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June 24, 2006

ニンジンの天ぷら

ふだんにも増して、まったく役に立たない話である。その上、長い。ご承知の上で、おつきあいいただきたい。

持ち帰り惣菜として、天ぷらを買うことがある。そういうとき、あれこれ選ぶのも面倒なので、家族3人分として盛り合わせパックを選ぶことが多い。
そうすると、エビやキス、イカなどのほかに、野菜もいろいろと入っている。それらは、本来は「天ぷら」ではなく「精進揚げ」と呼ぶべきなのかもしれないが、まあ、うるさいことを言わずに味わうことにする。

そういうパックの中に、ニンジンの天ぷらが入っていることがある。ニンジンが入っていることに文句を言うつもりはないのだが、この頃、その形が気になる。斜っかいの輪切り、つまり、サツマイモの天ぷらと同じ切り方をしていることがあって、違和感を覚えていたのだ。

私の常識では、ニンジンの天ぷらというものは、すべからく、ニンジンを太めのせん切りにして、衣で寄せて揚げてあるものでなくてはならない。そうしたものは、天つゆにつけると衣につゆがしみて、具合の良い加減となる。それが、ぺろりんとした輪切りでは、どうにもならない。
困ったものなのだが、これは、求めやすい値段の惣菜パックだから、手間賃の関係で仕方ないのだろうか、とも思っていた。
ところが、今日、(デパートのテナントながら)やぶそばで天ぷらの盛り合わせを頼んだら、この形のニンジンがでてきたのである。これは、この形が認知されたものとなったのだと認めざるを得ない。

なぜなのだろう。そばと天ぷらを交互に食べながら、考えてみた。
そして思いついたのは、ニンジンの栽培品種の変化である。

私が物心ついた頃、ニンジンというのは、もっと赤く、細くて長いものだった。
あれを天ぷらにするとすれば、輪切りでは無理で、せん切りにしてかき揚げの形にしなくてはならなかっただろう。ゴボウと同じである。
その後、八百屋で売られているニンジンは、円錐形のものとなった。初めてあれを店先で見たときは、妙なものだと思ったものだが、今では、ニンジンと言えばあの形、キャロットがほとんどになってしまった。
これであれば、輪切りにして天ぷらにできる。

品種が変わってから30年以上。ずいぶんおくれて、料理方法が変わってきた。と、そういうことなのだろうか?

などと考えながら、食事をとった。
しかし、昨今のニンジンは、ずいぶん甘くなったなあ…。

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Comments

それは違和感ありますね。
私はまだ輪切りのにんじんの天ぷらをみたことはありません。
自分であげるときも千切りにします。寄せるのが少し難しかったりしますが、子供たちは喜んで食べてくれます。確かに甘いですからね。

Posted by: 佐藤 義弘 | June 24, 2006 at 22:46

私も輪切りには違和感がありますね。きんぴらなら、なおさら…。
近頃はニンジンだけでなく、甘い野菜が多いですよね。いわゆる青臭い野菜が減ったような気がします。

私は現在、野菜大好き人間で、酒のつまみでも肉や魚より野菜や豆類の方が好きなのですが、子どもの頃は大の野菜嫌いでした。
今のように野菜が甘かったら、子どもの時から野菜大好き人間だったかもしれません。

我が家の子どもたちは、すでに野菜大好き人間になっています。

Posted by: 田中 洋 | June 25, 2006 at 00:07

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