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March 27, 2005

NTTのPHSサービス終了へ?

いわゆるモバイル接続の手段として、最初は、ポータブルPCにモデムカードを差し込んで、グレーのISDN公衆電話につないでいた。
次に、96年ごろ、NTTパーソナルのPHS端末を買った。当時としては珍しかった折りたたみ式のもので、開いてカバーを外すと、PCカードの形になり、ポータブルPCに差し込んで32Kで通信することができた。
そのうち、キャリア2回線を束ねて使う64Kのサービスが行われるようになり、私も端末を買い替えることにした。このとき、そろそろ「携帯電話」を持ってもいいかと思ってドッチーモを選択し、端末はSH821iとした。それが2000年の秋頃だっただろうか。そのまま、このドッチーモの端末をずっと使ってきている。
ドッチーモというのは、1台の端末で、ムーバとPHSの2波、2番号を使えるものである。私は携帯電話で写真を撮る気はないし、予定管理をするつもりもないし、ましてゲームなどしない。メール機能も、なくても構わないくらいだ。通話とデータ通信に特化したこの端末は、私にはなかなか便利だった。

ところが、NTTがPHSをやめるという話が伝わってきた。
私としては、できれば今の端末を変えたくないのだが、キャリアがなくなってしまうのでは、そうもいかない。

どうしようか、と考えていたところ、おとといの晩の飲み会に、ドコモショップで働いている者がいたから、オレはどうしたらいいんだ、と聞いてみた。もういい加減酔っぱらって聞いていたからはっきり覚えていないのだが、要するに、四月になったら端末を買い替えろ、ということだった。P-inとFOMAと言ってたかな。知人割引がどうのこうのと言っていたような気もする。そして、FOMAはすぐに解約して…と言われたのだが、それでは、P-inだけになってしまって、通話できる端末がなくなってしまう…?

よくわからない。ドコモショップへ行き、彼を呼び出して(ふだんは店頭に出てこない)、もう一度、素面で教えを請わないといけない。

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March 21, 2005

@nifty会員種別変更

ニフティの会員種別を、「アット・ニフティ(旧ニフティサーブ)会員」から、「アット・ニフティ会員」に変更した。

なかなか理解しにくいのだが、パソコン通信サービスを使える会員種別が「アット・ニフティ(旧ニフティサーブ)会員」で、そうではないのが「アット・ニフティ会員」ということのようであった。
それだけの違いなら、今のまま放っておいても構わないのだが、それ以外にも若干の差がある。メール受信時に、迷惑メールを検知して振り分けるサービスが、旧会員のままでは受けられないのだ。
パソコン通信ニフティサーブのメールは、私にとって、唯一の電子メールアカウントであった。しかし、やや遅れて商用ISPができてきたときに、そちらとも契約してアドレスを取ったので、インターネットのメールアドレスとしては、それをずっとメインに使ってきている。その後、ニフティのメールも、パソコン通信のままインターネットとも接続して使えるようになったけれど、結局、うまく使い分けることができずに、ニフティのメールアドレスは予備として維持してきている。だから、読む必要のあるメールはほとんど来ないのだが、迷惑メールは毎日20通ほど届くようになってしまった。これを何とかしたかったのだが、旧会員ではそれができなかった。一方、まだTTYで接続してフォーラムを読み書きする必要はあったので、会員種別の切り替えができないままだった。
それが、この3月末で、パソコン通信上のフォーラムがなくなることになり、私が関わっているフォーラムも、すべてWebに移行した。これで、TTYで接続する必要がなくなったので、やっと、会員種別を切り替えて、迷惑メールのフィルタリングを使うことができるようになった。

これで、気分さっぱり。のはずが、妙なさみしさも感じている。通信ソフトの秀Term Evolutionも、もう起動することはほとんどなくなるだろう。パソコン通信歴10年間、長いことお世話になった。
そして、たまたま一昨日、両親が29年間住んだ住まいから転居したこともあって、気分的に、何やら相乗効果のようなものが生じている。

過去を財産と見るかどうか。私は、どちらかというと過去の経験を大切にするほうだと思う。だからこういう気分にもなるのだが、それはそれ。新年度にむけて準備を進めないといけない。

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March 17, 2005

化学I授業最終回

昨日と今日、担当している1年生の化学I、3クラスで、最後の話をしてきた。
成績の話、提出物返却、教科書などの教材についての指示などを行ったあと、一年間のまとめとして、以下のような話をした。


この「化学I」ですが、これは、これだけで完結した内容をもっている科目ではありません。選択の「化学II」までやって、まあまあ、高校化学として一通りの内容になります。それで、しかも、今年はこの教科書の半分ぐらいまでしかいきませんでしたから、とっても中途半端な内容になってしまいました。化学I、化学IIとやって、大学での化学につながるような内容なんですが、その半分の、さらにまた途中までということで、ここにいる多くの皆さんには、迷惑な内容だったかも知れません。でも、ここは普通科の高校ですから、どうしても、大学進学のことを考えておかないといけないんです。申し訳なかったと思いますけれど、理解してください。
でも、それでは、あんまりですよね。ですから、形式としては、教科書に沿った化学Iをやっていたんですけれど、それ以外に、ぼくは、皆さんに伝えたいことがいっぱいあった。黒板のこっち側(注:左上)から順に化学の内容を書いていって、それは試験に出す内容だよ、と。で、こっち側(注:右半分)に、関連することがらを、こうやっていろいろ落書き書きながら話をしてきたよね、むしろ、そういうことを、みなさんに伝えたかった。化学の専門家になるのではない、普通の市民になっていくみなさんに、身につけておいてもらいたい、知っておいてもらいたいことがいっぱいあった、それを、ここに落書きしながらしゃべってきたんです。
まあ、ぼくは、化学を専門に勉強してきて、いまここで、化学を授業しています。こっち側の人間です。でもね。化学屋は、勝手なことをしてきた部分もあるんです。このあいだ、ある大学の先生と、ちょっと雑談していたんだけど。女性の先生ね。教授だ。出身は有機化学。でね、その先生が、「昔は、無限希釈よーなんて言って、何でも流してたわよね」なんて言うわけ。無限希釈って(注:板書する)、わかる?ビーカーに薬品の残りが入っていて、これは有毒であると。でも、薄めれば、濃度は2分の1、10分の1になっていく。無限に薄めれば、濃度はゼロでしょ。もう毒じゃないと。で、ジャーって、流しに捨てちゃう。地球は無限の大きさがあるって、…いま、みんなは、もうそんな風に習ってきてないよね。地球は有限だよね、薬品をいっぱい捨てれば汚染されるし、資源だっていっぱい使えばなくなる、それが常識になってるよね。でも、30年前は、そうじゃなかったんだ。
それが、変わってきて、今みたいな考え方が常識になってきたっていうのは、いろんな事件なんかが起きて、化学屋じゃない普通の人たちが、声を上げてきたからでしょ。ね。みなさんは、普通の市民になっていく、そして、何か意見を表明する場面になったら、ちゃんと考えて、自分の意見を言ってくれなくちゃいけないんです。そのとき、「わっかりませーん」じゃ困るわけだよ。
みなさんは、これから60年70年と生きていきますね。そうすると、自分で考えて、判断しなくちゃいけない場面がいろいろ出てくると思うんです。そういうとき、「あ、そういえば、高校の理科の時間でこんなこと聞いたな」って思い出して、判断の材料になる、そういうことがらをいくつか、みなさんのなかに残せたら、この90回くらいの授業の目的はね、達せられたんじゃないかな、って思います。
ぼくたちの暮らしは、化学の成果によって、支えられています。あたりまえのようにそこらにあるものは、みんな、化学の力でつくられたものです。化学は、関係ないものじゃない、ぼくたちの暮らしに本当に密接に関係している大事なものなんだと、面白くなかったかも知れないけどね、それは、理解してください。

生徒は素直なもので、最後の話をするよと前置きしてからこんなことを話すと、結構きちんと聞いてくれた。
そのあとで、

もう成績は出してしまったから、変えることはない。で、今度は、君たちが、嘉村を評価して下さい。今後の参考にします。

と言って、いくつかの項目について5段階で評価をつけ、自由記述欄もある評価表を配った。
結果がまとまったら、またここに書いてみようか、と思っている。

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March 16, 2005

RSSリーダー(2)

14日から、gooのRSSリーダーを使ってみている。
特に、キーワードでの情報収集性能が面白く、気に入った。
しかし、これを起動していると、どうもパソコンの調子がよくない。ものすごく重くなるのである。HDDも、カリカリと鳴りっぱなしになる。
Norton System Doctorで見ていると、RSSリーダーを起動したとたんに、残りの物理メモリがほぼゼロになり、ページングファイルが300MBほどにふくれる。ものすごくメモリを食う様子だ。実メモリを使い果たし、スワップに見舞われるので、重くなるようだ。
このマシンは、Pentium4の2.4GHz、メモリは512MB。HDDは7200回転の200GBでDMA。そんなに貧弱なスペックでもないと思うのだが、これでgooのRSSリーダーが実用にならないというのは、どうしたことだろう。
NortonのPersonalFirewallあたりと、何かぶつかっているのだろうか。

別のRSSリーダーも、試してみようかと思う。

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March 14, 2005

RSSリーダー

RSSリーダーを使ってみた。

都立武蔵村山高校の福原先生が、blogに「これはおすすめ!!」と書いていらっしゃるので、どんなものかと、試しにインストールしてみた。いろいろあるようなのだけれど、素直に、お勧めのgooのものにした。
起動してみると、なんとなくメーラー風の、3ペインの画面が立ち上がる。とりあえず、RSSサイトに、いつも巡回している情報科の先生たちのblogを登録する。これで、たしかにちょっと手間は省けるけれど、別にIEやFirefoxでも構わないな、という感じである。
ところが、「キーワード」機能を使ってみたら、なるほど、これはすごい。「情報教育」とか「落語」と入れると、みるみるかっこ内のカウント数が上がる。あとは、気分にまかせて、タイトルをクリックして読んでいけばいい。
楽だし、集まってくる情報の質がそろっている。

これも、情報活用の道具として、授業で紹介できそうだ。
でも、教室でみんなで使ったら、教育委員会ネットワークの回線事情で、まともに動かないかもしれないけれど。

この記事は、福原先生のblogにトラックバックさせていただいている。

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March 12, 2005

教科書購入の個人票

もうすぐ、来年度の教科書販売がある。

教科書は、取り扱い書店が学校へ一日だけ出張してきて販売してくれる。生徒は、自分が来年必要な教科書を、その日に買って帰るわけだ。
しかし、来年度の科目と使用教科書の対照一覧表をつくって配布しただけでは、生徒は、自分が必要なもの間違いなく買って帰ることはできない。全部の情報が載っている表から、自分の選択科目を考えて、必要なものを選び出すことができないものが大勢いるのだ。それを、「こういうことも勉強だ、自分でしっかり買え」と放り出せば、販売窓口が大混乱に陥ってしまうし、来年度の授業にも支障を来す。
そこで、教務部で、生徒ひとりひとりに、それぞれ何を買ったらいいかの個人票をつくることになる。

元データは、科目選択を集計したExcelのシートである。
新3年担当の同僚は、直接Excel内でシートをつくり、マクロで1枚ずつ印刷するようにしたようだ。だが、私は、実はその技を身につけていない。ExcelのマクロとかVBAは、今まで手を出さずにいた部分である。
そこで、Wordの文書をつくって、Excelデータを差し込み印刷しようとした。しかし、これも、すぐにはうまくいかなかった。勉強すれば良いのだろうが、この忙しさで、この際あたらしいことを覚えようか、という取り組みをする余裕がない。

結局、使い慣れた一太郎の差し込み印刷で行くことにした。
まず、Excelの科目選択データ。データベース形式に表を作ってある。これに列をふやして、使用教科書の書名や価格などを入れられるようにする。県から来た教科書データのシートをvlookupで参照して、選択科目データから教科書のデータをつくる。そうしたら、必要な範囲だけcsv形式でファイルに書き出す。これは、書名の部分に県から来たデータを含んでいるのだが、なぜか妙な文字コードがあってエラーを起こすので、秀丸エディタで一括置換して修正する。これで差し込むファイルができた。
一太郎を起動し、書面を作る。必修科目部分は共通だから、書いてしまう。そして、クラス・番号、氏名、選択科目名、その使用教科書名、価格などを入れる部分を、差込枠として作っていく。枠を作ると、その中に「項目1」といった文字が入るが、これはcsvファイルの各行何番目のデータか、に対応していて、とてもわかりやすい。リストで選べる。

これで一応できあがった。あさって学校でプリンタから出力すれば、終わりである。
しかし、レーザープリンタで240枚の文書を出せば、かなりトナーを消費する。トナーは高い。これを節約できないか。
そこで、差し込み項目を空欄としたものを1枚、出力した。これを輪転機にかけ、240枚プリントしよう。それをレーザープリンタにセットし、各人ごとに異なる部分、つまり差し込みデータの部分だけをプリンタから印字すればいい。共通部分の文字色を、モニタで見える程度のごく薄い色にして、印刷は白黒2値を指定すれば良いだろう。

あとは作業だけだ。月曜か火曜に、片づけてしまおう。

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March 11, 2005

Suicaで買い物できず

科学博物館での総合的学習の時間は、無事に終わった。
生徒たちは、おおむね、きちんとしていた。集合時刻は守り、行動もおとなしく、いろいろな展示物をよく見学していた。
が、しかし。私が睡眠時間を削って作ったワークシートに、だれも取り組まなかった。まあ、こんなものがなくてもしっかり見学できるのだったら、それで良いわけである。ワークシートに記入する作業をしに行ったのではないのだから、別に構わないとも言えるのだが。それでも、ねえ…。

帰りに、上野駅構内でうどん屋が目についたので、入ってみる。ここはSuicaで支払いができるらしい。実は、まだ、Suicaで買い物の代金を支払ったことがなかった。ここでやってみようと思い、レジでカードリーダーにSuicaを載せると、おや、様子がおかしい。

このSuicaは使えないんです。このマークがついてるのでないと。
どうして?これ、ペンギンの絵が描いてあるけど、Suicaですよ?
(それには答えず)窓口で無料で交換できますから。

混雑しているレジであれこれ言っても申し訳ないので、現金で代金を払った。

ところで、ちょっと調べてみたら、やはりこの古いSuicaでは買い物ができないようである。知らなかった。Fericaの規格がバージョンアップしたのだろうか。リーダー/ライターでファームのアップとか、できないのかなあ。このペンギンのは、Suica導入記念の初期限定版で、交換したくない。さりとて、複数枚のカードを持っても、保証金を何口も預けることになって、面白くないし。そもそも、ここを読むと、通常デザインではないものは交換しない、と書いてある。(うどん屋のおねえさんの言ったことは、まちがっているようだ。)

今は、通勤にJRを使っていないので、Suicaも以前ほどは使わない。うーん。別に、強いて駅で買い物しようとも思わないし、まだしばらくは、この古ペンギンで行こうかなあ。

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March 09, 2005

幹事会で来年度の計画

今日は、横浜清陵総合高校で、情報部会幹事会。
私は幹事会では書記である。記録を取って、メーリングリストで流すのが役目となっている。でも、今晩は、他の仕事があって、まだ記録をまとめていない。

2005年度の事業計画をおおざっぱにまとめた。当面、5月の研究大会に向けて準備を進めることになるが、それ以外の研究会についてもいくつか話が出た。
ホーム・アンド・アウェイで、今度はこちらの番となる研究会は、6月に予定している。もうだいたいのことを決めないといけないので、無理を言って、横浜清陵総合高校でやらせてもらうことにした。授業公開、事例発表といういつものスタイルである。授業は、必修の情報A・情報Bは午前中に置かれるとのことなので、午後の選択授業になる。5・6時間目相当の時間帯に、情報の授業が並行して行われている木曜日になりそうだ。5時間目と6時間目で、別の授業を見てもらおうということである。今のところ、小島さんと五十嵐さんという内々の含みである。そのあとで、他の都県からのものを交えて事例発表。
京浜急行の南太田から歩いて10分くらいかかるところなので、東京や千葉からは、必ずしもアクセスはよくない。申し訳ないのだけれど、やはり、見ていただくとすれば、それなりのことをやっている学校ということになる。

ということで、東京都や千葉県の先生方、読んでいらっしゃったら、6月のどこかの木曜日になりそうです。都合がつくようでしたら、いらしてください。

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March 07, 2005

ネット委教育委合同反省会

今日は、神奈川総合高校で、情報部会ネットワーク委員会。
情報部会で借りているレンタルサーバやメーリングリストの取り扱いと予算、来年度の研究会予定、部会名簿の作成の具体的手順と経費、などについて話し合った。参加者は6名、ちょっと少なかった。
また、日程が同じだったので、情報教育委員会と会場校を合わせた。終了後、合同で反省会(飲み会)をしようというもくろみである。
こちらは5時すぎに終わったのだが、教育の方は、一斉テストの問題を検討していて、なかなか終わらない様子だった。待ちきれずに、ネットだけで先に飲み始めたが、教育が来たのは1時間以上遅くなってからだった。もう、まじめなんだから。
飲み会は、相変わらず面白く、また有益な情報交換ができた。しかし、そろそろこの顔ぶれもおなじみになってきて、新鮮なネタが出てくることはもうそんなに多くない。他県との交流の方が、そういう意味ではより面白く感じられる。
寒かったので、いきなり熱燗の酒で始めたら、ちょっと酔っぱらってふらふらになってしまった。休憩し、酔いを覚まして帰宅。
明日の、化学IIのテストを確認し、解答用紙をつくった。

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March 05, 2005

ニフティ「パソコン通信」終わり間近

ニフティのパソコン通信サービスのうち、「フォーラム」が3月いっぱいで終了する。メールについてはもう少し残るようだが、いずれにしろ、国内での大手商用パソコン通信サービスが、まもなく終了することになる。

私がニフティサーブに入った頃、通信といえばパソコン通信であった。インターネットの商用接続サービスは、始まったかどうか、という段階で、一般的ではなかった。

いま、残っていたフォーラムも、どんどんWebに移行したり閉鎖したりしている。私が関わっている「化学の広場」は3年前にすでにWebに移行し、なんとか取りつぶされずに残っているが、こういうフォーラムはそんなに多くはないようだ。
私のところの接続環境も、以前とは違っている。もはや、モデムで電話回線を使って…という形ではない。telnet接続のアドレスにつなぐ。通信ソフトはずっと秀タームEvolutionだが、その「電話をかける」メニューからtelnet接続するようになって、もう何年かたっている。以前のように、電話代や接続料金を気にして短時間で巡回を、ということは考えなくていいのだが、巡回する対象が減ってしまっている。あっという間に、「off」コマンドを打っている。

このような接続形式を「TTY」と呼んでいるが、これが「TeleTYpe」の略であることを知ったのは、割と最近のことだった。テレタイプ、つまり、こちらの機械はまったくの端末であり、センターのコンピュータにぶら下がって動作しているということだ。もちろん、それは概念的なもので、実際には通信ソフトが端末をエミュレーションしているわけだけれども。

このような形式で実際につかわれているシステムが消滅することは、何というのか、世の中のいろいろなものが何でもブラックボックスになっていって本質が見えなくなっていっている、その例をまた一つ積みあげてしまうという意味で、教育的でないなあ、と感じる。
例えば放送を受信するのでも、バリコンを回した経験があれば、のちにLC回路を習ったときに、ああなるほど、と理解できるものだ。それを、ただボタンをピッと押してシンセサイザーチューナーに任せているのでは、受信機はどうやって特定の周波数の電磁波をつかまえているのかを理解して面白く思うという経験は、一生得られないかもしれない。
あるいは、NTTが加入電話のパルス回線契約を廃止する日が来たとしたら。トーン回線の発信音を聞いても、電話の仕組みに思いを巡らすことは難しいだろう。

どんどん、ものごとがこうなっていく。人間が、ちょっと注意力を働かせれば理解できた、生活を支える仕組みが、遠のいていく。

何を、パソコン通信が終わるからって大げさな。そうなのだけれど、大きな流れにそって起こっていく、一つの出来事に立ち会っているな、という気はするのである。

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March 04, 2005

きれいにFax出力したい

火・水と2日間の休暇をとった。

その間、Faxで自習課題を学校に送信した。
それには、まず、PCで課題を作り、プリンタで紙に出力する。それを、家庭用Fax機にかけて、電話回線で学校へ送信するわけである。
昨日、出勤したら、そのFax出力紙が職員室の机上に置かれていた。これが、実にきたないもので、がっかりしてしまった。解像度が低く、文字が読みにくい。そこへもってきて、やや傾いて送信されたものだから、表の直線が階段状に印字されていて、見苦しかった。

そもそも、せっかくPCで作っている画面を、一度紙に書き出して、それをまたFaxのCCDで電気信号に変換するというのは無駄な操作である。
こういうときは、PCからFaxモデムを使って学校のFaxに直接送信してしまうのがいい。やってみたことはあり、印字品質も、良好とは言えないまでも、紙を読み込んで送った場合よりはずっときれいに出力されることはわかっている。
ただ、どういう理由からかわからないが、PCでの操作上は正しく相手方のFax機に送信できたように見えていても、実際には送られていなかった、ということが何回もあった。信頼性に欠ける。
また、このごろでは、通信のためにモデムを使わなくなっているので、そのおまけしてのFaxモデム機能も、普通のPCでは使えなくなってしまっている。私のところでも、いまどうしてもFaxモデムで送信しようとすれば、ノート機にPCカードモデムを差して、ということをしなければならない。あれ、そういえば、WinXPの時代になってからは、やったことがないかもしれないなあ。ドライバはあるんだろうか。

せっかく機械や回線が良くなってきているのに、このFax送信だけは、進歩から取り残されてむしろ後退している状況である。
みなさん、きれいなFax送りたいとき、どうされています?

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March 03, 2005

都高情研へおじゃま

今日は、都立立川高校で行われた、都高情研情報活用部会研究会に、神奈川から4人でおじゃましてきた。
私以外の3人は、いずれも大物またはスターである。十分に、神奈川の面目をほどこしてきた。

私は神奈川の教員をずっとやってきて、その組織体系がしみついている。
神奈川では、各高校単位で、教科研究会に原則全教員が加盟する(工業だけ別組織)。公立私立問わずである。そして、各教員は、教科ごとに分かれている部会に1つ所属する。
その組織がどうなっているかというと、例えば理科部会では、部会長1人に、副部会長が4人いる。それぞれ、物理・化学・生物・地学の代表である。その4つのパートそれぞれに、学力テスト委員会・実験実習委員会・研修委員会などの委員会があって、活動している。
情報部会はあとからできたが、先発の部会に習ってのことだろう、情報教育委員会・情報技術委員会・情報ネットワーク委員会と3つの委員会を持ち、それぞれに委員長がいる。また、3委員会出身の副部会長がそれぞれいて、部会長が1人いる。と、こういう形だ。
だから、「部会」というと、それは教科単位の集まりであると、常識として、受け取ってしまう。

そのつもりで、東京都におじゃますると、面食らうことが多くある。
都高情研のなかにある、「情報活用部会」「情報科学部会」「情報社会部会」というのは、こちらで言うと、委員会のレベルに相当するようだ。そして、今日の集まりは「第5回情報活用部会」というものだったけれど、これは、こちらの「第○回情報ネットワーク委員会」に相当する、ということになる。
そうすると、今日は、東京の会議に神奈川から出させていただいて、具体的に来年度の研究会の内容を詰めるのだな、と思っていたら、どうもそういう風でもない。各出席者が提起する課題に対して、みなでコメントする形で話し合っていくスタイルであった。何らかの企画について形を作るのは、もう1段階小さいサイズのチームで行っているのだろうか。

しかし、これはこれで。今日は、別の部会からの参加者もあって、特にオブザーバーというようすでもなく発言していらっしゃったし、出版社の方も見えているし、都立大の生田茂先生も顧問格でおいでになってる。オープンな、良い雰囲気であった。

組織のあり方だけでなく、話の中身も面白くて、とてもためになった半日だった。
このあとの、夜の部の反省会にも、ぜひ行きたかった。でも、まだインフルエンザウィルスをまき散らしているおそれがあるし、体力は回復していないし、雪が降るという話だし、娘のひな祭りのご飯を一緒に、…。
残念だったが、立川駅でお茶を飲んで、今日は帰ってきた。

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March 02, 2005

見ていない手品のタネ明かし

今日も療養休暇である。

外出しないで一日自宅にこもっていたが、熱は下がっているし、さすがにもう寝ているわけではない。たまっている本を読んだりして過ごしている。

「放射線元素物語」のぎへんのほん 井上勝也、松浦辰男(研成社)
読みかけだったものを片づけた。特にどうということはなかった。

「生物学個人授業」岡田節人、南伸坊(新潮社)
これは面白い。岡田さんと南伸坊さんの個性がかみ合って、90年代中盤までの発生生物学を、楽しく読ませてくれる。
私は生物を担当することがあるのだけれど、気がついてみれば、まわりの先生たちや教科書よりも新しいことを話しているんだ、という意識で授業をはじめてから、もう20年たっている。当時、教科書に載っていた「再生の場」といった考え方を、

化学から見れば、これはどうしたって、ある物質の濃度勾配だよ。でも、発生学者は、そういうことを認めないで、「場」だとか「極性」だとか言ってるんだ。

などと斬っていたものだ。しかし、この本を読むと、私がそんなことを教室でしゃべっていた頃、発生学者たちも、そういうことは言わなくなり、ちゃんと化学の言葉で議論できるようになっていたようである。
また、「細胞」という用語をつくったのは、宇田川榕庵なんだそうだ。「舎密開宗」の宇田川榕庵である。へえ。

このあたりは、今度、生物を担当するときには材料にしよう。もっとも、勤務校の理科教諭6名の布陣が、物理0、化学2、生物4、地学0という非常に偏ったものなので、ここにいる限り、生物を持つことはなさそうなのであるが。

ところで、読んでいて、はっと思う部分があった。引用する。

学校の勉強というのは、すでにわかったことを教えられます。今の今まで知らなかったことを、いきなりわかったことにされてしまいます。わからなかったことがわかるのは楽しい。しかし、わかろうともしていなかったことが、いきなりわかったことになっても、あまり楽しくない。
(中略)
イキナリ答として、まるで手品のタネ明しでも聞くように聞く、しかもその手品も見ていないとしたら、そりゃ面白くないのは当然です。

そうなのだ。理科を面白くないと言う生徒たちにしてみれば、まさに、理科というのは見てもいない手品のタネ明かしを解説するもののように感じているのだろう。

こちらとすれば、当然、生徒たちはそれまで生きてきた経験の中でたくさんの問題意識を抱いてきているはずであり、それを教室で順々に解説することで理解できるようにしてやるのは、生徒にとって面白いはずである、という前提で授業に臨んでいる。上の例えで言えば、いつも見せられていながらタネがわからなかった手品の解説、ということになろうか。

それが、そんな手品は見たことないしー、と言われてしまうわけだ。
それではというわけで、演示実験、フルカラーの教科書の写真、板書や身振り手振り、さらには声色を交えての説明、と相成る。(実演嘉村と呼ばれたことがあった。)
ここで、興味を持ってくれれば、解説も面白がってもらうことができる。時間はかかるが、目的は達成される。

しかし、その、遅ればせながらの問題意識醸成活動も、生徒がこちらの提示を受け付けようとしないのでは、まったくどうしようもない。そうすると、次には、こういうことを知っておくとこういう役に立つぞ、とか、テストの点が、成績が、…。という話になってしまう。
不幸な事態である。

このあたり、理科よりも情報科の方が、まだ少し、救いがあるように思う。

君たちのそのケータイだって、液晶が、リチウムイオン電池が、…

などと恩着せがましく言わなくても、ストレートに中身そのものに入れる。生徒たちにとっての「見慣れた手品」がたくさん転がっている。

ところで、来年度は、化学IIもまた担当することになりそうだ。こちらの方は、改めて言われなくても、液晶や二次電池にありがたみを感じている生徒たちに集まってきてもらいたな、と思っている。

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March 01, 2005

「雑誌の広告ポスター作成」は?

インフルエンザにかかった。
土曜日の午前中に医者に行って検査をしてもらったら陰性だったのだが、昨日、具合が悪くて早退し、もう一度医者に行ったら、今度は陽性と出た。タミフルを処方され、仕事を5日間休むように言われた。

今日は、1年の化学が3クラスあった。いずれのクラスも試験前の最後の1時間。問題演習にあてる予定で、プリントを配ってあった。それで、解答を作成して学校へFaxで送信し、同僚に、増す刷りして生徒に配り、自習対応してもらうようにお願いした。

寝ているわけだけれど、眠り続けられるわけではない。いろいろなことを考える。
昨日、医者の待合室で、AERAの1月31日号を読んだ。「モテこそ人生か」という記事が載っていた。雑誌の記事の傾向と売れ具合のことが書いてあった。
私は電車とバスで通勤しているので、毎日、車内の吊り広告を見る。そういえば、このごろ、「モテる」ことを主眼にした記事が目につくような気がする。ここを見ると、あけすけに「モテる」ことを訴求する雑誌がこんなにたくさんあったんだ、とわかる。(3/2追記:このページに出ている雑誌広告のなかで、明らかに書いてあるのは2誌だけですね。)特定の年代、性別、階層を想定読者としてピンポイントでねらって、「モテる」ことを提案し、商業ベースに乗る部数が出るのであるから、何とも、ではある。

ところで、昨年の夏、情報部会の研究会に行った。CG-ARTS協会が行っているデジタルコミュニケーション検定というものがあるが、その実技課題に相当する課題を班に分かれて話し合って作成し、また、それに解答してみる、というものだった。
文教大学を会場として行われていた研究会だったこともあり、私たちの班では、以下のような課題を設定した。未整理なメモである。

【問題】新しく創刊する、コンピュータと教育について考える雑誌の広告を作成する。
1.雑誌の概要
  名称   Bunkyo E-PC
  出版元  文教大学出版会
  特色   コンピュータと情報と教育の問題を、学生・教員・社会一般の三つの角度から考えていく
  想定読者 情報関係の教員、情報教育に関心のある一般社会人
2.創刊号の主な内容
  ・いま、情報教育は!?
  神奈川の先進的な大学・短大、専門学校、高校での教育内容をレポート。
  ・ソフトウェアと情報教育
  ビジネス界で使われているソフトウェアの使い方を教えることは是か非か?
  ・IT関連企業人事担当が求める学生の資質
  資格取得?インターンシップ経験?人柄?
  ・ どうする資格検定
  評価される資格とは。学校はどう対応すべきか!?
  ・創刊号読者特典
  Webサーバディスクスペース10MBを1年間無料で提供
3.広告の概要
  (1)広告媒体  鉄道の車内中吊り広告
  (2)条件    「レンガ造りのキャンパス」をイメージさせるイラストを用いること。
  (3)配色    特に制限は設けない
留意事項
(1)中吊り広告を意識したレイアウトを考える
(2)下から見上げることを考える
(3)一見して何かわかるような文字、内容にする
(4)読みたい、買いたいという気持ちにさせる
(5)主は内容は要約し、短くしてもよい
評価ポイント
(1)http://www.zassi.net/bin/PosRuckFrame.asp のみを参照して特徴をつかみ、作品に反映させよ
(2)重要な情報は見やすい位置にさせる
(3)購買意欲または興味をそそる表現をしているか
(4)表現範囲は適切か
(5)サイズは適切か
(6)配色は適切か
評価の観点
(1)重要な情報は下段・左右に配置しているか
(2)はさまれる上部に余裕があるか
(3)雑誌名が下段にあるか。他の位置にある場合はその意図が
大きさ   B3版(364mm×515mm)、上部40mmは、クリップに挟まれるので大切なことを書くことはできない。


kamura2このとき、使用するツールを制限するような問題としないこと、とされていた。そこで私は、microsoftやadobeなどのメジャーなツールを避け、実習用のマシンにたまたま入っていたOpen Officeの作画ツールで作ってみた。また、班の話し合いの過程で除かれてしまったのだけれど、印刷のインク色数を3色に限定するという条件でやってみたかったので、私はそのようにしてみた(ここでは黒、青、黄土)。それが、これ。
このときのワークショップは、苦しかったけれど、良い経験であった。

この、雑誌の車内中吊り広告をつくるという課題は、なかなか面白いものなのではないかと思っている。実際、一緒にいた、ある総合学科の先生は、早速、彼が担当しているDTPの授業で教材にすると言っていた。
しかし、このときの実習は、情報科の教員の集まりだったから上記のような課題でよかったけれど、生徒にとっては、このままの課題では興味を持って取り組むことはできないかもしれない。

そこで、「モテる」ことを主眼とした雑誌の広告ポスター作成だったらどうだろうか、と考えた。
いや、別に、モテかたを考えろ、という課題でもないし、モテるように努力しろ、と推奨するものでもない。内容の骨格は、恥ずかしながら、こちらが与えるのである。生徒は、材料の大きさと配置、フォント、色づかい、イラストなどを考える。与えられた条件の中で、どのようにすれば読者に訴える画面を作ることができるのか、それが課題なのであるが、その材料について言えば、それは、興味を持てる材料であったほうが、取り組みやすいだろう。

この、「モテる」ための記事満載の雑誌広告をつくるという課題、「文書デザイン」の材料の一つとして、暖めておこうと思う。


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