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January 06, 2005

国立科学博物館新館

国立科学博物館の新館へ行ってきた。
11月に完全にオープンして、12月の何日かまでに15万人が入ったのだという。展示物も、さぞ良いものだろうと期待された。

今日は、プライベートではなく、業務として出張で行ったのである。勤務校では「総合的学習の時間」に力を入れて取り組んでいるのだが、そのメニューの一つに校外で博物館などに行くのがある。各教員が、企画を出して生徒を募集する。実施は3月。私は、国立科学博物館新館に行ってみようというのをやろうと思って、そのための下見に行ってきたわけである。
下見といっても、何をするのか、という話になる。実は、ただ生徒を連れて行って自由に見学させてみたところで、生徒達はどこをどう見たらいいのかわからなくて途方に暮れ、ベンチにすわって時間をつぶすことになってしまうおそれが多分にある。だから、あらかじめこちらでワークシートをつくって、それに鉛筆で書き込んでいきながら見学をすすめることができるよう、お膳立てをしてやらないといけない。そのための下見、資料収集、写真撮影が必要となってくるわけだ。

子供の頃、国立科学博物館はあまり面白いと思わなかった。交通博物館、逓信総合博物館、科学技術館などに先に行っていて、子供なりに、(理科系の)博物館というのはこういうものなのだという認識をもっていた。それから科博へ行ったのだが、どうも違和感があった。そこにあるのは、昔の生物の遺骸ばかり。科学の成果もなければ現代の技術もない。フーコーの振り子が真鍮のオモリを倒していくのが興味深かった以外は、なんだこれ、という感じで、繰り返し行きたいとは思わなかった。
それが、今日行ってみて、まったく違うコンセプトの博物館に生まれ変わっているのに、目を見張った。ただありがたい展示物が置いてあるのではなく、体験型になっている。地上の植物の姿がつくってあって、しゃがむと、地下の根の様子が見える。動滑車の説明の後、つり下げられたイスに座って、チェーンを引いて自分自身を持ち上げてみる。光の三原色を投光して混ぜ合わせてみる。などなど。もちろんコンピュータも使い、階層的なメニューで、知りたいことを見ていくことができる。
個人で行ったのならただ楽しんでくればいいけれど、これをワークシートにしようというわけだから、頭を使う。自分だって知らないことがたくさんあるし、整理してプリントとして生徒に提示できるだろうか。下見の教員用の相談カウンターもあって、そこで、「興味の持ち方がいろいろな生徒がいるだろうから、見学メニューもいくつか用意した方が良い」という示唆を受けたりしたものだから、「これは理工系」「これは自然史系」「これは動物系」「この写真の、ここのところを穴にして埋めさせよう…」と考え考え、写真を撮る。けっこう、疲れた。

科学博物館のサイトの、教員向けページに、こんな事が書いてある。
 3.マナーの指導をお願いします
 4.博物館の中でも先生が指導者です

そうか。生徒を送り込んだら、あとは博物館側に完全にお任せ、自分は知りませんよ。という教員がたくさんいて、困っているということだな。うーん。
事前指導の時間が1時間あるから、しっかり話をしておかなくては。


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