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August 31, 2006

ウイルスキラー2006を買ってみた

メイン機のウイルス対策ソフト「ウィルスドクター」の購読期限が来た。また、先日、携帯機のHDDを交換してリカバリしたところでもあり、ウィルス対策ソフトが2台分必要となっていた。

昨日、帰りに横浜のヨドバシでパッケージをいろいろと見比べ、「ウイルスキラー2006」の2ユーザーパックを買ってきた。これは、パターンファイルの購読期間が2年間あり、大手のものはもちろんソースネクストの製品などと比べても割安な価格設定である。

インストール作業と並行して、Web上の情報を探してみた。kakaku.comのクチコミ掲示板を読んでみると、これはなかなか良いという人もいるのだが、まともに使えないという書き込みもいくつも見られた。
ウィルス検出についての基本性能は大丈夫らしい。だが、どうも、インストール時やパッチの当て方の手順といった部分について作り込みが甘く、インストールに失敗したりシステムを破壊したりしてしまって、ユーザーが罠にはまって失敗したと感じることがあるようだ。

親切にも(?)対策を説明する Web page を作った人がいる。そこを見ながら、慎重に作業した。使えないとされている機能も切った。

ともかく、2台のマシンに無事インストールすることができた。どんなものか、様子を見ていこう。

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August 30, 2006

ブログ仲間が増える

このブログを書き始めたのは、一昨年の12月である。
そのとき、神奈川の情報科教員ですでにブロガーであった人は、私の知る限り、海部先生だけであった。すでに3年にわたり、毎日書き続けていらっしゃったのであった。今では5年近くになっている。
その後、(仮名)佐智さんが続けていらっしゃることがわかり、そして今日、Nと~先生からトラックバックをいただいて、お書きになっていることがわかった。

これでやっと、4名である。
もちろん、情報発信の量や質が、ブログの本数で測定できるわけではない。それでも、東京にトリプルスコアくらいで負けている状況だから、やはり、仲間が多くなってくれば心強く、うれしいものである。

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August 29, 2006

入試における「学力スペクトル」

大学入試に情報を出題することに関連して、いろいろと考えている。まだまとまった小論にならないのだが、今日段階での、思考の断片を記しておこうと思う。

大学入試とは、何のためにあるのか。
それは、その大学、その学部学科において学習・研究をするにあたり、必要な基礎学力を備えているかどうかを判定する、ということになるだろう。

だだし、ここに、入学定員という問題がある。必要な学力を備えていながら定員オーバーとなるので不合格とする、あるいは、必要な学力に満たないと判定されるのだが定員内なので合格とする、ということが生じる。
基礎学力レベルの設定と入学定員とは、本来、うまく整合しない概念なのだろう。
ここで、入学定員の問題を除外して入試で判定される学力レベルを論じると、実際の入学者選考の場面と乖離し、議論に妥当性を欠いてしまうように思われるのだが、当面ここでは、この問題には触れないことにする。

さて、例えば、文学部の入学試験を考えてみよう。
私立大学の文学部では、入試科目として、一般に、国語(古文・漢文を含んだり含まなかったり)・英語・社会が科されている。社会(地歴/公民)については、日本史・世界史・地理・政経などから1科目選択して受験するというパターンが多い。
ここで、地歴/公民から1科目選択して受験すればよい、というのは、どういうことなのだろうか。まさか、文学部での学習・研究において、世界史で受験した学生は日本史の知識を持たなくて構わない、ということではなかろう。
ここはつまり、

日本史についても世界史についても、政治・経済や倫理についても、一定レベルの学力をもっていてもらいたい、しかし、それら全てを試験科目として科すことは(諸般の事情により)しない。1科目だけについて試験を行うことにするが、試験を行わなかった科目についても、それなりの学力を持っている、あるいは入学後に必要に応じて学習していけるものと期待し、入学させることとする。

という、大学側と受験生との暗黙の了解事項があるのだ、と理解すべきものであろう。

ここで、学生に要求される、さまざまな領域における学力を表すものとして、新しく学力スペクトルという概念を考えよう。英語、現代文、古文、日本史、世界史、地理、地学、生物、化学、物理、数学、という具合に科目が並んでいて、それぞれにスコアがついており、それが結ばれてグラフのようになったものというイメージである。
入試では、そのうち、実情に応じて何科目かの場所を設定して学力を測定し、それを結んだものが総合学力であるとして合格判定に用いられている、という考え方である。例えて言えば、入試の科目数とは、音声データをディジタル化するときのサンプリング周波数に相当するものだ、と考えるのである。

このとき、注目するべき点は、試験を行わなかった科目についても、スペクトルとしては値をもっていることである。測定点ではないが、左右の科目のデータから推定されて値が付き、それが採用されている形になる。

今日はここまで。
次いで、以上の考えに立ったところで、科目数を増やすこと、そして教科「情報」を入試科目とすることの意味を考えていくのであるが、…この先はいつ書けるかわからない。

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August 27, 2006

11gでつながった

5月14日15日22日の記事で、11gの無線LANカードがうまく動かないという話を書いた。

その後、最近になって仕事用の携帯マシン、670MC3のHDDを換装、リカバリを行った。
まだ無線LANの設定をしていなかったので、以前からの11bのカードで設定せず、あのときうまくいかなかった11gのカードで再挑戦してみることにした。

カードは、I-Oデータの WN-G54/CB3 である。
あらためて、製品付属の設定マニュアルに沿って設定していったら、今度は簡単につながってしまった。
64bitのwepで暗号設定し、計測サイトで速度を測ってみると、4Mbps~7Mbps程度の速度が出るようだ。

複数の無線LANカードの設定を行うと、何らかの干渉が起こるのかとも思う。だが、あのとき、当該のマシンにはすでに、エレコム(これが常用)、NEC、Planexと3社3機種の11bカードが使えるように設定してあったのである。

以前、うまくいかなかった理由は、わからない。

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August 26, 2006

関東大会 その2

その1では運営について書いた。今度は中身について。

私には、研究発表の時間帯が、一番よかった。

時間帯1 第一会場 「ショートムービーの作成と活用」(所沢高 西澤廣人先生)
 西澤先生が前任校の所沢西高校で行ってこられた実践の発表であった。さまざまなムービー作成ソフトウェアを生徒実習で使わせ、今風のしゃれたムービークリップを作らせていたとのことであった。
私も Windows ムービーメーカーでムービークリップをつくらせる実習を取り入れたことはあるから、ここまでやらせている西澤先生の発表には、大いに触発された。

時間帯2 第三会場 「夏休みの「短期集中講座」とインターンシップ受け入れの実践報告」(横浜清陵総合高 五十嵐誠先生)
 五十嵐先生とは、情報部会で一緒に仕事をしている間柄である。そして、折に触れて、現状の問題を指摘する意見を投げかけられてはいた。しかし、どうもそれらは、私の頭の中で像を結ばないというか、現実感・切迫感をもって受け取ることができないでいた。
 この発表で、はじめて、五十嵐先生がここ数年間にたどってきた教育実践をまとめた形で聞くことができた。外的・内的環境が厳しい中で、よくここまで、これだけの実践を、またご自身の勉強を積み重ねて来られたものだと、あらためて感銘を覚えた。そして、なるほどこういう場にいてこういう生徒や大学生に接してくる中で、現状の高校教育や大学生のサポート体制について意見を述べていらっしゃったのかと、やっと、理解することができた。

時間帯3 第四会場 「より良い授業を目指すためのWeb上での情報交換と教材等の共有について」(科学技術高 能城茂雄先生)
 能城先生と言えば、都高情研のオープンソースに関するオーソリティーとして名前が聞こえている。どんな方なのだろうと、その人となりを見るために、この分科会に行ってみた。
 そこに立っていたのは、司会者が開会を告げる前から、出席者に向かってどんどん話をしていく、想像(と方向性は違っていなかったが、それ)以上にバイタリティあふれる方であった。
 発表の内容は、要するに、授業する上でのあれこれの情報を、みんなで出し合って共有しましょうよ、というもの。こういうものを、飲み会の席などでの話に終わらせず、実際にシステムをつくりあげて運用してしまうというところがすごい。そのサーバが自宅サーバであるというところもまた。

時間帯4 第二会場 「Webメール(SING online)の活用事例」(武蔵村山高 福原利信先生)
 この話は、福原先生から雑談の中で直接お聞きしたことがあったのだが、まとまった形で聞いておこうと思って、足を運んだ。
 武蔵村山高と私の勤務校とは、生徒の状況などに共通する部分があるのではないかと思っている。そこで実際に運用されている、業者の提供するサービスをつかっての生徒への情報伝達システムについて、その現状を詳しく知ることができて、ためになった。勤務校でも、すぐにでも導入したいところである。

以上、30分ずつ4本の発表を聞いた。寝不足、そして昼食後という条件だったのだが、眠くなるどころか、面白くて面白くて、本当にあっという間に2時間がたってしまった、という印象であった。

基調講演とパネルディスカッションについては、省略する。

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August 25, 2006

関東大会 その1

関東組織の設立総会を10時に終え、10時10分から関東大会である。第2回埼玉大会ということになる。
前々からここにも書いてきているが、会場の春日部高校は、すべての点において申し分なく、参加者としては快適な環境で発表を聞くことができた。進行もスムーズだった。

今年の日程は、昨年の第1回をふまえ、またここの地理的な条件も加味したもので、よくできていた。
つまり、早朝に限られた人数の設立総会を行ってしまい、引き続いて10時から音楽ホールで関東大会の開会行事と基調講演を行った。
それが11時半に終わると、ここで早めの昼食としてしまう。今日は早く出てきている人も多いし、これは良い判断である。
午後は研究発表の時間帯となるが、その開始が12時20分。ふつう考える運営よりも1時間はやい。ここで、30分×4本の研究発表を5会場で同時並行で行った。
それが14時50分に終わり、15時すぎからパネルディスカションと閉会行事、16時半すぎに終了。こういうタイムテーブルであった。

これは、来年の神奈川でも、基本的に踏襲させていただこうと思う。

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関東組織設立総会

8月25日、第2回の関東大会。
それに先立ち、朝9時半より、関東組織の設立総会が行われた。

Seturitusoukai_1

正式名称は、「関東都県高等学校情報教育研究会」である。これで、関東大会を行う母体ができた。
記録の意味で、大きめの写真をあげておく。

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August 23, 2006

教材開発委員会

平塚の高浜高校で、情報部会教材開発委員会。

教材開発は急がず、しばらくは基礎的な勉強をしようということになっている。
今日は、私がピクトグラムのところの模擬授業。これは、都立八潮高校の田中先生が昨年神奈川の研究会で発表してくださった内容をお借りし、私なりにふくらませて授業している内容である。
ほかに、間辺先生のFlash講座、小野先生のJavaScript講座であった。

得るところは大きかった。
ただし、出席者が少なく、さみしかった…。

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August 22, 2006

ノート機HDD換装

体調が良くならない。
医者をはしごし、耳鼻科へ行ったら、ファイバースコープでのどを直接見られた。赤かった。
これは疲れである、暑いところで仕事をがんばるな、という指示であった。抗生物質を処方される。

670mc3ところで、2年間使ってきているFMV-670MC3である。HDDがいっぱいになっていたのであるが、やっとその換装作業に入った。
このように、実際にケースを開けてみると、換装作業自体はラクチンである。ちょっと拍子抜けする。

ただし、リカバリ作業は楽ではなかった。
光学ドライブが内蔵されていないので外付けのものが必須となるが、そこからリカバリCDでブートできるわけではない。フロッピーディスクでの起動となる。それも、付属のディスクでそのまま起動してもダメで、外付け光学ドライブを認識しない。まずディスクのコピーを作り、そこへPCカードとドライブのデバイスドライバを(探してきて)コピーし、CONFIG.SYSを書きかえてやらなければならない。
こういう作業は、Windowsになってからのパソコンユーザーには、厳しいものだろう。

ついで、環境の復元である。HDD全体をバックアップ、リストアすることはあきらめたので、アプリケーションソフトをひとつひとつ再インストールしては環境設定をする。メール環境は生命線であるが、まだ、うまくいかない。

しかし、リカバリしてみると、このマシンはこんなに速かったのかと思う。Windows2000にsp4までパッチを当てたが、快速に起動してくれる。これは、HDDが5400回転になった効果ばかりではないだろう。
2年間Windowsを運用していてたまった垢は、それなりのものなのだと思われた。

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August 20, 2006

スズムシ

Suzumusi

懸命に鳴くスズムシ。
このように、逆光で見ると、羽根が透けて見える。たたんでいるときは黒く見えるのだけれど、かなり薄い。

盛大に鳴くので、マンションのベランダに出しておくと近所迷惑になるのではないかと思い、夜間は室内に入れている。
好きで(なりゆきで?)飼っているのではあるが、もう鳴き声も聞き飽きてきて、正直、うるさいとも感じている。

スズムシ用の市販の配合飼料を与えているのだが、このごろ、非常に良く食べる。
このままいくと、また、たくさん産卵して、来年には三代目が生まれてくるのだろう…。

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August 18, 2006

タッチタイピング養成ギブス

生徒を一人、指名して補習に呼んだ。
この生徒は、一学期の学習成果が充分に上がらなかったのだが、キーボードでのテキスト入力が遅いことがその大きな原因であろうと思われた。

今日、登校してきた本人と少し話をした。タッチタイピングの練習をしよう、そうすれば二学期以降の学習につながると思うのだが、と言うと、彼もそれが良いとのことだった。

そこで、彼の見ている前で、「タッチタイピング養成ギブス」の制作に取りかかった。
たしか佐藤先生の「情報科blog」に作り方が書いてある記事があったと思ったのだが、そのときは当該記事を見つけることができず、記憶を頼りにつくってみた。それでも、結果的にはほぼ同じ物をつくることができたようだ。

Kbcover1B4再生紙5〆が入っている段ボール箱を3つに切り離し(少し余る)、キーボードにちょうどはまるように、右側側面を斜めに切り落とす。上面にはこちらの図をプリントアウトして貼り付け、指の分担をラインマーカーを使って塗り分けて示した。

Kbcover2
Kbcover3
背面は、こんな感じに切り取った。

キーボードにこれをかぶせて、キートップの図は見ても良いが自分の指をのぞき込んではいけない、として、「打ちモモ」と「美佳のタイプトレーナー」を始めさせた。
そうしたら、彼はこれは面白いと言って、私が最低練習時間として科した時間を大幅に越えて、熱心にタイピング練習に取り組んだのである。

「少し打てるようになりました」と言って、彼は帰っていった。休み中にもう一日予定しているのだが、上達が期待できそうである。

(8月19日付記)
重ねて書いておくが、この「タッチタイピング養成ギブス」は、私の考えたものではない。都立府中西高校の佐藤義弘先生が考案し、公開されているものに沿って制作、使用させていただいたものである。
佐藤先生にお礼申し上げます。

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August 17, 2006

「情報」を大学入試に出題する意義

先日、教科「情報」大学入試フォーラムという記事を書いた。

そこへ、トラックバックをいただいた。mkawanoさんとおっしゃる、大学の先生のブログからである。
続きを書くかも知れないとしておいたことだし、ちょっと、やってみようかと思う。

ここに冊子がある。表題は長く、「国立大学法人東京農工大学 平成16年度大学戦略経費(学長裁量経費) 入試個別学力検査における教科「情報」の試行 最終報告書」というものである。発行は2005年7月31日、教科「情報」試行試験実施委員会 となっている。
その中の、 1.2 情報工学科の入試において「情報」を出題する意義 から引用する。

第一に、現在の入試科目(「英語」、「数学」、「物理」)だけでは、情報科学に適性のある学生を選抜することができないということである。この背景には、情報科学が旧来の自然科学とは異なる学問であるという事実がある。情報科学の特徴は、論理的モデルを構築する行為が大きな部分を占めている。自然科学でも、現象から数量的モデルを組み立てることにより研究が進められる。しかし、そのモデルから導かれる理論が現実に合わなければ、そのモデルは価値がない。つまり、自然が一番偉いのである。しかし、情報科学では、比較・検証する相手は自然界ではない。構築された論理的モデルが矛盾していないこと、効率的に運用できること、などが最も重要なのである。(中略)
もう一つ、情報科学の根幹をなす概念として、「プログラム」(その本質は、予め書かれていて時間と共に進行する手順)がある。これは旧来の自然科学にはなかった概念である。
このように、旧来の自然科学にない概念を重要視する情報科学が「情報」以外の入試科目で適性のある学生を選抜できるとは考えにくいことである。(中略)
第二に、入試を通じて「情報科学はどんな学問であるのか」を社会に情報発信することができるからである。(後略)

このように、明快に2つの理由をあげている。

まあ、自然科学側の人間(ぉぃ)としては、例えば野依良治氏の有機合成などはすぐれたプログラムを開発したとみなすことができるのではないかなどとも思う。そして、どうしてこのように、殊更に自分たちの学問を自然科学と違うものだと主張するのだろうかと、いささかの戸惑いも覚える。

旧来の学問とは違うのだから、情報科学に直接つながる教科「情報」を科さないと適性のある学生を選抜できない、という論理は、それこそ内的には矛盾がないのかもしれない。
しかし、相当する入試科目を科していない学問領域を扱う学部学科は、他にいくつもあるだろう。医学部や家政学部のことはすでに書いた(2005年11月27日付け記事)
それに加え、例えば入試で数学をとらなくても入れる経済学部は多いのが現状である。マル経なき今、それでは適性のある学生を選抜できていないはずだ、ぜひ数IIIまで入試科目に出題するべきだ、と指摘するのだろうか。

自然が一番偉いとはこの際言わないが、ものごとは、状況の中で判断されるべきものであろう。
「情報」を入試に出題することの是非について、現段階では、私は判断を留保する。

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August 15, 2006

青い花と第4の感色層

Asagao以前は、カラー写真プリントの色の再現性は、あまり良くなかった。特に青い花の色などは、再現することがむずかしかった。
そこへ、富士写真フイルムが第4の感色層というものを導入し、より人間の視覚に近づけた発色をするフィルムをつくってREALAと名付けて売り出した。

というところまで覚えていて、それ以来、このアサガオのような青い花を見るたびに、「リアラは4層」だったっけな、と思い出していたのである。
ところが、さっき調べてみたら、フジのフィルムは、今では普及品のネガからリバーサルに至るまで、どんどん4層めの感光層を導入していることが分かった。

ひょっとしたら、数年以内に、富士フイルムは銀塩感光材料を製造する世界唯一のメーカーになってしまうかも知れない。
そうすると、「カラー写真は光の三原色の感光層をもつフィルムを使って…」という説明が、実態と合わなくなってしまうことになる。
いや、まあ、インクジェットプリンタの方はすでにああいう状況であるわけだし、カラーフィルムがみんな4層になったからといって、それが教育上どうのこうの、という話にはならないのだけれども。

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August 14, 2006

大停電

今日、関東地方で大停電があったのだそうだ。まだ長野県にいる私は、テレビの報道を見て驚いているばかりである。
原因は、報道によれば、旧江戸川を横切って架かっている高圧送電線がクレーン船で損傷を受けたためだとのことなのだが。

前回の大停電は、1987年の夏のことだった。あのとき、私は職場の仲間と一緒に山梨方面へ中央高速をドライブしていた。サービスエリアに入ったら停電していて、これは北巨摩全域が停電しているのだと聞かされ、それは大変だと思っていたら、とてもそれどころではない規模の大停電だったことが、ラジオの報道などでだんだんにわかってきた。
あのときの原因は、電力使用量が想定以上に増加したためだったと思う。東電で、急激な負荷に対応するためのコンデンサ(どこにあって、どれだけの大きさなのだろう?)を次々と接続投入したのだがとても間に合わなかった、という説明を聞いた記憶がある。

今回は、前回とは原因が違う。システムが正常に作動しているときの容量不足ではなく、システムが安定して正常に作動するための冗長性、具体的には系統の多重化が、十分でないか、あるいは多重化システムの設計か運用に誤りがあった、ということである。

テレビの解説では、送電線の片側3本の線が1つの系統となっていて、もう片方を合わせて2系統、この片方が生きていれば短時間なら何とかなる、つまり片方がバックアップ的な意味を持っている、ということである。そして、東電の関係者は、2系統がいっぺんにダメになるということは想定しづらいであるとか、過酷な事故であったと言っている。

そうなのだろうか。

そもそも、送電線での送電ができなくなるというのは、どのような場面なのだろう。たしか茨城県だったと思うが、送電線の鉄塔が強風で倒れる事故があった。ダメになるときは、両側がいっぺんにダメになるものと想定するべきなのではないだろうか?片側ずつにそれぞれバックアップとしての機能を期待するのは間違いではないだろうか?
この疑問に対し、テレビの解説者は、送電線の鉄塔を別々に離して2系統建てるのには高額の経費がかかり難しいのだ、と言っていた。それは、そうなのかもしれない。
そうなのかもしれないが、しかし、今回の送電系統は、千葉の発電所から始まって、都内を横断し、横浜市北部まで届いているのだそうだ。このうち、今回の事故が起こった区間や、それにおそらくは川崎市北部~横浜市北部の区間は、地上の高圧送電線として存在しているのだろうが、都区内の区間は、地下に埋設されているはずなのである。
高圧送電線を、道路地下の共同溝などに敷設する経費は、いかほどのものなのだろう。

そうやって、都区内を特別扱いして都市の美観を尊重し、送電線を地下に敷設するお金はかけている。その一方で、周辺部に建設する鉄塔による地上の送電系統を、別々に作るお金はないのだと言うのなら、それは説得力がないだろうと思うのである。

個人的には、高圧送電線やそれを支える鉄塔には、かなりの圧迫感、恐怖に近い威圧感を覚えるたちである、という事情もある。電力料金が少々値上がりしても構わないから、都区内の周辺部についても、十分に多重化した送電システムを、地下に敷設してもらいたいものだと思っている。

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August 13, 2006

タイヤの空気圧

11日から、妻の実家に来ている。いわゆる帰省である。

私は、自家用車を持たない生活をしているが、運転免許は持っていて、ここへ来ればクルマを運転する。いわゆる田舎の例に漏れず、ここでは、日用品の買い物に行くにも、あるいはちょっと温泉施設へ行こうと思っても、クルマを運転できないとほとんどどうしようもない。

今日も、車を使うので義父にそう言ったら、空気圧を見ておいてくれと頼まれた。近所のセルフ式ガソリンスタンドに装置があるからということであった。
この車の空気圧は2キロだから、と言われている。ドアに貼ってあるシールにも、2kg/cm2としてある。
ところが、スタンドに行き、クルマをとめて装置を見てみると、そのメーターに記されている圧力単位は kPa なのであった。
SI単位で表示されているわけであるし、文句を言う筋合いではない。理解できないこちらが悪い。やむを得ず、撤退する。ここはあきらめて、ダメだった場合はこうしろと言われたとおりに、ディーラーへ向かってクルマを走らせる。

運転しながら、換算を試みる。
ええっと、1気圧は760ミリ水銀柱で、水銀の密度は水の13倍あまりだから、水柱で言うと10m。だから、1気圧は、ほぼ1kg/cm2ということになる。
で、1気圧は1013hPaで、それは約100kPaということだ。そうすると、2kg/cm2は、だいたい200kPaでいいのか。

そういえば、メーターの数値も100kPa刻みで値が振ってあった。なるほど、今まで使い慣れてきた単位の数値を100倍すればいいだけだから、換算表なども置いてなかったのか。
などと納得しながら、ディーラーに着いて、タイヤに空気を入れてもらった。

こんなことは、自分でクルマを持っていれば常識になっていることなのだろう。ときどきクルマを借りて運転するだけでは、やはり、世の中の変化に即して必要なことを身につけるのも遅れるのだな、と思い知らされた。

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August 11, 2006

メールマガジンの配信先変更

メールマガジンの配信をいくつか受けている。
積極的に配信を申し込んだものはごく少ない。だいたいが、オンラインショッピングをしたとか、懸賞に申し込んだとか、ソフトウェアの登録をしたとか、そういうときから自動的に配信されるようになったものである。
だから、読むものは多くない。惰性でただ受信しているだけといった状態に近い。

ところで、近頃、Yahoo!のメールに迷惑メールが非常にたくさん届く。どういうしくみなのかわからないが、それらの全部が、メールを受信したときの日時が送信日時と記録されてメーラーのフォルダに入ってくる。それ以外のメールとははっきり区別できるので、捨てるのは簡単なのだが、余計な手間を要することに変わりはない。

そこで、もう、Yahoo!メールは通常のメール一括受信操作では受信しないようにしたいと思った。
それには、このアドレス宛に届いている、いくつかのメールマガジンの配信先を変更しなければならない。

いや、配信変更が面倒な操作を要するものだったら、もうそのまま配信停止にしても構わないし、受信せずに放っておくということもできる。でも、まあ、せっかく送ってくれているのだから、あえて失礼をすることもなかろう。一応、メールマガジン文面の最後の方に標記されている、配信先変更の場合は…というところをクリックしてみた。

そうしたら、これが、よくできているのである。わかりやすい操作で、簡単に配信先変更ができた。
1件だけ、変更先のアドレスに確認メールが届き、そこから再度サイトにアクセスして…という手順をふむ必要のある社があったが、これはこれで、考え方である。非常に面倒でいやだ、と思わせるほどではない。

そういうわけで、メールマガジンの配信先も、メインのメールアドレス1つにしぼることができた。Yahoo!メールは巡回からはずして、少し、さっぱりすることになる。

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August 10, 2006

著作権について勉強会

今日は、横浜共立学園で情報ネットワーク委員会。
ひさしぶりに、9名の出席をみた。10月に予定されている研究会の内容などを検討した。

そのあと、合同委員会に切り替えて、著作権について勉強会を行った。ネットだけでなく、教育と技術からも参加してくれた。
内容は、それぞれの学校において、自分の授業で著作権についてどうやって取り扱っているのか、その事例を出し合い、お互いに勉強しよう、というものであった。私は、相方のGさんがつくって使っているパワーポイントのスライドを持って行って、情報Aの名刺作りのところで、イラストを入れる場合に著作権について気をつける必要があるよ、という切り口で取り扱っている現状を説明した。

勉強会全体としては、収穫はいろいろとあった。いつも思うのだが、諏訪間先生の授業は面白いし、また音楽データを使う場合の許諾をこうやって取ったという経験談など、面白かった。
ただ、全体的に、盛り上がりには今ひとつ欠けていたように思う。それは、学校というところは著作権についてルーズなところであり、そういう現場の中で、どれだけものを言うのか、どれくらいのところで現状と折り合いながら仕事をするのか、という微妙なラインがお互い違っていて、そこを巡っての遠慮が働いたからのように感じられた。

ところで、会場校の横浜共立学園である。伝統のある女子校で、地域からの信頼もあつい。こういうときでないと校内におじゃまする機会はないので、廊下を歩きながら、きょろきょろと眺めさせていただいた。私は6歳以降公立学校に籍を置いたことしかない人間であるから、私立女子校の校舎などは、まったくの別世界である。古い建物を大切に使いながら、新しい部分にも木の暖かさを生かし、それでいて、快適な照明と空調がととのえられている。目に入るもののひとつひとつに、いちいち、感心してしまう。

こういう経験は、部会で活動していることの余録であろう。

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August 09, 2006

古いフロッピーディスクを読む

職員室で仕事をしていたら、呼ばれた。

「嘉村さん、DOSのテキストファイルって、Wordじゃ読めないの?」

そんなことはないはずである。自席を立ち、共用パソコンのある印刷室へ行った。

彼女は、NECの、Windows2000の入っている(その程度に古い)スリムタワー型マシンで作業していた。そして、紙箱に5インチフロッピーと組になって入っている、3.5インチのほうのフロッピーをドライブに入れて読み込もうとするのだが、「このディスクはフォーマットされていません」というメッセージが出るので、困惑して、私を呼びに来たのであった。
とりあえず、フロッピーを取り出して見てみた。シャッター上には、DOS8という文字が見えた。

「これは、昔のPC-9801のフォーマットかも知れませんよ。これが読めるマシンを探さないといけませんね。このNECのマシンで読めないんですから、これ以上古くて動くマシンがあるかどうか…。あ、そうだ、ひょっとしたら。」

職員室中央に、教育用ではなく、服務処理などをするための共通利用パソコンが2台ある。これは富士通製FMV-BIBLOであるが、もしFMRからの互換性を今に至るまで保つよう考えて作ってあるとすれば、電電フォーマットの1024バイト/セクタ2HDを読めるかも知れない。

やってみた。読めた。

中身は、何か小さいプログラムがあって、そのほかに、ファイルがいくつかのディレクトリに分けて収められていた。試験問題である。彼女は、そこから、いわゆる本文だけを取り出して使いたかったものらしかった。
ファイル名をよく見ると、同じファイル名で拡張子が違うものが3つ組になっている。これは一太郎Ver.3の文書データである。この拡張子.JXWのファイルが本文のテキストで、あとの2つは修飾とか書式のデータです、などと説明すると、きちんと分かってくれる。それくらいのスキルは持っている人である。
あとは自分でできる、とのことだったので、私は手を引いた。

ところで、最初の質問で、彼女は「DOSのテキストファイルが読めない」と言ったのであった。
推測するに、この教材フロッピーの説明書には、「本文はテキストファイルになっているので、一太郎以外のワープロでも本文だけは読み込んで使える」といったことが書かれていたのであろう。

情報の授業をする上でも、こういう経験は、参考になる。

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August 08, 2006

夕焼け

昼間、雨が降ったためか、大気が澄んでいた。

夏のこの時期、夕日がものすごく明るく差すことがある。
ずっと以前、夕方に成田空港へ降りてくる飛行機から夕日が見えて、その明るさに驚いたことがある。地表で見える夕日があんなものになってしまうほど、微細な塵などの散乱は効いているものなのか、と。
それ以来、毎年今頃の時期に明るい夕方を迎えると、あのときの空から見た夕日を思い出す。

Yuuyake

今日は、そういう条件に加えて、台風の余波の雲がたなびき、きれいな夕焼けとなった。
デジカメを取り出して写真を撮ったのだが、残念ながら、一番美しかった時刻を少し過ぎてしまった。

こういう画像を使って、パワーポイントのデザインテンプレートが作れないかなどと、つい考えてしまう。

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August 07, 2006

スズムシの鳴き声

昨年、学研の「3年の科学」に、スズムシをふ化させて飼うセットがついてきた。
スズムシは無事にかえってよく育ち、一回り、二回りと大きな容器に移し替えていった。
オスは夏中ずっと鳴いていたし、メスは産卵の様子を見せてくれた。そして、みな土にかえった。
その容器ごと、冬を越させて、今年また二代目が育ってきている。

昨年は、夏休みに入った日の晩に、最初のオスが鳴いた。
しかし、今年は、梅雨が長くて気温が低かったためだろうか、昨年より10日ほど遅れて、先週の末あたりからやっと鳴き声が聞かれるようになっている。

スズムシの鳴き声(ファイル名 suzumusi.mp3、202kB、40秒)

テストである。↑これで、ブログから音声ファイルをダウンロード、ないし、そのままオンラインで聞くことができると思うのだが、どうだろうか。
元データは、簡易なマイクで録った、22kHz8ビットのWAVファイルである。これを、GoldWaveで編集し、SCMPXでmp3にエンコードした。

ところで、無事に育ったのは良いが、数がちょっと多い。
ここしばらくの間で、オフラインで私に会う予定のある方へ。スズムシ、少しもらっていただけませんか?

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August 06, 2006

ふしぎ大陸南極展2006

また国立科学博物館へ行き、ふしぎ大陸南極展2006を見てきた。

このところ、科博の特別展は、いつも入場券を買うところから行列しているという混雑ぶりであった。
今日も、夏休み中の日曜日ということで、人出を予想し、あらかじめローソンの端末で券を入手しておき、また、早めの時間に行ってみた。そうしたら、思ったほどの混雑ではなく、見たい物は見られたし、触りたい物は触ってくることができた。

Antarcticawear展示は、白瀬中尉の業績から。国による補助がほとんどなく、帰還からの後半生は講演活動などでひたすら借金を返済する生活だったのだという。そういうことははじめて知った。
「宗谷」はリアルタイムでは知らないのだけれど、「富士」は懐かしかった。毎年、季節になると、南氷洋上の「富士」の位置が毎日テレビニュースで報道されていたものだ。氷に閉じこめられて動けなくなった「富士」をソ連の砕氷船が助けに来てくれたりしたが、ああいうことは、共産圏の国々に対する国民の感情を、ずいぶん和らげていたのではなかったかと思う。
いや、そういうことは、展示にはなかった。単なる思い出話である。

写真は、南極観測隊が使った防寒服を、私が着てみているところである。
これを着て、昭和基地あたりの風景を背景にして立ち、記念写真をとってくれるコーナーがあった。キヤノンと提携し、その場でプリントしてくれるサービスもあった。

一万年前の、氷河の氷が置かれていて、触ってみることができるコーナーもあった。娘は、「普通の氷よりも冷たい」と言うのだが、…。まだ、物質としての水の融点という概念はあやふやなようだ。

Tyrannosaurusegg昼食は、だいぶ並んで待った後に、科博内のレストランでとった。これは、名物「ティラノザウルスの巣ごもり」。要するにスコッチエッグである。

夏休み中のことで、自由研究のヒントとなるようにと、展示や相談の特別コーナーもあった。

渋谷へ回り、ブックファーストで夏休みの工作の参考書を買って、東急ハンズで材料を買いそろえてやり、帰宅。

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August 03, 2006

リンク元は桐の掲示板

今日は、アクセス解析の数値が高い。
ログを見てみると、桐についての掲示板から飛んできている人がたくさんいることが記録されていた。
その記事から、田中先生のところと、拙ブログがリンクされている。

桐についての情報は、まだまだ、求められているということだ。
新しい解説本でも出ないだろうか?

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August 02, 2006

アンケート集計システムがあったら

勤務校で、その将来を考えようといった趣旨の研修会がもたれた。

例によって小さい紙が配られ、そこにいろいろと書きつける。そしてその紙を、並べていきながら、あれこれと言い合うわけである。
ただ、その紙を並べ替えながら検討するようなことはなかったので、こういう手作業の良さを生かす場面はなかった。それを集計用紙に書き写す時間が、ただ、無駄であった。

こういうときにこそ、コンピュータ教室を使えばいいのにと思う。できればASPなどが動いているといいが、その環境は勤務校にはまだできていない。しかし、単純にメールで集計する方法なら私の今のスキルでできる。Doteconvを使う方法である。授業でもやっている。

担当者ができなくても、こっちに相談してくれればいいのだが。
いや、こういうことができるのだということが、まだ職員間に浸透していないのが、現状なのだ。

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August 01, 2006

アゲハが羽化

Zenyou昨年に続き、今年の夏も、ベランダのグレープフルーツの木でアゲハチョウの幼虫が育っている。

昨年は、すべて、終齢幼虫までのうちに鳥に補食されてしまったのだが、今年は、このように前蛹まで育った。
そして、無事に蛹になったので、枝ごと取って虫かごに入れておいた。

Seityuそれが、数日後、私が出勤している間に、このように羽化したらしい。
ただ、虫かごが狭くてうまく脱皮できなかったのか、腹の先に何かくっついたままである。
(この写真は、娘が自分の携帯で撮って、私にメール添付で送ってくれたもの。)

残り2匹のうち、1匹は、前蛹になる直前に、鳥に食べられてしまった。
もう1匹が、いま終齢になっている。

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