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January 14, 2005

古本の前所有者

こんなタイトルだが、カテゴリを情報教育としている。

先日買ってきた、"Practical Programming in Tcl and Tk" だが、これは例によって古本屋で買ってきたものだ。
これ、中に伝票がはさまっていた。前の所有者が amazon.com で買ったときの、注文控えである。アメリカからの発送であったようで、送り先の住所氏名までローマ字で書いてある。住所は、その古本屋の近所である。
ローマ字の名前を、適当に漢字にして、Googleで検索してみたら、ある程度の数がヒットした。情報科学関係の学会発表プログラムがいくつもあったから、当たりであったようだ。大手電機会社の、ソフトウェア技術者の方である。
その方の所属、住所、氏名、購入物と伝票番号が、かなりの確かさで、わかってしまった。これだけですぐに悪用されるレベルではないだろうが、このご時世である。いささか不注意であるとのそしりを免れないかもしれない。

もっとも、うんと年月が経ってしまえば、こういう情報の意味は変わってくる。
以前の同僚で、私と同じ年齢だが、碩学と呼んでいい人がいる。古いものが好きで、木版刷りの、和漢の書籍をかなり所蔵している。その中に、大塩平八郎旧蔵の本が一冊ある。手にとって見せてもらったが、私にはわからない。でも、彼はそうだと言う。
その証拠は、蔵書印である。「大塩平八郎」としてあるわけではない。だから、私には判断がつかないのだが、彼に言わせると、そこに押してある蔵書印の文字は、大塩の雅号なのだという。大塩が行動を起こすときに、蔵を開いて資金に換えたものであろうか。

彼の影響で、私も篆刻刀で蔵書印を彫り、一時は購入した本にべたべた押していた。そのような本が仮に後世に伝わったところで、私の素性を探り当てて喜ぶような者もいなかろうし、そちらの方は別段心配ない。しかし、こうして本がどんどん増えるから、処分することはたびたびある。つまらないものを一緒にくっつけて売り払ったりすることのないよう、気をつけないといけないなと思う。


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