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December 16, 2005

「ポートフォリオ」?

不勉強なのを棚に上げるどころではなく、開き直って強弁するようなものだ、という自覚のもとで。

「ポートフォリオ」という概念が、私にはわからない。

この言葉は、情報科免許取得の現職教員等講習会で始めて聞いた。講師の話の中にに出てきたのであるが、何のことだかわからなかった。
目の前にPCがあり、ネットも使える環境だったので、(失礼ながら)講義を聴いている最中に、検索して調べてみた。すると、これはもともと株式投資の用語であることがわかった。つまり、株式に投資するにあたって、昔のように、個々の銘柄を研究して売買するのではなく、プロである証券会社なり投資コンサルタントなりが、株式銘柄の組み合わせをつくるのだそうだ。いろいろな銘柄の、業績であるとか価格変動のようすなどの特徴をとらえ、それを組み合わせて、こういうパッケージで投資すればうまくいくであろうという、そのようなひとかたまりのことを、ポートフォリオと呼ぶ、ということらしかった。
これは、なるほどそういうことか、と良く分かった。納得できた。

そして、それから3年たつのだが、情報教育の分野で使われる「ポートフォリオ」という用語の意味は、いまだに分からない。
いろいろな要素をとりいれたひとかたまりのことらしい、という程度まではわかる。しかし、それだけならば、何も株式の用語を借りてこなくたってよさそうなものだ。
単なる「ごちゃまぜ箱」を格好良く言っているのか、という気もするのだが、そうすると「ポートフォリオ分析」という用語が、この分野においては意味をなさなくなる。


むかし、学部の講義で、ipso attack というものを習った。これは有機化学の用語であって、ベンゼン環上の置換反応のうち、すでにある(水素以外の)置換基と置き換わる形で新たな置換基が入るという反応である。これを1コマ取り扱った後、先生がこういうことを言った。興味深かったので、よく覚えている。

このようなタイプの反応に、ipso attack という名前がついた。そうすると、名前が付いたことで、そういう反応を研究して論文を出す人が増えてくる。そういうことも、あるのです。

情報教育における「ポートフォリオ」も、そんな程度のものなのかもしれないな。はやってるから、とりあえず、自分も言ってみようという人がいっぱいいると。

などと、不謹慎なことを思っている。
でも、不謹慎で不勉強なのは認めるけれど、私の考えていることも、まったくの的はずれでもないのではないだろうか。


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