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July 27, 2005

化学II教科書比較 続き

このところ、ちょっと時間が取れると、7社の化学IIの教科書を開いては見比べている。
せっかくFlash やPhotoshop、Homepage Builderを覚えてきたのに、復習する時間が取れない。

全ページがフルカラー印刷になっている本が多い。
しかし、だからといって、むやみにカラー写真を入れればいいというものではないだろう。
例えば、衣料の化学の項に、「羊毛」が載っている。ここにヒツジのカラー写真を入れている本がいくつもあるのだが、ヒツジを写真で見せてもらわないと分からないという高校生がいるのだろうか。
こういう部分があると、その面積がムダであるという以上に、紙面全体の緊張感がなくなってしまう。違う言い方をすれば、読んでいて、脱力するのである。
こういうのは、親しみやすい紙面とは言わない。仮にも化学の教科書なんだぞ。

本文の文体は、あたりまえだが、各社ずいぶん違う。
個人的には、三省堂のものが好みだ。わかりやすい文体で、しっかり書いてある。この本は、フルカラーのページが少なく、あとは黒と赤の2色刷りである。余分なイラストや写真が少ないので、文章に割り当てられるスペースが多くなる、ということもあるのだろう。私は、教科書はこれでいいのだと思う。

そろそろ打ち切るか。明日は早起きして、箱根で情報科の問題検討会だ。

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July 26, 2005

HPB研究会

というわけで、研究会を行ってきた。

大船高は、昨年7月の大雨の際、どっちへ下りても水があって進めない陸の孤島状態になったのだそうだ。校長さんが、挨拶でそう言って、出かけて行かれた。生徒は午前中で下校と決まったそうだ。
この状況で、研究会を、どうするか。何となく、私が判断を下す立場になった。
まず、第一段階として、夜の反省会は、中止。決定。
この後は、様子を見ながら、第二段階として実践事例発表中止、第三段階として午後の部を完全に中止、と進めていこう、ということになった。
結局、雨がさほどでもなかったので、全体を少しずつ切りつめて、予定より30分を越えるくらい早めに終了した。中止したプログラムはなかった。

IBMからは、3人の方が交代でお話ししてくださった。加藤さんが、HPB全体の話。飯塚さんが、アクセシビリティーの話。そして、インストラクターの白石さんが、HPB操作の講習。それぞれ、大変ためになった。
実践事例発表のお二人も、しっかりした内容のお話しをしてくださって、参加者の皆さんの参考になった様子だった。

これで、ネット委の今年度の大きな仕事は、ほぼ終わった。
あとは、活動のアクティビティーが下がりきってしまわないように、ときどき委員会を開いて、もう一つくらい研究会をやる相談をしたり、来年に備えていろいろ考えたりしていこう。

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July 25, 2005

Photoshop Elements をお勉強

金曜日に引き続き、慶應湘南藤沢中高で研究会。今日は、Photoshop Elementsである。

これも、MS-DOSからのユーザーには、くせがあって使いにくいソフトだと思う。当たり前にできるはずのことが、なかなかできず、いらいらすることが多い。それで、つい、「花子フォトレタッチ」で必要なことを済ませてから、また戻ってきたりする。隣席に座ったTさんも同様なのだそうで、この感覚は、私だけのものではないようだ。

今日のインストラクターは、宮岸尉子さん。先日までフランスに行って教えていて、帰ってきたところなのだという。会場校の田邊則彦さんによると、宮岸さんは第一級のインストラクターなのだそうだが、しばらく講習を受けていて、なるほどそうだと思った。講習の進み具合に適切に対応してくださるし、背景として持っている知識が深い。凡庸なインストラクターは、決まったシナリオに沿ってしゃべりはするが、そこからちょっと外れたことには全く対応できないものだが、その対極にある感じだった。それに加え、声は明瞭、スピードは適度、中身は分かりやすい。Flashの林拓也さんもそうだったけれど、たいしたものだと感じた。

宮岸さんの話を聞きながら、いつもPhotoshopをつかっていていらいらする点が、いくつか解消された気がする。選択状態でツールを持ち替えるなどという操作は、まず自分では発見できない。隣席のTさんともども、「あ、そうやるのか~」などと言いながら、楽しく勉強してきた。

昼食後、生協の売店へ。Flash MX 2004 エデュケーション版が1本あった。衝動買い。

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July 24, 2005

続・「コンピュータの5大装置」

昨晩の続き。

あれから、さらにWebを検索した。そして、英語のページでも、いわゆる5大装置を日本語の本やページと同じような図で表しているところも、ないわけではないことがわかった。しかし、多くのページでは、それぞれ独自の表し方をしている。
要するに、図は、ノイマン型コンピュータを理解するための助けにすぎないのである。

何のために、コンピュータの5大装置という用語が出てくるのか。それは、ノイマンが考え出したコンピュータの原型と、それがそのまま現代のコンピュータとして発展してきていることを理解するためだ。
ただし、考え方の上での5大装置それぞれと、現代のコンピュータを構成しているパーツとが、そのまま対応するわけではない。だから、その両方をにらみ合わせながら、働きと構造をつかむ必要がある。
そのために、英語のWebページでは、それぞれの作者が工夫して図を描いているわけだ。

しかし、日本の現状はどうなのか。
どの本、どのページにも、同じ様な図が描かれている。データの流れ、制御信号の流れという矢印も非常によく似ている。このところを勉強するにあたっては、この図を覚えなさい、ということになっているかのようだ。
つまり、5大装置の名前と働き、それぞれの関係を表した図、それに信号の流れを、決まった図で覚えることが、コンピュータのハードウェアの勉強となってしまっている。
これでは、全然ダメだ。

お題をもらって教材を一つつくるわけだが。そのままの「5大装置」では、つくりたくなくなってきた。何か仕込みたいが、さて、どうしたものか。

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July 23, 2005

「コンピュータの5大装置」?

昨日覚えてきたFlashをつかって、デジタル教材をつくってみる。
私の担当はハードウェアで、そのうちの、「5大装置」というお題にとりくむ。

制作中、「制御装置」「演算装置」といった用語を英語で何というのか知りたくなって、Webで検索してみた。
しかし、いわゆる5大装置の図が載っているのは日本語のページばかりで、英語のページでは発見できなかった。たとえばここここにある図は、5大装置の図のようでいて、そうではない。

実は、私は5大装置という用語を最近まで知らなかった。そして、それを説明する図を見ても、どうもピンとこない。
コンピュータを理解するのに、こういう考え方は必須なのか、疑問に思う。

ひょっとして、日本では、基本情報の試験などにこういう形で出題されるから、その通りに教えている。…などということはないだろうか?

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July 22, 2005

FLASHを覚える

今日は、慶應SFC中高で研究会であった。FLASHをどう授業に取り入れていくか、というのがその内容。

FLASHは、とっつきにくいソフトである。普通に考えると、自分のWebPageを開いていて、そこに動きのあるコンテンツを作り込みたい、という動機でもないと、手を出す必然性がない。買えば高いし、なかなか、覚える機会がない。

しかし、発表者は、これ一本でいろいろなことができる、こういうソフトも珍しい、と言う。そして、これを使って授業をするネタを、いろいろと披露してくれた。

インストラクターの林拓也さんは、インタラクティブな教材を作っていくための過程を、順を追って例示し、実習させてくれた。
これ、まさに、教材開発委員会のためにあるような例題であった。そのまま、IT図鑑の標準フォーマットになりそうだ。

参加者からは、もっとアニメーションの仕方とか扱ってもらえるのかと思った、という声も聞かれたけれど、私(たち)にとっては、願ってもない研修の機会となった。

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July 21, 2005

教材開発委員会

2日もあけてしまった。

今日は、終業式。そのあと、大清水高にて「教材開発委員会」だった。出席は10名。
12日の記事で、特別委員会の準備会を行ったと書いた。その後、このプロジェクトは応募したものの採択されなかったという結果が出た。今日は、その結果を受け、この会は情報部会内の特別委員会として活動を進めていくことが確認された。

情報科の授業を進めていく上で、生徒に参照させることを主目的としながら、また教員にとっても有益なデジタル資料集。どんなものが欲しいか。出席者それぞれが、大きめのポストイットに項目を書き、それを会議室のパーティション面(を雑巾でふいた)に貼り付けていく。
これを分類して、大きく、「ハードウェアグループ」「ネットワークグループ」「デジタル化グループ」とした。それ以外のものもあったが、それは、第二期工事予定とした。
それぞれのグループのうち、どれをやりたいか。希望を取った。私はハードウェアグループにした。希望者は2人、私と会場校の佐々木さんだけであった。

それぞれのグループで、それなりに形になったもの、あるいは絵コンテ状のものを作って、それを次回に持ち寄る。そして、Web上に載せるためにどんな形で作っていくのかを決め、それぞれのグループで作業に入ることとなった。

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July 18, 2005

.3GP 動画ファイル

携帯で、動画が撮れる。
それは知っていたのだが、その必要もなかったし、第一、ムービーカメラとしての起動方法を知らなかった(カメラ起動ボタン長押しであった)。

で、ちょっと使ってみた。次々と録画していっても、内蔵メモリはなかなかいっぱいにならない。ビットレートはかなり低いようだ。

これを、miniSDメモリカードに移動し、PCに吸い上げる。拡張子は.3GPという、なじみのないものであった。
そのままダブルクリックすると、私の環境ではReal One Playerが起動したが、再生できないというメッセージが出てしまう。関連づけを取っているのなら、何とかして欲しいものだ。
ちょっとネットで調べ、最新版のQuickTimeをダウンロードしてきて、それでやってみる。そうしたら、無事に再生できた。

見ていると、フレームごとの画像の違いが部分的であったりして、差異の量が小さいときは、秒当たりのコマ数が多い。しかし、大きく描き変わるような場面では、コマ数が落ちる。動画というよりは紙芝居に近い感じになる。
こういう扱いで、ビットレートを一定(近く)にしているのだろうか。

大画面で見るには、画素数、フレームレート共に無理のあるフォーマットである。しかし、携帯電話端末のような非力な環境で、それなりのことをやろうとすれば、こういうフォーマットになるのかもしれない。なかなか、面白い。

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July 17, 2005

化学II教科書比較

頼まれ仕事で、「化学II」の教科書を比較検討している。納期が7月末なので、そろそろ、本気でやらないといけない。

このところ、教科書を読むのは、つまらない仕事だった。学習指導要領、教科書検定の締め付けが厳しく、画一的な内容。それに加え、これは文部省からの指導ではなく教科書会社どうしの申し合わせなのだろうと思うが、各社の本のページ数がほぼ同じ、そのうちの色刷りのページ数まで同じ、という状態であった。

ところが。学習指導要領は最低基準であって、それを越えてもよい、ということに(?)なってきているし、また、教科書会社どうしの申し合わせも、なくなったのか、ゆるくなったのか。現行の「化学II」の7冊は、以前に比べれば、ずいぶん差異がある。


東書  本文256ページ、口絵6ページ
大日本 本文212ページ、口絵14ページ(B5)
実教  本文336ページ、口絵6ページ
三省堂 本文296ページ、口絵10ページ
啓林館 本文337ページ、口絵5ページ
数研  本文304ページ、口絵22ページ
第一  本文273ページ、口絵13ページ

B5判の大日本を除くと、最小の東書と最大の啓林館の間には、81ページ、3割の差がある。

全体のページ数だけでなく、もちろん、各項目に割かれているページ数にも大きな違いがある。例えば、新しく入ってきた項目である「医薬品の化学」に配当されているページ数は、2倍の較差がある。

もちろん、教科書の良し悪しは、ページ数だけで決まるものではない。しかし、ある項目が載っているかいないかというのは、選定の大きな基準となる。結局、検定のしばりと出版社の申し合わせがない限り、教科書は、どんどん厚くなっていくのかもしれない。

ところで、教科書の値段というものは、科目が同じなら、各社共通である。
ずいぶん以前に聞いた話だが、化学の場合は、5万部出れば採算が合うラインに価格が設定されていたのだそうだ。今は化学Iと化学IIに分かれているから、化学IIでは、もっと少ない部数に設定されているのだろう。
それにしても、結局、教科書会社の体力勝負になっていくわけだ。

先日の会合で、隣に座った先生が、某社の情報の教科書の執筆者だった。聞くと、あまり売れていないので、改訂ができないのだということであった。その本は、私は信頼感があって好きなのだが、やはり、多色刷りで親しみやすい紙面の本の方が、採択されやすいということなのだろうか。

理科の場合、情報科と違って、しっかり教科書に沿って授業を進めることが多い。何となく今までのように、「どれを選んでも同じだから」と選定するわけにはいかなくなってきている。
こうなると、同僚との意見の調整が、大変になってくるのだが。

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July 16, 2005

過去との互換性

13日の記事、桐で成績処理に、田中先生からコメントをいただいた。桐では、MS-DOS時代からのファンクションキーによる操作と、Windows式のプルダウンメニューからの操作で、同じことができる、とのことである。

そういえば、Lotus 1-2-3(2001が最新版?)でも、スラッシュメニューが残っていたはずだ。
いまでも、Excelで作業をするとき、連番を入れようと思って、つい、「/RF」と打ちたくなる。キーボードからの入力は、慣れれば快適である。マウスを使わなくてはならないオペレーションは、それに比べれば非常に効率の悪いものだ。

ところで、私は、文書作成は一太郎で行っている。例えば、試験問題を作るとき、

 ┌語群──────────────────────┐

といった紙面をつくりたい。これは、罫線機能で、

 ┌────────────────────────┐
 語群

という形をつくっておいてから、

 [Esc]-C-B-(「語」の前で)[Enter]-(「群」の後ろで)[Enter]-]-(「┌」の後ろで)[Enter]

でできる。DOS時代からの、一太郎のエスケープメニューである。しかし、この機能は、私が探ってみた限りでは、Windows式のメニューバーからのプルダウンでは、できないようなのである。
他にも、ページ単位のコピーなど、エスケープメニューからでないとできない(もしくはプルダウンメニューでは非常に深いところにある)機能はいくつかありそうなのだ。

消化試合の授業で生徒に一太郎をさわらせているのだが、表の入った文書をささっと作ってしまう者がいた。聞いてみると、一太郎はまったく始めて使うのだという。これは、一太郎のインターフェースが日本人の組み版的な感覚にやはり合っているためなのか、それとも、この生徒が非常に優秀で柔軟な頭の持ち主であるためなのか。それは不明である。
ただ、成績会議資料を見ていたら、成績優秀者のところに、この生徒の名前があった。

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July 14, 2005

消化試合を楽しむ

期末テスト後の消化試合。

理科だと、出し物的な実験をやって見せたりする。去年の今頃は、1年の化学Iで、テルミット反応を見せていた。見るのは最後の数秒だが、そこまで飽きないように話で引っ張る。そして、シュワーッと反応して、生徒が「おー!」「もういっかーい!」などと言っているうちに、チャイムが鳴って終了、というのが理想の展開だ。

今年は、情報教室で文書デザイン。
いままでずっと、Wordで文書を作ることばかりやってきたから、なるべく違ったものに触れさせたいと思っている。
前回は、テストを返した後、一太郎にちょっと触らせた。罫線の性質の違いを強調したが、伝わったかどうか。

で、今日は、拡張子の話をした。
まず、今まで作ったビジネス文書を、何でも良いからと言って開かせてみる。そして、Wordのwindowの大きさを小さくさせる。そうすると、A4版の文書を小さな窓からのぞいているように表示されることを確かめさせる。
次に、「名前を付けて保存」で、Webページとして保存させる。そうすると、濃い青のWのアイコンがついた文書ファイルが並んでいる中に、薄い青のeのアイコンがついたファイルができる。これをダブルクリックさせると、同じように文書が表示されるが、こんどは、windowの大きさを変えても、ちゃんとその形に合わせて文書が表示される。そして、あらためてタイトルバーに注目させると、「Microsoft Internet Explorer」の文字がある。これは、Wordではなくて、Internet Explorer、ブラウザだ。

「コンピュータは、どうやって、Wordの文書とかWebページのデータとかを見分けて、ちゃんとそのアプリケーションソフトを起動してくれるのだろうか?そう、.docとか.htmという部分を見て、区別するんだね。
ところで君たち、髪の毛にくっつける、「エクステ」ってあるけど、あれはどういう意味だろう?」

「毛でしょ?」

「毛じゃないよ。あのエクステンションっていうのは、髪の毛にくっつけて延長するもの、っていう意味だ。で、この、.docとか.htmは、ファイルの名前にくっつけて伸ばしている部分で、英語ではエクステンションと言います。これを、日本語では、拡張子とよんでいます。」

その上で、用意してきたファイルをいくつか、生徒機のデスクトップに転送。フリー素材の.wavファイル(「今日も元気にパソコンだー!」)、名曲「大星夜92」、これは.mid。それに、.jpgの画像ファイル。そして、それらをダブルクリックさせて、それぞれどんなアプリケーションが関連づけられていて立ち上がってくるか、いろいろといじらせてみる。

「先生、なんか、エラーが出た」

「そう、それじゃ、このマシンは、何かの加減で、拡張子の関連づけが壊れてるんだね。」

こうして、いろいろな性質のデータファイルが、拡張子をつけることで区別されていることを、楽しくわかってもらった…つもりである。

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July 12, 2005

「教育情報」特別委員会

ちゃんと説明することがむずかしいので、概略のみ。
要するに、教育のための実践例や資料をあつめてそれを広く公開し、もって教育の向上をめざす。というプロジェクトがあって、かなりお金も付く。そういうものに、情報部会として応募した。採択されるかどうかわからないのだが、ともかく、準備会を立ち上げて、会合をもってきた。
神奈川総合高にて、18時半から。6名。

はじめは、それぞれのメンバーの思い描くものが違っていて、まとまるのかな、と心配していた。しかし、話し合っているうちに、だんだんと形ができてきた。
これから、情報部会の委員全員に声をかけ、人を募る。

いいものができあがってほしい。何より、自分が授業をするときに助かる。

(7月13日 追記)
この会合を、間辺さんがこんなページにまとめた。すごいプロジェクトに見える(笑)。

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July 11, 2005

来年度の開講科目

気が早いようだが、来年度の選択科目について、生徒の希望を予備調査し、集計がほぼまとまった。

理科関係では、来年度から新しく開講する学校設定科目「生活と化学」が成立、また、ずっと不成立だった「理科基礎」が、ひょっとすると本調査でも成立する数字になるかも知れない。
普通の理科関係では、2・3年共修の物理I、同じく化学II、同じく生物Iが成立。また、3年自選の物理II、生物IIも成立。この部分で、5科目5講座19コマ。
必修の理科は、来年度の募集が6クラスだったとして、化学Iが6クラスと理科総合Bが6クラス。2科目12講座30コマ。
以上、理科の部分で、9科目53コマである。今年度より、2科目4コマの増。

情報科では、2年と3年の文書デザインの選択人数がだいぶ減る様子である。この科目は、他に取る科目がない者を受け入れる性格があるので、それぞれの生徒たちが自分の進路を考えて必要な科目を取るようになってきた、と考えれば、良いことだとも言える。しかし、私は、今年がんばって文書デザインの授業内容をつくっているつもりなので、選択者の減少というのは、ちょっとさみしい。
それでも、他の科目との設定の都合で、2・3年とも2講座ずつにはなるだろう。しかし、TTにしてもらえる基準人数の、1クラス20人には達しない様子である。今年度とは違って、1人で担当しなければならない。したがって、4講座8コマ。
これに、情報Aが6クラスで、理科・情報科の担当分が24コマ。情報Bが1講座2コマ。
以上、情報の部分で、3科目34コマである。今年度より、8コマの減。

合計で、12科目87コマ。これを6人で担当する。平均14.5時間、総合を足して平均16時間あまり。今年度のように非常勤講師を措置してもらうことは、難しそうだ。
しかし、理科や社会は、この科目は誰の担当、というのが割とはっきりしている。そういうことと、教員の学年所属からくる要請をうまく両立させながら、しかも、(勤務校は普通の普通科なんだから)1人5科目6科目の担当ということは避けたい。

来年度の授業科目担当を決めるのは、難航しそうである。

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July 07, 2005

silyultutilyou

タイトルであるが、何のことだか、おわかりになるだろうか。

「文書デザイン」の期末テストを行った。ペーパーテストである。
これは2,3年生の選択授業であって、生徒たちは、1年次で必修の「情報A」をやってきている。それでもまあ、私なりに、コンピュータの扱いを、一応軽く、基本からおさらいした。日本語入力についても一通りは練習し、そのあと、ビジネス文書の作成練習をずっとやってきたわけである。
そういう生徒たちに対して行うペーパーテストで、日本語のローマ字による入力をいくつか出題した。

(1) ディスク (2) ヴォーカル (3) 賜る (4) お姉さん (5) 都筑区 (6) 出張

私の模範解答は、それぞれ、

(1) DHISUKU (2) VO-KARU (3) TAMAWARU (4) ONEESANN (5) TUDUKIKU (6) SYUTTYOU

である。もちろん、これ以外でも、標準状態のMS-IMEで正しく変換できるスペルであれば、○とする。
私はATOK派であるが、こういう問題を採点するときのために、ノート機にはMS-IME 2000も入れてある。これを傍らに置き、実際に生徒の解答を入力してみて、正誤を判断する。

こういうことを初めて行ったのが3年前であった。そのとき、生徒の解答のバリエーションに、非常に驚いた。彼らは携帯電話で文字を入力することに慣れており、その流儀を持ち込んでくる。つまり、ひらがなで1文字ずつ入れる方法を採る。「学校」は、「gakkou」と表される「がっこう」ではなくて、「が」「っ」「こ」「う」と入れたがる。だから、何かというと、

「せんせー、ちいさいって、どうやって入れるの?」

という声が上がることになる。

「そうじゃなくて、次に出てくる子音の文字を重ねて、…」

などと説明してみても、彼らの心には響かない。

さて、今日の問題の(6)である。これを、silyultutilyouと答えた者がいた。ノートパソコンを叩いてみると、ちゃんと「しゅっちょう」と出る。うーむ。
この生徒は、10分間に漢字仮名交じり文を500文字以上打ち込む、トップクラスに力のある生徒なのである。

ちなみに、以下のような問題も出題した。

英数字モード(日本語IMEを切った状態)で、 A を入力したいとき、正しいタイピングではどうしますか。文中の空欄にあてはまる語を語群から選んで番号で答えなさい。(繰り返し使用可)
 「(ア)手の(イ)指で(ウ)キーを押しながら、(エ)手の(オ)指でAキーを押す。」
┌────────────────────────────────────
│(1) 右 (2) 左 (3) 親 (4) 人さし (5) 中 (6) 薬 (7) 小 (8) Shift (9) Space (10) ScrLk
└────────────────────────────────────

答は、(1)(7)(8)(2)(7) (全部合って得点)である。正解者は、92名中19名であった。

なお一層、正しいタイピングの指導に力を注ぐべきなのか、もう仕方ないとあきらめてしまうのか。私は、あきらめたくはないのだが。

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July 06, 2005

4進、16進

神奈川総合高校で研究会。授業実践例の報告を聞く。
みなさん、私が持っていない、それぞれの珠玉を持っている。大いに参考になる。
…しかし、理科の授業実践例を、こんな謙虚な気持ちで聞くことができるだろうか。

そのあと、ネットワーク委員会を開いて、慶應と大船での研究会の役割分担。

そして、今日のメインとも言うべき(ぉぃ)、焼肉を食べながらの反省会となる。
いろいろな話が出たが、間辺さんが、「16進数をどう教えるか」についてこだわり、語っていた。
それに対し、私はいくつか返事をしたのだが、どうもそれは、彼には感興を呼び起こさなかったようである。
でも、何だかもったいないので、ここに書いておく。


  1. 16進ではないが、12進の例。これは、ヤードポンド法や、12ヶ月、干支など、いくつもある。
    で、10月を10、11月を11と表すのではなく、1桁で表さなくてはならないとき。例えば昔の缶詰は、製造年月を表すのに、たしか10月をX、11月をY、12月をZで表していた。この流儀は、いまのパスネットにも受け継がれている。
    ただし、12月で1年という意味では、Zではなくて10としなくてはおかしいので、この話はあくまで1文字で10進法の10以上の数を表すことがある、という例を示すにとどまる。
  2. HTMLでの色の指定。#000000が黒、#FF0000が赤。HTMLを書かせる実習をすれば出てくる。これはもう、そういうものだ、と思わせ、いつのまにかなじんでもらう類の例。
  3. 江戸時代の貨幣単位。4朱=1分、4分=1両。
      1(4) 1朱
      2(4) 2朱
      3(4) 3朱
     10(4) 1分
     11(4) 1分1朱
     20(4) 2分
     33(4) 3分3朱
    100(4) 1両
    10両盗むと首が飛ぶと言われた時代、わざと2朱だけ少なく盗む者がいたという。
    「どうして九両三分二朱」、これは932(4)となる。

    7日朝追記。しょうもない勘違いをしていた。932(4)なんてあるわけがない。2132(4)となるが、何か、話としては面白くない。
    ここで、「分」をとばして16朱=1両で考えれば、16進の例になる。
      1(H) 1朱
      2(H) 2朱
      4(H) 4朱(=1分)
      F(H) 15朱(=3分3朱)
     10(H) 1両(=4分=16朱)
    両の上はないから、あとは10進法になってしまう。「千両箱」など。

だから何だ、と言われると、困るけれど。まあ、4進とか16進の考え方も、ないわけではなくて、昔の人はそれなりに受け入れて使っていたんだよと、それだけの話である。


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July 05, 2005

オリジナルのドキュメントフォルダ

今日は、横浜清陵総合高で、情報部会幹事会があった。
午後3時きっかりから、ノンストップで3時間、議事を進めた。

幹事会には、ネット委からの資料をつくって持って行かなくてはならない。
もちろん、ただ紙だけ持って行けばいいのだけれど、ちょっとおみやげ代わりに、こんなものを作って、資料を挟んで持って行った。

d_folder

これは、いわゆるドキュメントフォルダであるが、表面が白いマット仕上げになっていて、インクジェットプリンタで好きなように印字して使えるものである。
製品名は、三菱化学の「IJオリジナルフォルダー」というものなのだが、Webで検索しても、三菱化学のページ以外には情報がない。おそらく廃番になっているのだろう。ソフマップで、捨て値で売られていたので、何袋か拾い上げて買ってきておいたものである。

幹事会では、それなりに面白がってもらえた。みなさん、他の資料も一緒にこれに挟み込んで、お持ち帰りである。まあ、よかった。

手元には、5枚入りがあと2袋ある。これは、どう使おうか。


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July 04, 2005

ワープロ検定

今日は、期末テスト前日で午前中授業。2,3年生の下校時刻がそろうし、時期も適切なので、ワープロ検定を行った。
2,3年生合計で90名ほどが受講している「文書デザイン」であるが、一学期の後半は、ずっとワープロ検定の模擬問題に取り組んできた。正直なところ、私としては、もっといろいろな別のことをやらせたいのであるが、生徒に授業内容の要望を聞いてみると、検定に受かるような内容を繰り返しやって欲しいという声が多い。それで、10分間のタイピングと、20分間の文書作成練習を、ずっとやってきた。
今日の受検者は35名。欠席なし。特に3年生は、授業の受講者50名中20名が受検している。また、文書デザインを選択していない者も2名いる。
何しろ、生徒たちは、この手の箔付けに弱いというか、好きだというか、大いに励みとしているというか、要するに、良く取り組む。
「先生、この答案、送るんでしょ、国?」
そうじゃないよ。ただの検定団体だよ。これは、免許でもなければ資格でもないって言ってるでしょ。

まあ、それでも、熱心にやろうとしている者をくさすこともないわけで。せっかく来ているのだから、前振りは、サービスを。
「では、あらためて、こんにちは。こんな梅雨空ですが、今日はワープロ検定で、みなさん、大変ご苦労様です。
朝の職員打ち合わせで、この検定のことを言ってあります。希望者で、受検者が35名と言ったら、先生たちの間から、「ほーっ」と声が上がりました。きみたちは、非常に感心な生徒たちだということです。
今日は、この部屋は、いっぱいになっています。いつもと違う席で、知らない人が向かいに座っていたりしますよね。こういうのは、みなさんには、ストレスになるんだろうと思います。ゆったりした会場を用意できなくて、ごめんね。ちょっとがまんして、取り組んでください。
それでは、今日は、みんなで受かりましょう。」

などと言ってやると、生徒たちは、まんざらでもない様子である。
こういうものは、気分のものである。いい気分にしてやることで、打ち込む文字数がたとえ1割でも増えれば、ボーダーライン上の生徒が受かるかも知れない。

行きがかり上、こういう検定の会を設定することになったのだが、同僚にちゃんとお願いしていなかった。ところが、TTを組んでいる同僚2人が、それぞれ忙しい中、駆けつけてくれた。試験問題の配付や回収など、一人でやる覚悟だったのだが、2人が来てくれて、心づもりよりもずっとスムーズに進んだ。

印刷された答案をざっと見た限りでは、おおむねみんな、合格ラインに達している。心配していた者が1人、やはり文字数が足りない様子だったけれど、それ以外は、みんな受かるかも知れない。

学期末の荷物を、ひとつ、片づけた。

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