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April 01, 2006

ガラス工芸体験

今日も東伊豆にいる。

このあたりには、陶芸やガラス工芸を体験できる工房がいくつもある。
一昨年、伊豆高原のショップでガラス工芸をやってみたが、今回は片瀬白田の工房に行ってみた。

私は化学科出身であるから、一応、ガラス細工はやったことがある。しかし、それは棒や管を引き伸ばしたり、つないだりというものであって、こういう工芸的な技法についてはまったくの素人である。

ここでは、大きく分けて2種類のガラスをつかっている。それは、「ドイツ製」と「イタリア製」と呼び分けられていた。
種類の違うガラスは、熱膨張率が違うので、継ぎ合わせることはできない。継いでも割れてしまう。それで、2種類のガラスを使う作業机は分けられていて、混ぜて使わないように注意された。

Dish

これは、ドイツ製ガラスで作った皿の、焼成前の状態。12cm角くらいだっただろうか。
無色透明なガラス板に、好みの色のガラス片を糊で付けていく。ガラス片は、用意されているものにガラス切りで線を入れ、工具ではさんで割って使う。ごく細いガラスの棒は、手で折って、このように並べて文字や柄にする。色ガラスを粒状、砂状にしたものも用意されている。イタリア製のほうには、小さな文字や模様の入ったパーツもある。
自分でつくるのは、ここまで。
これを、型に載せて窯に入れて焼くと、糊は燃焼して飛んでいき、ガラス同士は溶融して一体化して、皿になるということである。一週間くらいの後に、発送してくれる。

ガラスの色は、一般に遷移金属塩を添加して出す。錯塩の化学である。もっとも、吸収スペクトルだけでなく、光の散乱といった要素も発色に効いてくるだろう。
今日並べられていたガラス素材の中には、焼成前の素材の段階では乳白色なのが、焼いて作品になると鮮やかなピンク色になるというものもあった。こういうものの発色のメカニズムはどうなっているのだろう。なかなか簡単ではないのかもしれない。

私の作った上のものが、焼いたらどのようになるのか。ちょっと楽しみである。

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