするようになった。自分の描いた絵が自動的に切り替わって表示されるのを目にすると、喜び、さらに修正や拡充にいそしんだ。実習時間を、あと1時間、あと30分、と欲しがった。
ただし、熱心なのは作画の部分においてである。ビットマップ画として中間的なデータを保存し、それをWebアニメータに読み込ませる方法などは、スクリーンを使っての説明や、自作プリントでていねいに示しているにもかかからず、説明も覚えていないし、目の前のプリントを参照することも億劫がるのである。どうやったらいいのかわからない、先生、やって。……。
ましてや、なぜこの形式のファイルでは自動的にアニメーションするのだ、などという質問をしてきた者は皆無であった。
(いや、この課題の目的をきちんと理解し、手際よく作業を進める者もいる。ただ、そういう者は、すでにこの程度のことは身につけていることが多い。)

それは確かに、携帯電話の待ち受け画面に使えるアニメーション画像というおみやげがもらえるよと言って引っ張ってきているわけだから、そこに(ある程度は)こだわってくれないと授業が進行しない。
しかし、それは、本当の目的ではない。原理的な理解、使い回しのきく知識、コンピュータを使ってデータを処理するときの経験値というかカンのようなもの。そして、持っている知識を生かし、さぐりながら、作業を進めていく態度。
そういうものを身につけてもらいたいところなのだ。

そういえば。釣り糸の先にあるエサだけ食べて泳ぎ去る魚、という作品を作った者がいたなあ…。

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October 14, 2006

Wikipediaに投稿する

はじめてWikipediaの記事を編集してみた。

項目や内容は、大したものではない。
昨日、輸入のチョコレート菓子を買ってきて食べたのだが、Wikipediaのその項目に載っている菓子の種類についての記述が不十分だったので、ちょっと書き換え、書き足しをしたのである。

いくつかの確認事項が表示されたが、こちらからはほとんど何も個人情報を出さずに、書き込みが完了してしまった。向こう側に伝わったのは、IPアドレスのみである。

このようなシステムで、現状程度の信頼性と秩序のあるライブラリができあがり、育ち続けている。自分で書き込みしてみて、改めて、驚きを感じている。

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October 12, 2006

レポート作成指導

さきほど、ある方へ送信したメールの主要部分である。(一部改変してある)

基本的に、私のスタンスは、
「高校の情報科の中身は、大学の情報科学のサブセット、下位課程となるものではない」
というところにあります。
例えば、私が元教科理科でありながら情報科の方に首を突っ込んでいる理由として、(私が担当してきた)高校生が、実験レポートを書けない、という事実があります。日本語の綴り方、論理性、報告書の書式、礼儀。そういうものに、著しく欠けている。国語科は、やろうとしない。ならば俺がやってやろうじゃないか。
例えば、今日です。都合で1年生全員、6校時がなかったので、情報科のレポートを仕上げに来なさいとアナウンスしました。この課題は、同僚のGさんのものですが、入学生の人数を出身中学校ごとに出し、それを横浜市の区別に集計したグラフをExcelでつくらせ、Wordに貼り付けて、グラフから読み取れることと、その理由を自分なりに考察させてレポートとして提出するというものです。
6校時相当から、情報教室1があふれたので情報教室2も解放し、5時すぎまで世話をしました。情報を視覚化したり、また、それを読み取り、仮説を立て、級友にインタビューしたりしながら論理的な文章を書く練習です。
いわば、現代的な、学ぶ力の底上げですね。
私は、こういうことをやりたいわけです。また、それこそが、文系理系、就職者を問わず、必要とされている力だと思っています。

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October 11, 2006

PC自作はおじさんの趣味?

毎日コミュニケーションズの雑誌「DOS/V Special」が休刊になる。

その最終号を立ち読み(ぉぃ)していたら、PCを自作するユーザに20歳代が少ないことが指摘されていた。
これは、ちょっと意外であった。お金はないが時間がある若者にこそ、自作ユーザが多いだろうと思っていたし、また秋葉原を歩いていても、若者の買い物客が多数みられるからである。

しかし、考えてみると、このごろのPC自作は、なかなか初心者には参入しにくい世界になっているのかな、とも思う。
CPUは、もうたくさんありすぎて、どれを選んだらいいのかわからない。その冷却も、空冷クーラーにファンだ、いや水冷だ、という具合。ビデオカードは、だれがこんな性能の物を必要としているのだ?というような高価な物ばかり、ずらりと並んでいる。電源は何Wいるのだろう。メモリは、モニタは、キーボードは…。

先端を進むユーザに合わせ、あるいはどんどん新規の物を出さなくてはならないメーカーの都合により、化け物のような性能のマシンを組み立てなくてはならないような状況に置かれる。
これでは、おとなしく、安価でMSオフィスも入っているメーカー製マシンを買おうか、ということになるのも当然かも知れない。

そうだとすれば、これは、ビデオゲームの市場が縮小していることと、同種の現象なのだろう。先頭グループに合わせて走っていたら、うしろについてくる者がいなかった、という状況である。

私にしても、いまこれを書いているマシンは、Celeron 700MHzのメーカー製ノート機である。これで、不満は感じない。
PC自作は、あくまで(不必要とも言える)性能を追い求める、特殊な年長ユーザのたしなみになっていくのだろうか。
それも、さみしいものがあるのだが…。

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October 10, 2006

NHK時計

サイドバーに、なつかしいNHKの時計を表示させてみた。

これは、夏バージョンである。実際のテレビ画面に映る時計には、これのほかに、木目柄の冬バージョンもあった。画面に表示される時計が切り替わると、季節の移ろいを感じたものだ。

これを見ると、「440, 440, 440, 880~」の正弦波が聞こえるような気がしないだろうか。
私のごく幼少期には、いきなり時報の音が鳴るのではなくて、10秒くらい前に前奏がついていた。

ところで、この時計に表示されている時刻は、このページを閲覧しているPCの保持している時刻情報である。NHKなどから取得しているわけではない。つまり、この時計の図柄から期待されるほどには正確ではないことが多いだろうと思われるので、ご注意いただきたい。

こちらからどうぞ。)

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October 09, 2006

名月の花かと見えて綿畑

10月7日の記事の続き。

「名月の花かと見えて綿畑」 松尾芭蕉

10日ほど前の新聞だったか、中秋の名月についてのコラム記事が載り、その最後にこの句が引用してあった。
私は、この句を初めて読んだ。そして、はっとしたわけであるが。

まず、この句の表している情景である。それは、ちょうど中秋の名月の頃、結実してはじけ、開いている綿花の畑であろう。
夜でも明るく、あたりが見渡せる。歩くのに提灯はいらない。夜道を歩き、畑に出た。これは花畑か、いや、よく見れば綿の実であった、ということなのだと思う。

なぜ、はじめに花畑だと思ったのか。
白い色のものが、畑にたくさん見えている。世の中には白い花だってあるけれども、赤や黄色の有彩色を思い浮かべるのが普通だろう。見えているのは白色の物なのに、頭の中で無意識に色彩補正をして、色の付いた花だと理解したのだ。
では、そのような、無意識の色彩補正が行われるのはなぜなのか。

ヒトの目には、2種類の受光素子(細胞)がある。明るいときに働くのが錐状体で、これは色の情報も感知する。暗いときには桿状体が働き、これは明暗のみを感じる。
物体の色については、私たちは明るいときに見て覚える。暗く、桿状体だけが働いているときは、実際には白黒の視覚情報だけを得ているのだけれども、学習してきている色覚を重ねながら、見えるものを理解しているわけだ。

そこで、「名月の花かと見えて綿畑」 。畑に、茎に付いてふわふわとしているものがあれば、白く見えているのに、それは花だと思いこむ。しかし、よく見てみれば、本当に白い、綿花であった。

満月の夜は非常に明るいと思っても、実はその明るさは、桿状体の領域でしかない。
そして、思いこみの危険性。

この句から感じ取るべきなのは、趣きや味わいといったものではなく、警告ではないだろうか。
一瞬、そんなことを考えた。

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October 08, 2006

横浜から伊豆大島を望む

はじめてランドマークタワーの展望台に上った。
今日は天気が良く、空気も澄んでいて、見通しがきいた。地上高300mちかい高さまで上がると、こんなに遠くまで見えるものなのかと、驚いた。

Oosima

写真は、伊豆大島。横浜市西区から、伊豆大島の全景が見渡せるのだ。直線距離80kmである。
大島の、右側の比較的平らな部分に、ちょこっと突き出した三角の山頂が見えるだろうか。これは、おそらく利島である。直線距離108km。

拙宅からは、ランドマークタワーが見える。逆はどうだろうかと、それらしい方角へ向けて写真を撮ってきた。
帰宅してからPCの画面でよく見てみると、それらしいマンションの姿が確認できる。直線距離11kmである。

「ねえ、今日は、洗濯物はどんなのを干していたの?これは、そう?」

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October 07, 2006

名月

中秋の名月に遅れること1日。
昨晩は嵐だったけれど、きょうはとてもきれいな月が見えている。

Moon

私の Canon PowerShot S1 IS の場合、テレコンバータTC-DC52Bを付けると、この月のようなのものを撮影するときでも、距離は無限遠に指定してはだめだということを初めて知った。

ところで、先週の新聞記事で、「盆のような月」に見える理由について考察しているものがあった。
そのことについても、ちょっとだけなるほどと思ったのだが、むしろ、記事の最後に付記されていた芭蕉の句に、はっとさせられた。
そのことについては、また後日。

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遺失物データベース

忘れ物を受け取りに行ってきた。
そういうことになった事情は、個人的なことだし、また特に面白いものでもないので、詳述しない。

まず、電話で問い合わせをする。JR東日本の列車内に今日置き忘れたことがわかっているので、電話番号は、このページに記載されている、050-2016-1601である。
電話をかけると、いろいろ質問される。忘れ物をした日付、列車、品物の種類を、答えていく。電話の向こうでは、パソコン端末にそれらを入力、あるいは項目を選択している音がする。
そのうちに、私が言っている状況、品物の種類に合致するデータが見つかったらしい。現在それは、「東京駅新幹線1番ホーム事務室」に置いてあるとのことであった。

東京駅の、東北秋田山形上越長野(ふぅ)新幹線改札へ行き、こういうことなのだがと言うと、

駅務員嬢「1番ホームですか?21番ではありませんか?」
私「いや、私もそうじゃないかと思うんですが、1番ホームと言われたんですよ。聞き間違いでしょうか」

本当は、20番線21番線ホームのことを、JR東日本の新幹線1番ホームとか、社内の一部で呼んでいるのではないですか、などと言いたいところだったけれども、事態をややこしくしそうなのでがまんした。
がまんしていたら、例のレシートのような乗車券用紙で何かプリントアウトし、そこへ「遺失」だったか、手書きで書き入れた証明書をくれた。これで入場して聞いてみるように、とのことである。

ホーム事務室へ向かう。経緯を説明すると、係員さんがスチールキャビネットを開けている。私からは見えない。品物についていくつか質問され、正しく答えると、品物を出してくれた。そして、身分証明書を示し、受領書を書いて、品物を渡してもらった。

ところで、私がやりとりしている間にも、車内整備(つまり清掃)スタッフさんたちが、ひんぱんに出入りしている。忘れ物を持ってきては、係員さんたちと、その品物の見つかった場所や特徴などを記載していく。それらは、直ちに端末に入力され、登録されていくのだろう。

忘れ物をしても、電話をかければすぐに所在がわかり、取りに行ける。当たり前のように思ってしまうが、以前は、こんなサービスは考えられなかった。
それを可能にしているのは、もちろん情報通信技術の発達によるものなのだけれど、その末端では、人間が手間ひまをかけて、データを入力している。だからこそ、なのである。

ここでも。コンピュータの向こうには、人がいるのだ。

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October 06, 2006

キッズケータイ ソフト更新

しばらく前のこと。

娘の携帯電話(ドコモSA800i)が、キー入力を受け付けなくなった。
今どきのケータイは、コンピュータである。これは、機械的な不具合ではなく、フリーズしたものであろう。
リブートしたら直るだろうか?電源らしいキーを長押ししたら、これには反応して、シャットダウンした。

このとき、私と妻の携帯が警報音を発し、娘の携帯の電源遮断を知らせた。また、自動的に、位置情報を取得し、我が家の位置が画面の地図上に表示された。検索料金課金。

起動させてみると、無事に、いままで通りに機能する状態に戻った。

数日後、そういえばこんなものが来ていた、と妻が封書を出してきた。NTTドコモからのものである。
中を見ると、
 「キッズケータイ SA800i」「FOMA SA702i」をご愛用のお客様へ
という文書である。書かれているのは、当該機種は50日たつとキー入力を受け付けなくなる、ということであった。

そういえば、Windows95には、起動したまま49日たつとハングアップする、というバグがあった。タイマがいっぱいになるのだろうけれど、ひょっとして、このケータイは同じ轍を踏んだのではなかろうか?

対策であるが、同封してある文書に従い、自分でソフトウェアを更新しろとしてある。
何日かそのままにしていたのだが、さっき思い立って、やってみた。そうしたら、

「サーバが混雑しています」

と言われてしまった。そして、更新時刻の予約操作へ導かれ、いくつか示された時刻のうちの1つを選択した。明日朝には、ダウンロードと更新が終わっているはずである。

もう、ケータイに限らず、ちょっとしたモノは、みんなコンピュータになってしまっている。
そして、ユーザー自身が、ソフトを入れたりアップデートしたり…。
そのうち、携帯電話用のフリーの互換OSとか、出てきたりするのだろうか。

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October 05, 2006

Webページ作成の授業

画像処理が終わり、Webページ作成に入る。

「文書デザイン」は商業科の科目であり、この項目は、「インターネットと広報」という単元に含まれる。
その内容の1つめが、メールによる広報であり、これについてはメールマガジンを作るという実習課題で扱ってある。そして2つめが、Webページによる広報ということになっている。

でもまあ、ここでは、お店や会社の模擬的広報からはちょっと離れて、作成してきたピクトグラムやアニメーションGIFファイルを紹介する形のページを作ることにしようと思う。

そこで、どうやるか。
私は、エディタでタグ打ちをさせるのが好みである。Webページが表示されるしくみを理解してもらいたいという気持ちが強い。しかし、この科目を選択している生徒たちの学習欲求は、必ずしも、そういう方向を向いていない。
そこで、今年は、生徒用機にインストールされているホームページビルダーV6を使わせてみようかと考えた。

ホームページビルダーは、私も買って、インストールしてある。だが、ほとんど使わない。エディタによるタグ打ちでページを記述することに慣れてしまうと、感覚的に、乗換えが困難なのである。知人にもそう言う人が多い。
それでも、これだけ売れているソフトなのだから、多分、ビギナーには使いやすい面があるのだろう。試しに、生徒に使わせてみよう。

今日は、その1時間目。
ブラウザで勤務校の公式ページを表示し、そのソースを示して、Webページはこのようなテキストで記述されていると指摘。
その上で、Webページを作る上での知識として、色についてスライドで講義。16進、カラーネーム。色と感情。色覚異常者や高齢者に対する配慮の必要性。
そして、ホームページビルダーを起動。以前の研究会でIBMから提供していただいた、ホームページビルダーを使った授業のマニュアルに沿ってやってみる。今日は、ちょっと文字を入れてみるくらいまでで終わった。

次回以降、作品を載せた複数のページを作らせ、それをリンクするようにして、ひとつのサイトとしてまとめさせようと考えている。

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October 03, 2006

画像に関する授業の計画

昨日の記事に、t_fukuharaさんからコメントをいただいた。このblogのPageRank が3から2に下がったりして、密かに落胆したりしているときに、このようなコメントが付くと元気づけられる。
t_fukuharaさん、ありがとうございます。法政二高の研究会には、おいでになれますか?

「文書デザイン」、はやいクラスで、画像処理の範囲が終わった。
ここで、計画というか、進行を振り返ってみたいと思う。

  1. Photoshop 5.0 LE で、幅240ピクセル、高さ320ピクセルの大きさの画面で、ブラシで絵を描いたりする練習。「秋の果物」。Photoshopのインターフェースに慣れる。
  2. この大きさの画像を24ビットのBMPで保存させる。データサイズを計算してみる。
  3. 別にVGAサイズ、24ビットの写真データを配布。携帯の画面は多くの場合この1/4であることを指摘。モノクロ、16色、256色で保存させ、画面の感じを見たり、ファイルサイズを計算する。
  4. アナログ画像とデジタル画像の特徴をスライドで授業。サンプリング、画素数、色数、圧縮の原理、いろいろな圧縮率のjpeg画像見比べ。疑似輪郭、パレット。
  5. Photoshopにもどり、秋の果物を発展させても、また全然別のものを描いても良いとして、アニメーションの元になる一枚一枚のコマを考えさせる。レイヤーの概念、透明なシートにデータを置いていく感覚。背景レイヤー。
  6. レイヤーの可視/不可視を操作して、一枚一枚のコマを表示させ、それぞれをBMPで保存させる。
  7. ホームページビルダーのウェブアニメータで、それらをアニメーションGIF化。
  8. 再度Photoshopにもどって画像を修正、アニメーションGIFの作り直し。

これだけの内容で、4~6時間というところであった。
このあと、私の方で、生徒の作品をWebサイトにアップして、QRコードでアクセスできるようにしてやり、生徒たちは(そうしたい者は)自分の作品を携帯にダウンロードして待ち受け画面として楽しむ、という流れになる。

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October 02, 2006

Photoshopでレイヤーを扱う

勤務校の生徒用機には、Wacomのペンタブレットにバンドルされてきた、Photoshop 5.0 LE が入っている。

いま、画像についていろいろと扱っているのだが、最後にアニメーションGIFの作品をつくることにする。ここで、アニメーションの1コマ1コマを、Photoshopのレイヤー機能を用いて効率的に作ることで、レイヤーという考え方の重要性を理解してもらおうというのがここの狙いである。

この教材で授業をするのも2年目である。これを一体どうやって教えようかと手探りで進めていた昨年に比べ、こちらの授業展開も、手慣れたものになっている。いろいろと例を示してやることもできるようになっている。その結果、生徒たちの興味を引きつけ、スムーズにレイヤーの概念を理解させて制作に集中させることができている。「わけわかんない」などと言って投げ出す者も、昨年よりはずっと少ない(ゼロにはならない)。

授業進行がうまくいき、生徒たちも、疲れながらも満足して教室へ帰っていく。そういうときには、少し、明日への活力がわくように思う。

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