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January 28, 2006

ThinkPad 改造

1月16日の記事より続く)
先日入手した、ThinkPad i1200シリーズ 1161-72J である。ほとんど未使用の、とても良い状態で入手したのだが、やはり今となってはスペック的にはいささか見劣りがする。これを何とかしてやろうと、ここ数日、いろいろといじっている。

HDDは、東芝のMK2018GASが載っている。20GBである。容量は小さいし、東芝独特のカリカリ音もきらいなので載せ替えたい。ただ、予算の問題もあるので、これについて後日の楽しみとする。

光学ドライブは、TEACのCD-224Eが載っている。単なるCD-ROMドライブだし、筐体に合わせて折れ曲がったフロントベゼルのイジェクトボタンが押しにくい。

CD-224E

ポータブルDVD-ROMドライブ Pioneer PCP-PR800D から取り外した DVD-K11 があるので、代わりにこれを装着してみた。しかし、そのまま着けただけではマシンが起動しない。
このマシンは、チップセットが intel 430MX 440MX (2月5日訂正) である。したがって、メモリは256MBまで、IDEチャンネルはプライマリのみ、といった制限がある。HDDとDVD-ROMドライブの両方がプライマリマスターの設定になっているために起動しないものと思われた。
薄型光学ドライブには、マスター/スレーブを設定するためのピンがない。それではHDDのほうをスレーブにしてやれば行けるだろうか。ここを参考に、HDDのコネクタのピンにジャンパを差し込んでスレーブの設定とし、起動させてみた。
すると、確かに起動する。Fedora Core Linux 4 は立ち上がる。しかし、BIOS設定画面では、HDD None などと表示されるし、あとで問題が発生するかも知れない。
そこで、やはりDVD-ROMドライブのほうを何とかしてみることにした。コネクタの47番ピンが、どうもマスター/スレーブを決めているらしい。これが浮いているか、GNDに落ちているかで決まってくるということのようだ。
結局、思い切って、この47番ピンを工具で押し込んでしまった。もう戻すことはできない。

K11_connect

この状態でスロットに装着した。HDDのほうはジャンパを抜いてマスターに戻し、これも装着する。このマシンは、全体をばらさなくてもこういうことができるような設計になっているので、とても楽である。
電源を入れてみると、みごとに起動した。システムからも、ちゃんと見えている。HDDがプライマリマスターでDVD-ROMドライブがプライマリスレーブに設定されたものと思われる。
外観はというと、以下のような具合である。フロントベゼルは、サンドペーパーでかなり削って形を合わせてある。ガンメタリックカラーの筐体にマッチし、なかなかよろしい。

K11

最後に、メモリ。このマシンは、本体に64MBのメモリを積んでいて、別に空きスロットが1つある。このスロットに128MBのメモリモジュールを差した192MBというのがメーカー保証の最大値であって、私が買ったときはその状態であった。
しかし、前述のように、430MX 440MX(誤記訂正)なら256MBまで行けるはずである。ただ、192MBというモジュールがないので、64MB+128MBの192MBというのが最大値とされているということらしい。
256MBのモジュールを差しても、320MBにはならないが256MBまでは認識する、と書かれているサイトもある。ただし、モジュール搭載のメモリチップは選ぶということのようだ。128Mbit品ならばいけることがあるらしい。
そこで、仕事用携帯機であるFMV-670MC3 にささっているメモリを取り外してきて実験してみた。

128bitmemory

このように、この256MBメモリモジュールには、片面8個両面16個のメモリチップが載っている。128x16/8=256である。
この状態で起動したら、なるほど、256MBのメモリ量と認識した。
ただし、これでは、ThinkPadから外した128MBのメモリを仕事用 Lifebook 670MC3 に差さなくてはならない。Lifebook が128MBではダメなので、これについてはやってみただけで、元に戻すことにする。

こんな具合で、この型落ち ThinkPad もだいぶパワーアップできることがわかった。
まあ、CPUがモバイルCeleronの700MHzであるから、Windows XP がサクサク動くというところまでは無理である。でも、Windows2000で仕事用に使うくらいだったら、もう少し手を加えれば十分いけそうである。
2月11日の記事へ続く)

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Comments

興味深く読ませていただきました。深い電子知識を感じます。
私は電子工作の興味はあるのですが、知識が追いつかないので、やって失敗するか、躊躇してやめるかのどちらかが多いのです。
特に、「ドライブ47番ピンを押しこむ」部分では、深い知識と勇気に心の中で拍手を送っていました。すごいですね。

Posted by: 田中 洋 | January 29, 2006 at 07:27

こんにちは。
いえ、そんなに電子技術に詳しいわけではありません。薄型ドライブの47番ピンについても、今回ネットでいろいろ調べて初めて知ったことです。絶縁するか、GNDピンと導通させるか、考えどころだったのですが、結果オーライでした。
で、翌日は、ブック型サブマシンのHDD入れ替えに挑んだのですが、ツール(Acronis Migtate Easy)を買ってきたにもかかわらず、深夜までかかって成功しませんでした。ダメですね。

Posted by: aromatic Kam | January 30, 2006 at 21:44

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