« 樽町中学校へ | Main | プリンタ修理に不満 »

October 28, 2006

高校教科「情報」シンポジウム2006

公式Webページはこちららしい。

この会は、情報処理学会 情報処理教育委員会 というところが主催して行っている。だから、そのような色というか、メンバー間で合意された主張が全面に出てくるのはむしろ当然である。
しかし、いろいろな人の講演があり、また会場からも発言や質問が多く出されたためか、ひとつの方針の下に会場全体がまとめられたという風にはならなかった。健全で、安心する。
総決起集会ではないのだし。

個人的には、アメリカの大学・大学院入試に関する統一テストについての報告が、面白かった。良問の複数年使い回し、問題の非公表、統計を取るための「採点されない問題」の存在など。日本でそのようなことをすれば、声高な批判の標的になってしまうだろう。

いくつか、興味深かった発言を記しておく。

「現行指導要領の策定時期に、自学自習能力をつける科目として、情報科の設置を働きかけた。」
(へえ、情報科学の必要性を全面に出したのではなかったんだ)

「高校でWordやExcelをやって、情報が得意だと思って大学へ入ってくると、Emacsだ、Texだ、コンパイラだとなって、ギャップがある。」

「(資料にある、新教育課程案を見て)就職者は情報Iだけやって社会に出ればよくて、高等教育進学者だけが情報IIや情報IIIをやるのか?」
(これは、高等教育進学者とは情報科学を専攻する者だけのことなのか、という疑義を暗に含んだ質問のように聞こえた)

「(3週間講習の速成免許教員というが)情報科学の専門教育をきちんと受けてきたはずの若い人が、情報ABCすら満足に教えられない現状がある。大学の対応は?」

参加者の意識の高さが感じられる、刺激的な会だった。

Waseda_marronしかし、それにしても、これで今週は月曜から今日までの6日間で5回のお出かけということになった。法政二高、神奈川大学、横浜市立樽町中、都立九段高、そして今日が早稲田大学である。
早稲田の理工キャンパスには初めて足を踏み入れたが、高田馬場あたりの様子からイメージされる雰囲気と違って、まことに大学らしい、良い感じの空間であった。

生協で、買い物を2つ。むいた栗の袋詰めと、4色ボールペン+シャープペン、大学名入りである。

|

« 樽町中学校へ | Main | プリンタ修理に不満 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/69195/12466424

Listed below are links to weblogs that reference 高校教科「情報」シンポジウム2006:

» ジョーシン06 [Yansen 教科情報 BLOG]
高校教科「情報」シンポジウム2006 −ジョーシン06−に参加する. 明日すぐに役立つものではないが,こういうのにも行っておきたい.(ただし2000円は高い) 私なりの1つの答え ・ワード,エクセルが大好きで,大学でもやりたがるのはなぜ? → 95点がとれるから.(他の科目よりも「目標を達成した」と生徒自身が満足しやすい.)(これは「課題の出し方がまずい」というのがある.) 今日の疑問 ・アメリカでも入試にない科目は軽視されているのか.(真剣にやるには受験科目でないと無理か.) ... [Read More]

Tracked on October 29, 2006 at 00:57

« 樽町中学校へ | Main | プリンタ修理に不満 »