新型インフルエンザ
日曜日。部活顧問を兼ねての出勤である。
明日からの保護者面談の資料を作ろうと職員室に入ったら、出勤している職員がちょっと多い。雰囲気も変だ。
「何か、あったんですか?」
「新型インフルらしい」
来たか。
午後、新型と確定した。
Imさんがいないので、これは私の仕事である。管理職に申し出て文書データをもらい、公式ページを書きかえた。学年閉鎖を告知するのである。電話連絡の時代ではない。
明日、効果を聞いてみようと思っている。
日曜日。部活顧問を兼ねての出勤である。
明日からの保護者面談の資料を作ろうと職員室に入ったら、出勤している職員がちょっと多い。雰囲気も変だ。
「何か、あったんですか?」
「新型インフルらしい」
来たか。
午後、新型と確定した。
Imさんがいないので、これは私の仕事である。管理職に申し出て文書データをもらい、公式ページを書きかえた。学年閉鎖を告知するのである。電話連絡の時代ではない。
明日、効果を聞いてみようと思っている。
東急電鉄各線が時刻改正された。
これに合わせ、各駅に掲出されている時刻表も、新しいものに替えられている。
今回は、時刻の数字が変わっただけではなくて、列車種別を示す色づかいが大きく変更された。

これは東横線武蔵小杉の下り時刻表である。富士通ColorDoctor2.0で変換してある。左上がオリジナル、右上が第一色覚(赤)、左下が第二色覚(緑)、右下が第三色覚(青)の人の見え方をシミュレートしたものである。
この線には、各駅停車の他に、伝統的に赤色で示されてきた急行と緑色の日比谷線直通電車があった。そこへ、近年になって特急と通勤特急という種別が増えている。もともと赤と緑の区別というのが配慮を要するものであったところへ、特急の識別色としてオレンジ色を導入したので、色覚バリアフリー的には好ましくない状況である。
これは、車両や駅ホームの案内装置に三色LEDを用いたドットマトリックスの文字表示をしていて、それが表示できる色が赤・緑・オレンジであることから、この三色を列車種別の区別にあてはめているということに関連し、仕方ないとも言える。そのため、時刻表だけ色を変えると案内面での統一性を欠いてしまい、わかりやすさに支障を来す。なかなか簡単ではないのである。
そして、今回の新しい時刻表を見てみる。多数派の「健常者」には、何だかごちゃごちゃした感じがするのだが、これはよく配慮されたものであることがわかる。
つまり、急行が赤文字で日比谷線直通が緑文字という基本は動かさない。その代わりに、急行にはオレンジの太いストライクスルーの線が入れられた。オレンジは優等列車のイメージであり、一般の利用者にも違和感がない。これに対し、日比谷線は緑の文字に黒いアンダーラインが入れられた。
特急には、優等を表すオレンジの背景色が入る。これでわかるので、文字は黒である。ここで文字が赤だと、コントラスト比が小さく、判読しにくくなる。
そして、それぞれの文字は、背景色と接する縁の部分が白色で縁取られている。これは視認性を上げる効果がある。
しばらく前に、相鉄が快速の色を緑から青に変えた。東急は動かないなと思っていたのだが、こういう方策で来た。なかなか良いのではないかと思っている。
化学IIの実験。観点別評価があるので、レポートを書かせなくてはならない。
今回の題材は、「化学反応式と物質量・気体の体積」である。金属マグネシウムと塩酸の反応で水素を発生させ、マグネシウムの質量から計算される水素の体積と実測値を比較するというもので、特に見るべき所のない平凡な内容とも言える。
ただし、以下のような点について曖昧にせずしっかり取り扱うことで、生徒たちにとって十分歯ごたえのあるものとした。

特に、副尺の扱いについて。
私たちの年代の者は、中学校の技術家庭科で、ノギスやマイクロメーターの扱いを習い、そのときに副尺(バーニヤ)の読み方を身につけている。しかし、おそらく現在の30歳くらいより若い人は、そうではない。技術家庭科の内容が男女共修のものとなり、また技術分野もコンピュータ関係の時間が増えてきているので、もはや復活は望めないだろう。その一方で、大学の理系学部では、副尺を用いて値を読み取ることは、当然ながら必須の技量である。ならば、これは普通科高校で扱わざるを得ない。本当ならば国民的素養であると言いたいのだが、せめて、理系大学進学者には…。(工業高校ではもちろんやっている。)
部活と行事に燃え、そのあとの受験は塾や予備校にペースを作ってもらって最短コースで得点力を付けて乗り越えようという者もいる。そのような生徒には、こうした泥臭い実習は、あまり歓迎ではなかろうと思う。
でも、ね。こういうことを経験しておくことは、きっと、何かのときの力になる。
それより何より、面白いでしょ、こういう実習。そう思わないか?
今年度、理科総合Bを2クラス担当している。
専門ではないが、地質学・地形学は好きで本も少々読んでいる。かつて地学IBを4単位持ったことがあってその教材研究の蓄積があるし、理科総合Bの2単位ならば、楽しくやれると思っている。
化学でも地学でもそうだが、本筋の話を一直線では、速すぎるしつまらない。適度に足踏みをしながらあたりをながめるようなことをする。
昨日、マグマと火成岩を扱った。
たまたま、「溶岩」と板書したので、ふと思いついてアア溶岩とパホイホイ溶岩の区別とその語源の話をした。
これに関する私の知識は、かつて県立教育センターで行われた理科の研修会で得たものである。講師は、かつてニフティサーブにあった『教育実践フォーラム・理科の部屋』でおなじみの研究者であった。(以下に記す事項が私の記憶違いであったらご迷惑をかけるおそれがあるので、お名前は記さない。)
つまり、アア溶岩のアアとは、ハワイ語の擬態語ないし擬声語である。溶岩の表面が固化しながら内部が液状のために地表を流動するとき、日本語であれば「パリパリ」とか「ガサガサ」という音を立て、表面が割れてささくれ立ちながら流動するのだが、これをハワイ現地語では「ア・ア…」と表現するので、アア溶岩とよぶ。パホイホイ溶岩は表面が固まっていなくて流動が速く、「パホイホイ」と進む。……。
このように、昨日の授業で話した。
ところが、上にはWikipediaへのリンクがはってあるが、これ以外の多くのページでも、私が上に記したようなものとは全然違う解説が書かれている。「アア」は、溶岩の上を歩いたときの熱さや痛みから「アア」と声が出るから、というのが多いし、「パホイホイ」はそもそも「滑らかな」とか「縄状の」という意味なのだという。
さて。月曜日の授業までに、訂正するなら訂正する用意をしたいが。これから横浜市立中央図書館にでも行ってくるか?
(追記)
図書館には行けなかったが、ハワイ語の辞書サイトを見つけた。
アア
パホイホイ
アアは炎や燃焼を表すようあり、パホイホイは平滑なということであるらしい。
休日出勤。軽音楽部の責任顧問でというのが書類上の名目になるが、その他にいくつかの団体の顧問を兼ねている。私の担当HRクラスもそのうちの一つ。
はじめての文化祭にクラス展を出すにあたり、第一希望の飲食店参加が企画書段階で落とされた(抽選ではなく内容による選考が行われる)。しょんぼりしていた生徒たちであるが、新しくイベントでの参加を構想し、その企画書は合格となった。
文化祭は今度の土日であり、今日はその準備のために多くの生徒が登校してきた。教員の指示を仰いで行動するという生徒たちではないから、私はその準備をしている場所にいても、手持ちぶさたどころかむしろ場違いな感じである。
そこで、一人の生徒に、5分だけ時間をくれないかと言って、職員室へ呼んだ。遅れていた個人面談を開始することにしたのである。
休日の職員室は、面談には好適である。生徒にとっては先生ときちんと話をするのだという雰囲気があるし、他の職員の目が届いてるのだけれども声が聞こえる距離にはいない。だから、気兼ねなく話ができる。
どの生徒とも、いろいろと話すことがあり、5分か10分のつもりが一人平均で20分を越えたのではなかったかと思う。
10時ごろからはじめて、昼食休憩をはさみ17時まで。準備の生徒は17時までに退出しなければならない(運営委パトロール班に見つかるとペナルティが科される)ので、順に呼び出しての面談もここまでである。
済んだのは、17名。これでも、最後まで残っていた生徒たちの中にまだ話すことができなかった者が3名いた。
ずいぶんと仕事をしたように思うが、余計な気をつかうことがなかったせいか、さほどの疲れは感じていない。
生徒たちを送り出し、もう一仕事と思って、物理室を開け、Web用に水素の原子スペクトルを撮影した。
16日(土)、全公立展と称するイベントが行われた。
会場はみなとみらいのパシフィコ横浜である。昨年までの反省を生かしたものか、来場者の滞留するバッファとして大きな一区画が確保され、誘導・警備も(駆り出された教員ではなく)プロが行っていたようだ。
この行事に対して意見はいろいろあるのだが、今年も行われると決まった以上は恥ずかしいものは出せない。私は担当として、ちょっとだけがんばってみた。
各校、3m×3mの区画が割り当てられている。パネルの高さは2.7m。そこへ、それぞれ工夫して(好き勝手に)展示をしろということである。
私は、きちんと読んでもらうことのできる展示物を、読みやすくかつまとまりのあるレイアウトで貼り出したいと考えた。正攻法である。
メインの背景カラーはパネル色の白になるだろう。そこへ、テーマのカラーとして、緑に囲まれた勤務校のイメージとして緑色。アクセントカラーはバーミリオンとプルシャンブルーを使おう。
そのような意図のもとに、全日制の部分をつくった。また、定時制の展示物も同じブースに納めて貼るのだが、あくまで一つの学校にある2つの課程であるから、通学路『だらだら坂』の風景の裁ち切りを作って、枠として囲もう。
これらのものをカラー出力したい。勤務校には幅広のロール紙に出力するプリンタはないから、A3の紙に分割して出力し、それを手作業でつなぎ合わせることになる。
配布するチラシの制作も、私の仕事。印刷は別のメンバーにお願いし、1万枚以上を用意した。

そして、このようにできあがった。
それでも、完全に一人で作ったわけではないから、他の担当のものも一緒に貼ることになる。色づかいについてはいささか不本意なところがあるが、仕方ないか。
来場者は、けっこう、展示物の前で立ち止まり、読んでくれた。校名の名札をかけてそこに立っていると、質問を受けるから、誠心誠意、対応する。(ステージがうるさいなあ!)
美術科の同僚から、他校と比べても上品な展示になったと言われた。まず、一安心である。
新型インフルエンザがどんどん広まっている。
今現在、大阪府では中学校と高校の全てを臨時休業とすることになったと報道されている。神奈川でも、もはや時間の問題なのかも知れない。
生徒たちがネット上に書いているものを読むと、試験前なのに勉強がすすまない、わからない、大変だ。というのが多い。もしここで中間テスト延期などということになれば、とりあえず天恵のように受け取り喜ぶだろう。
しかし、そんなことでは済まない。
例えばこのページを見ると、感染者が出た山手学院が、サッカーのインターハイ予選で不戦敗になっていることがわかる。制度的なものか自粛なのかは私は知らない。そして、この試合までで引退する3年生は多いのである。最後の試合が。
また、昨年はしかでしばらく臨時休校となった私立高校の校長さんに聞いたのだが、そのあと夏休みを削って授業日数を確保したりと、それは大変な思いをしたとのことであった。
時間の問題、そうなのかもしれないけれども。大流行が来ないことを、切に願う。
情報部会テスト委員会。横須賀市立横須賀総合高校にて。
さきごろ行われた、08年度完成テストと09年度新入生テストの結果検討が主な内容であった。
平均点は、今までよりも下がっていて、新入生テストではほぼ50点である。問題が難しくなってきているのだが、新入生テストはすべて4択式であり、この形式でこの程度の点数になるように、作問する側でも手慣れてきたと言える。
いつもの通り、正答率が特に高い問題、また正答率が低く正しいものよりも誤ったものが選ばれた率が高い問題について、検討していく。その際、参加校の教員から寄せられた批評のコメントも大いに参考になる。
全般に、「情報と社会」の分野では正答率が高い。中学校の授業では、こういうところをしっかり取り扱っていることが伺われる。これに対し、「情報通信ネットワーク」「マルチメディア」の部分はおしなべて正答率が低い。教わっていないからできないのが当たり前だ、ではなくて、高校の情報科では今度はこちらの分野をきちんと教える必要があることを示す結果である、ととらえたい。
見ていく中で、この結果は、うーん、困ったなあ。という声が上がるところがある。例えば、「検索サイトで一覧の上の方に表示されるサイトは信頼性が高い」と思っている者がたいへん多い、という事実。東京の佐藤さんのブログに「調べ学習ではなく見つけ学習になっている」という指摘があったが、画面に提示される情報を無批判に受け入れてしまっている生徒の姿が目に浮かぶようだ。
詳しい検討結果は、5月29日の情報部会研究大会で発表される。
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