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January 04, 2006

「サウンドロゴ」の著作権

1月4日付け朝日新聞東京本社版夕刊に、「サウンドロゴ」は著作物?と題する記事が載っている。(asahi.comの記事はこちら。地方紙にもいくつか出ているようである。)
住友生命のテレビコマーシャル用に、「すみともせいめい~♪」と歌う短い音楽をつくった作曲家の生方則孝さんが、著作権の存在確認や使用料などを求めて同社を訴えたのだという。
記事には、この「サウンドロゴ」の楽譜が載っている。また、ここのビデオクリップを見ると、最後に、そのサウンドロゴが流れる。
住友生命では、これは漢字4文字の社名を歌っているだけで創造性はないという弁護士の見解をもとに、著作物ではないと考えているとのことである。また、「青春時代」などのヒット曲を持ち、「明治ブルガリアヨーグルト」のサウンドロゴも手がけた(知らなかった!)森田公一さんは、「作曲は短いほど難しい」と話しているそうだ。

さて、この、漢字で4文字、ひらがなで8音、音符7個の「曲」に、著作権があるのかどうか。
私は、あると思う。

この時期、富士フイルムの「お正月を、写そう♪フジカラーで写そう♪」というテレビコマーシャルが流れている。(あれも、古い。フジカラーN100のときから延々と使い続けているモチーフである。)この、「お正月を写そう」の、音符7つか8つの部分の旋律を、他社が使うことは、まず考えられないだろう。誰が聞いても、富士フイルムを思い浮かべるはずである。
とは言うものの。BioreのCMに使われているサウンドロゴは、3音である。久光製薬のCMのサウンドロゴは、4音。
うーん。これくらいだと、そっくり似てしまうこともあるだろうし、違うことばで歌ったときにも、あれとそっくりだ、まねをしたのではないか、と思われるおそれも少ないかも知れない。

そうなってくると、曲としての著作権を認める最小限は、音符6~7個ということになる。
しかし、音符の数の問題だろうか。オリジナリティーを勘案することはできないだろうか。
困った。

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Comments

著作物か否かの判定は以外と難しいです。
定義そのものが「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」ということで明確ではありません。だからこそ親告罪にして裁判で決着を付ける形にしているのです。よってもう少し様子を見てから判断を下すようにしましょう。
生徒にはありのままを話してみようかなと思います。

Posted by: kaifu | January 06, 2006 at 21:55

あ、著作権法違反の罪は、親告罪なんですか。それは知りませんでした。でも、それ、違反する側に、「言われたら対応すればいいだろう」という態度を取らせてしまいますよねえ。
この件、生方則孝さんがご自身のblogに書かれていますが、新聞報道は彼の問題意識を正しくとらえていないようです。私も生徒に話をしてみたいのですが、生徒から妙な反応が出ないように、気をつけて紹介しなくてはならないかな、と考えています。

Posted by: aromatic Kam | January 06, 2006 at 23:21

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