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April 21, 2006

タイプライター

この時期、私は自分のタイプライターを教室に持ち込む。キーボードから文字入力するにあたって、

「これが、そのキーボードのご先祖様です!」

と言って高く掲げて示すのである。
掲げたまま、スペースバーをカタカタと押し続ける。
そのうちに、チーン!とベルが鳴る。これは、あと何文字かしか打てないから、キリの良いところで改行してくださいね、ということなんだよと言うと、生徒はどよめく。こういうアナログ感覚は、むしろ新鮮なようである。

そして、シフトキーを押す。そのときの動きを見せておいて、ハンマー上下2段に刻印されている文字のどちらが打たれるかを話し、

「だから、コンピュータでも、シフトキーを押すと大文字が打たれるんですよ」

と言うと、目から鱗が落ちたような顔をしている生徒がちらほらいる。もっとも、それがどうした、という顔も見える。

続いて、次の行に進むには、改行と行送りの操作が必要で、とか、ハンマーがからまないように、打鍵速度を下げるためにこういう打ちにくい文字配列にされたのだとか、うんちくをいろいろ。
本当は、こういった機能がアスキーコードに割り当てられて…という話をしたいのだけれど、1年生の情報Aでもあるし、それはがまんする。

入力装置としてのキーボード。どうしてこうなっているのか。そういうことを心得ておいてもらうことも大切だと考えている。

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Comments

「ハンマーがからまないように、打鍵速度を下げるためにこういう打ちにくい文字配列にされた」っていうのは、どうもガセネタのように思われます。このネタは、August Dvorakっていう人が1930年代に新しいキー配列を考案した際、既存のキー配列を攻撃するために言い出したいわばイチャモンで、実は根拠がありません。詳しくは、私のページの『QWERTY配列に対する誤解』をごらん下さい。

Posted by: 安岡孝一 | April 23, 2006 at 00:25

こんにちは。
そういう話もあるのですか。ご教示ありがとうございました。
ところで、文字コードの問題には私も関心がありますので、貴ページを拝見して勉強したいと思います。

Posted by: aromatic Kam | April 23, 2006 at 20:56

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