November 28, 2009

テスト前補習

まもなく定期テストである。同じ期間であるが、1・2年生は後期中間、3年生は後期期末(学年末)テストという扱いになっている。
3年は10月に後期中間を行っている。これに対し、1・2年は9月始めに前期期末を行って以来の定期テストであって、3ヶ月分の学習内容がその範囲となる。

1年化学Iは、溶液の濃度・化学反応と熱・酸と塩基の反応という内容になり、これは、テスト前にちょっと復習をと思っても容易にこなせる量ではない。
こうなってしまうことは分かっているので、私たちも、いくらかの対策はとってきている。切りの良いところで小テストやプリント提出を課し、内容の定着をはかってきた。そして、最後の酸と塩基の部分については、休日補習を行うことにした。

補習は今日。午前中に120分である。生徒に告知したのは昨日であって、不親切なのは分かっていたが、調整の上のことでやむを得なかった。使用する教材プリントを配布して、プリントを持っていって自習しても良いし話を聞きに来てもいいよと案内。対象とするレベルは、「副教材の問題集に自力で取り組めない状態の者」とし、問題集演習の補習はまた別にやるから、今回は基礎レベルで、とした。

2クラス80人に声をかけたところ、集まってきたのは他クラスからのお客さんを含んで32名。盛況であることは企画した者として嬉しいが、基礎からまったく分からないと自認する生徒がこんなにいるのは困った事態でもある。
それでも、暖かな秋の日の、土曜日の午前中というのはコンディションがよい。生徒たちも、今日はこれだけのためにわざわざ出てきているのであるからモチベーションが高いし、こちらも2時間を全力でやれる。
場所は、いつもの第二化学実験室。

教材プリント(紙)・電子黒板・書画カメラ・プロジェクター・パソコン・従来の黒板。
一太郎、花子、パワーポイント、IE、その他による資料。

電子黒板に問題を投影し、生徒を順に指名して、解いていく。私が赤字で書き込む解答を、生徒は自分のプリントに書き写していく。
こういう、手書きされる文字をあらためて自分で筆記するという作業。理系の問題を理解しながら解いていくときには、この時間の流れの速さがちょうどよく、必要なものなのだと思う。これは、時間割に組まれた3年化学の授業をこの部屋でやるようになって3年目の、実感である。

平常授業の3コマに相当する時間を使って、教室の授業では省略しているステップの説明や問題演習を行うことができた。生徒たちも、まずまず、理解が進んだ様子である。
手当てできなかった、反応と熱の部分についても、プリント作成と補習を求められる。こういう反応は嬉しいが、時間が取れるかどうか。

質問に対応するなどして、教室を閉めたのが1時前であった。

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November 24, 2009

CSSを勉強する

この一ヶ月間、何をしていたのかというと、それはいろいろとあるわけであるが。
Web方面では、CSSをすこし勉強していた。

HTMLのソースにずらずらと全部書いてしまうのはよろしくなくて、「内容」と「見え方」を分離して記述するべきである、ということになってきた。
それに、私の場合は100ページに及ぶ授業支援ページの管理という実際上の必要もあって、CSSの書き換えをあれこれとやっていたのである。

困るのは、記述の解釈がIEとFireFoxとでかなり違うこと。そこを吸収するための試行錯誤に、もっとも時間を食われる。結局、IDで指定される要素の配置をを絶対座標で書くことになるのだが、これは昨今のチームで行われるWebページ制作の場面においても好都合なのだろうと思う。

試験範囲のページは書き終わり、生徒に告知した。あとは活用してもらうのを待つばかりである。

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October 18, 2009

演習プリントのデザイン

自作の演習プリント。配布し、一斉にスタートである。定期テストに準ずる重みをもつもので、生徒たちは一生懸命に取り組んでいる。
プリントの紙面はB4横置きで、いわゆる袋とじのレイアウトにしてある。左側に問題文、右側に解答欄がつくってあって、切り離しても使えるのだが、今回はそのままの形で記入、回収する。

明治以来の、南側に採光の窓があって生徒は机を西に向けて着席し、西側の壁面に黒板がある教室である。生徒たちの机上には左から光が差す。私のプリントも、紙面左側の文字を読みながら、右側に記入するスタイルであって、使いやすく作ったつもりであった。
ところが。

黒板前に立って生徒たちの様子を見ている。順調に進んでいるのだが、問題文の上に左手が乗っている生徒がいた。
そう、左利きの生徒だっていたのである。解答を記入するごとに、問題文の一部が見えなくなる。彼らには、このプリントは、まったくもって使いにくい困った代物であるだろう。

「では、終わりにしましょう。ところで、ごめんね、…いや、何がって、このプリントは全然ユニバーサルデザインになっていませんでした。ぼくは右利きで、自分で書きやすいように作ったんだけど、左利きの人には使いにくかったですね、いま見ていてはじめて気がつきました。今後は気をつけようと思います」

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October 13, 2009

今どきのマシンを検討しようか

インフルエンザ流行のため、勤務校はしばらく学校閉鎖となっていた。学級閉鎖・学年閉鎖ののちの学校閉鎖で、妙にきちんと順序をふんでのことであった。

学校閉鎖解除の直後にオープンスクールがあった。在校の生徒と来場者が接触することを避ける意味で、予定されていた授業見学と部活動体験を行わず、教員による説明会だけの内容で行うことになった。
このイベントは私の所属グループの担当であり、そこで映写する学校紹介ビデオの編集作成は私の仕事である。生徒の生き生きとした様子を直接見てもらえないのならばせめてビデオと思い、昨年までのものを使い回すのをやめて新しい内容をたくさん入れた今年度版をあらたに作ることにした。

実は、今後のビデオ編集はこれでやろうと思って用意しておいたマシンがあったのである。リースアップの経年品ながらそこそこの力があるだろうと期待して入手した、富士通のC620という省スペース機である。Pentium4の2.8GHzであり、これに2GBのメモリと500GBのHDDを積んで、Photoshop Elements 7 と Premiere Elements 7 を買って入れておいたのであった。

ところが、実際に編集をはじめてみると、Premiere Elements がなかなか思うように動いてくれない。吐き出すAVIファイルをTMPGencでmpegにすると画像が真っ黒になったが、これはネット上の情報で何とかできた。しかし、「システムメモリが不足」だとかいうメッセージののちにプログラム自体が落ちたり、エンコード中にフリーズしたりというエラーはどうしようもない。
ネット上の情報に、「連続したメモリ領域が確保できないと…」などというものがあった。これ、モトローラCPUの頃のマッキントッシュの話でもあるまいし、と思う。インテル系では、Windows3.1直前のDOS5のときに、ハイメモリ領域にデバイスドライバを追い出すのに config.sys に書く順番を考えた、などという懐かしい話以外には聞いたことがない。メモリ管理をOS任せにできずにユーザが考えなくてはならないなんて、Adobeのソフトはそういうものなのだろうか?
とにかく、今回のビデオについては、何とかだましだまし作ることはできた(23分)。でも、ちょっと他のビデオを編集してみたら、こちらは完成させることができなかった(約45分)。

私と同じように苦労している人は多いようだ。その一方で、64bit環境でメモリを6Gとか8G積んでいれば何事もなくちゃんと動く、という報告もある。

ここは、最低動作環境をちゃんと書かないAdobeを責めてもしかたのないことと割り切り、「今どきの」マシンを用意するべきなのかな、と思う。Core i7 というCPUが1年前に出ていることを初めて知ったが、メインストリーム向け最新CPUの Core i5 あたりでもよさそうだ。そういうことを研究するきっかけとなったと考えることにする。
今これを打っているマシンは、6年前に組んだPentium4の2.4GHzである。普段使いには不足はないが、もう、そろそろ。

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September 28, 2009

藍銅鉱(炭酸塩鉱物)

炎色反応を示す(と期待される)鉱物、その2。

Azurite

銅を含む鉱物である。それだけなら、別に孔雀石でもいいのだが、こちらの方が生徒の目を引く鮮やかさをもっていると思う。
組成式は Cu3(OH)2(CO3)2 である。孔雀石の Cu2CO3(OH)2 と似ているが違う。この2種類の鉱物はいっしょに産出することがしばしばあり、両方が入っている標本もよく目にする。
英語では azurite である。見たままの名前。

これはまた、塩基性塩の例と見ることもできる。酸性塩がいろいろとあるのに対し塩基性塩は重要な化合物が少ないのだが、鉱物としては、この藍銅鉱、孔雀石などいくつかあるようだ。
教室で生徒に見せる予定。現実から遊離した観念上の化学にならないために。

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September 23, 2009

有名人の出身校?

20日の日曜日の話。

休日出勤して職員室にいたら、電話がかかってきた。新聞社からである。それを取った職員から、ちょっと頼む、と受話器が私に回ってきた。
要するに、海外の音楽コンクールで優勝した人がいて、その出身校がおたくであるようだがそれでよいか、また出身地が○○市であることの確認をしてくれ、ということであった。
そんなことには、当節、答えられるわけがない。管理職が出勤していないのでお答えできません、連休明けにまたお問い合わせ下さい、という返事になる。しかし、向こうは引き下がらない。

「ですから、ご本人が、出身校を公表していらっしゃるか、あるいは公表して欲しくないとお考えか。そういう情報も、いまここで私たちは持ち合わせておりません。Wikipediaには出ているようですが、私たちは、お答えできません。出身地などは、もちろん、お答えできません。」

だいたい、○○市出身だとすれば、その当時は学区制があったわけだから、学区外の8%枠で入ったか横浜市に住民票を移していたか、あるいは一家転住していたかという話になる。それに答えろと?
それに、出身と言っても、卒業したのかどうかということもある。中退や転出なのか、卒業なのか。私たちが「出身」だと言えば、それは卒業生台帳に載っていることを意味する。安易に返事ができることがらではない。

相手は、やっとあきらめた。ただし、私の名前はしっかり聞かれた。漢字まで確認されたので、

「嘉手納基地の嘉です。」

と答えたら通じた。このあたりは、さすが新聞記者ではある。
このあと、居合わせた職員と、勤務校の同窓会名簿を調べた。

23日未明現在、当該の新聞社のページには、勤務校の名前が出ている。昨日までに、教頭か副校長にでも確認を取ったのだろうか。

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September 21, 2009

書店消滅二題

豊田書房

夏休みの話。

久しぶりに神田の古書店街を歩き、そして本当に久しぶりに、神保町交差点の西側まで行ってみた。
目当ての本屋が、…あれ、…ない。豊田書房が廃業していたのであった。

この店には、高校生の頃から立ち寄っていたはずである。しかし、秋葉原を歩くときもそうなのだが、私は街の中の店を、歩く流れの中で意識するので、あまり店の名前を気にしない。
「豊田書房」という名前を覚えたのは、大学一年のときに落研の先輩に連れてこられ、「ここには落語の本がたくさんあるんだ」と教えられてからである。それが1978年。それ以来30年、ずっと気にしてきた店なのであった。買った本は、まあ、10冊かそこらなのだけれども。
ネットを検索してみると、昨年の12月に廃業していたらしい。少なくとも8ヶ月以上、ご無沙汰していたのである。とても、通っていたとは言えない。それでも、何とも、何とも残念で。しばらく、店名の文字が取り外された外壁をながめていた。

Toyodasyobo

これは、その直後に行ってみたときの様子。わずかの間に、新しい店が入って営業を始めていた。


有隣堂ランドマークプラザ店

これは昨日(19日)のこと。

勤務を終えてから、横浜駅で東横線に乗らずにみなとみらい方面へ散歩に行くことがときどきある。コースは決まっていて、PC DEPOTの横浜本店(開店時に比べ面積が半分くらいになっている)を見て、ランドマークプラザへ行き有隣堂を一回りする。それからあたりをながめながらみなとみらい駅へ降りて、電車に乗って帰ってくるというルートである。
その道を歩き、ランドマークプラザの5階までエスカレーターで上がったら、有隣堂がなくなって別の本屋が入っていた。

ここにあった有隣堂ランドマークプラザ店は、開店当初は、間口の右半分が洋書、左半分が和書という棚配置になっていた。横浜の文化に寄与するのだという店側のコメントが何かに出ていたのを覚えている。化学やコンピュータの専門書も充実しており、よくこんなものまで置いてあるなと感じる本がたくさんあった。金額と保管スペースの両面で買えない本を、申し訳ないけれども、よく立ち読みで見せてもらっていた。
それが、棚の配置換えがあるたびに洋書のスペースが減ってゆき、このごろでは一番奥の一角だけになっていて、もう、ここへ来れば…という感じではなくなっていた。
そして、閉店である。

新しく入った店には、ペーパーバックの棚が2列あった。これでも頑張っているのだろうとは思うが、専門書は置いていない。

この散歩コースを歩く頻度は、これからは低下することになるだろう。

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September 17, 2009

採択されなかった

8月3日付けエントリで、「化学と教育」誌に新実験を提案する原稿を投稿したと書いた。
その原稿であるが、本日、返却されてきた。掲載不可、却下であった。

理由は、先行する研究との違いが明確でなく、化学的独創性は認められない、というものであった。なかなか厳しい。

「化学的独創性」が薄いのは、言われてみればそうである。私の原稿の眼目は、効果の高い演示実験を、忙しい教員の手間暇を削減しながら確実に実施する方法を提案するというところにあったので、そこが評価されないのであれば、この結果はやむをえない。

この原稿の著作権は、これで、私に返ってきた。別件の話に使いたいなと思う。

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